高妻山 戸隠キャンプ場からピストン

2021.09.12(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:27

距離

12.2km

のぼり

1466m

くだり

1466m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 27
休憩時間
33
距離
12.2 km
のぼり / くだり
1466 / 1466 m

活動詳細

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ちょうど1年前に、この道を通った夜ではありませんが、 蟻の塔渡りで「(滑りにくい岩質だし、ガスで下が見えないし)大して怖くないな」と写真を撮影したところ、 落下防止用のストラップが壊れ、新型iPhoneを西側斜面の遥か彼方に落下させてしまい、 早くも残債10万円を背負ってしまうという悲しい思い出のある戸隠へ再びやって来ました。 今、残債いくらなんだろ?調べると悲しくなるからやめとこ。。。 今年こそは「戸隠そばと、戸隠神社中社に寄って帰るぞ」という強い意気込みで臨みましたが、 高妻山の前にそんな気持ちは木っ端微塵に粉砕され、そそくさと家路につくことになってしまいました。 もう何が凄いのって密度、強度が凄いのなんの。。。 急登、登り返し、岩登り、悪路と脚を休めるところがほぼありません。 五地蔵山までは昨年の戸隠山と同じ高さのところまで、違う尾根から登るだけので、急登、直登は想定内。 湿った土、木の根階段、眺望なしも想定内。 そこから細かい登り返しを繰り返しながら、高妻山まで結構な時間を歩くのも想定内。 最後の登りで岩場の急登があるのも想定内。 想定CT通り歩けているので、遅れてもないし、急いでもないし、ゆっくり登っているだけ。 翌日の疲労も同じレベルのコースと変わらない。 そう、全て想定内なのに、それ以上に辛さを感じるのが高妻山なのです。 昨年、戸隠山に登った時に一不動から沢を通ってキャンプ場へ降るルートを歩きましたが、 このルートが濡れるわ、滑りそうだわで、それまでの岩場、鎖場以上に注意が必要だった為、 「そうか高妻山に登る時はまたここに来るんだな。二度と通らない。絶対もう一つのルートをピストンしてやる」と誓いました。 にもかかわらず、気を抜いて前の女性に付いて行ったら、沢登りコースに向かってしまい20分のロス。 それでも弥勒尾根(YAMAP登りCT=135分)の方が、一不動への沢沿いのルート(150分)より安全で楽なことを、 みんなに教えてあげようと言う気持ちで登りましたが、高妻山全体の辛さからしたら、どっちのコースで登ろうが目糞鼻糞、 どうでもよいことだと悟りました。 なんなんすかこの破壊力。 登り甲斐のある素晴らしい山です。 猛暑日に登った日には途中撤退しかねないレベル。 私もロングコースの日帰り経験はそこそこありますが、メンタル的には黒戸尾根、早月尾根に匹敵するくらいの辛さがあります。 精神的疲労と山頂の眺望が素晴らしくてまったりしたこともあり、そばと神社なんてどうでもよくなりました。 とにかく無事下山出来ればよいと。 私の活動記録は6時間30分(登り3時間、降り2時間30分、休憩40分、ルート間違いロス20分)といったところでしたが、 鍛えていない方だと休憩含めて9、10時間見ておいた方が良いと思います。 2、3日歩けなくなるくらいの覚悟を持って挑んでください。 単独で自分が予想した時間通りで、一度も転ばずに帰って来て、翌日大した疲労も残らなければ、上級者レベル。 これから黒戸尾根、早月尾根、塩見岳、笠ヶ岳あたりに日帰りで挑戦しようとしている方への登竜門としては最適だと思います。

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