活動データ
タイム
05:11
距離
8.4km
上り
694m
下り
693m
活動詳細
すべて見る滋賀県第2峰、金糞岳。もちろん知ってはいましたが、未踏の山でした。 7月に岩籠山に登った時に、伊吹山と金糞岳と横山岳がキレイに並んでいるのを眺めたんです。三者三様の姿ですが、どの山も存在感が素晴らしい。これは金糞岳に登らなきゃ!そう思いました。 しかし大きなネックになるのがその距離。とにかく遠いんです!金糞岳は滋賀県の北東部、長浜市にあり岐阜県との県境の山です。ざっくりしたイメージで言えば、近畿地方の北東隅にある山といったところでしょうか。 車移動での自宅からの距離は片道137km。んー、やっぱりちょっと遠いな…片道100kmくらいなら何の苦にもならないんですが、137kmはさすがに遠い。 ですが調べてみると、それほど時間がかからないことが判明!*\(^o^)/*目一杯高速道路を使えば2時間30分ほどで着くみたいです。これなら経費削減のため第二京阪をパスして、京滋バイパス〜名神〜北陸だけでも、それほど時間は変わらないでしょう。 全然行けるじゃん! ところが山はと言うと、クマとマムシの情報しか入って来ない!(>_<)夏場にはヒル情報もチラホラ…(~_~;) 季節がよくなってから行こう…そう思ってストックすることにしました。 そして9月!朝晩は涼しく、日中も爽やかな日が多くなってきました(^^)ということで、満を持して金糞岳に行ってみようと思います!☆ 北陸道を長浜ICで降り、長浜の市街地を抜けて山に向かう。鳥越林道は山道ですのでカーブも多いですが、比較的道幅もあって離合に苦労するようなことはありません。ただ拳大の落石がたくさん散らばっているので、避けながら走るのがちょっと面倒ですね(^_^;) 今日は連状口の登山口から金糞岳〜白倉岳をピストンする予定です。 5:25、林道沿いの連状口の駐車場に到着です。もちろん一番乗り(^^)砂利の駐車スペースには6〜7台が止められそうです。 この駐車地は連状台という高台になっていて、展望は抜群です。眼下に長浜の街と広大な琵琶湖を眺めることができます。今日は薄っすらとガスがかかっていて霞んで見えたんですけど、空気が澄んでいたら素晴らしい景色だと思います。 準備をして6:00に出発。登山口は駐車場の目の前、林道を渡った所です。 天気は曇り。ただ薄日も差しています。雨の心配はありません。風はないものの気温は低い。涼しいです(^^) 登山道に入ると、すぐに訝しさを感じる。 なんて辛気臭い登山道なんだろー?(ー ー;) まず道が狭い!それに草がボーボーに生い茂っていて邪魔だし薄暗い。昨日雨が降ったからだろうか?木々も地面もじっとりと濡れている。滑って歩き辛い。展望はもちろん全くありません。それにクモの巣が多い!後続の皆さんが歩きやすいように、クモの巣はちゃんと払っておきましたよ!ほとんど顔で(^_^;)もう顔も頭もクモの巣だらけです…(~_~;) 先にお伝えしておきましょう!金糞岳まではほとんどがこのような辛気臭い道です。クマとマムシとヒルが怖くて、余計に疑心暗鬼になってしまいます。 金糞岳までの道中で展望があるのは、山頂の手前に少し開けた所があるだけです。ここからは東側の山並みを眺めることができます。 急坂、急登というものはほとんどありません。アップダウンも緩やかです。ですが道が辛気臭過ぎて、精神的には結構参ります(~_~;) 出発してからおよそ30分でP1081、小朝頭に到着です。通りすがりの小ピークです。展望は全くありません。 さらに10分でP1073、大朝頭に到着ですが、ここも通りすがりの小ピーク。もちろん展望はありません。 ほどなく分岐があります。右に下れば鳥越林道沿いの大朝口の登山口に下りることができます。真っ直ぐ金糞岳を目指します。 分岐からおよそ45分、出発してからおよそ1時間30分で金糞岳山頂に到着*\(^o^)/* それほど広くはない小広場ですが、休憩するには充分な広さです。周囲は背の高い笹に囲まれていて、展望はききません。ブンブン虫が飛び交っていますが、悪さをしてくるような虫はいないようです。羽アリが多い。 薄日が差しています。暑さは感じません。少し休憩してから白倉岳へ向かうことにしましょう。 さあ、ここからがメインイベント!この金糞岳から白倉岳への縦走路は語れますよー!(^_^;) この縦走路のミソは、今日のルートの中で最も良い部分と、最も悪い部分が混在しているということ。 まずは良い部分→とにかくめちゃめちゃ展望がいい!開けた稜線からは東から南にかけての景色が一望できます。存在感抜群の伊吹山から伊吹山地の山並み。長浜の街と広大な琵琶湖。振り返って金糞岳も重厚ですね(^^) 今日はちょっと霞んでますが、晴れていたら最高でしょう! 時折東から北側も望めます。福井の方の山並みも勇壮です。三国岳の方かな?今日は遠望が利きませんが、白山なんかも見えるそうです。さらに条件がよければ御嶽山も!そんな景色が拝めたら、一発で金糞岳の虜になること受け合いです!☆ あとここは花が多いですね。ホツツジはお祭り状態!アキノキリンソウも多いです。オトギリソウもたくさん咲いてます☆ では悪い部分→とにかく薮が深い!(>_<) ただでさえ道が狭いのに、背丈より高い笹が道に覆い被さるように生い茂っている。笹の少ない所でも、下草や灌木が道を覆い隠す。さらに問題なのは葉っぱという葉っぱがたっぷりと水滴を纏っているということ! なんとかポールで薮を押し分けて進もうとしますが、避けられるわけもなく、全身に水飛沫を浴びる始末。気がついた時にはすでに全身びしょ濡れ…(~_~;) さらに下半身に含んだ水が、ソックスに滲みて、それが靴の中にどんどん侵入してくる。靴の中もグシュグシュの水浸しです(>_<) こんな時に限って、用意した着替えを玄関先に置き忘れてしまった!(T-T) ザックもびしょ濡れだし、腰から下げていたタオルはたっぷりと水を含んで搾れるほど。 これはマイッタ!(>_<) 金糞岳から白倉岳まで、藪漕ぎに苦しんでおよそ40分。 白倉岳山頂は飛び回る虫たちが一斉に纏わりついてきたので、逃げるようにUターン!金糞岳まではおよそ35分でした。 金糞岳山頂で食事休憩をしてから下山開始。 水を含んで滑りやすくなった斜面を慎重に下りて行きます。 大朝口への分岐まで来たところで、しばし思案。。。 ピストンする予定でしたが、あの辛気臭い登山道をもう一度歩くのは面倒です。それに全身びしょ濡れだし…大朝口へ下りて鳥越林道を歩いて下ったほうが、服が乾くんじゃないかな? というわけで、急遽予定変更!大朝口へ下りて鳥越林道を歩いて連状台へ戻ることにします(^^) 分岐からおよそ5分で大朝口です。ここにも林道沿いに駐車スペースがあります。連状台よりはちょっと広めかな? あとはのんびりと林道を歩きます。 時折展望もありますし、路傍には花も多いです。長い林道歩きですが、飽きることはありません。 およそ40分の林道歩きで、無事に連状台に戻ることができました(^^) さて、金糞岳ですが…これは正直評価の難しい山ですね。おそらく季節や天候によって、かなり印象が変わる山なのではないでしょうか? はっきり言って登山口から金糞岳までのルートに面白みはありません。この山の醍醐味はやはり縦走部分でしょうね。 今日は薄曇りで薄っすらとガスもあったので、展望もベストとは言えませんが、これが青空で空気がクリアなら、どれほど素晴らしいかと想像してしまいます。 この区間を気持ちよく歩くことができれば、この山は充分に楽しめると思います。それほど素晴らしい稜線歩きです。ただ笹藪だけはいただけませんが… 最後に…久しぶりに近江ちゃんぽん亭の豚そばブラックを食べようと思って、名神多賀SAに寄ったんです。 勇んで店に行ってみると…なんと豚そばブラックがメニューから無くなっていました!(ToT) SAのイートインとは思えない、通常店と何ら変わることのないクオリティ…特にスープが絶品で大好きだったのに… とりあえずノーマルの豚そばをいただく。唐辛子のペーストがトッピングされていて、豚肉にチョイと唐辛子をつけて頬張る。これが白飯のススムこと、ススムこと!(^_^;) なんやかんやで美味しくいただきました。ごちそうさまでしたm(_ _)m さあ、いよいよ来週の日月は待望の連休です!私にとっては、おそらく今年最後の連休。 今年は大雨でお盆の連休を棒に振ったので、なんとか少しでも遠出したいですね。できることなら白山か恵那山に行きたいと思っています。 頼む!晴れてくれ!
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