活動データ
タイム
08:11
距離
20.4km
のぼり
1339m
くだり
1340m
活動詳細
すべて見る多摩川水源の山として、50年前から気になっていた山域だが、目立たず交通不便なため後回しになってきた。コロナ禍で車で山へ行くようになってやっと実現した山行である。また、日帰りという制約があるので、当初は笠取山往復という構想もあったが、やはり距離が長くて帰りが日没になりそうだったので、分割することにした。前回、石保戸山から鳥小屋分岐、白沢峠までを歩いたので、今回は柳沢の頭から倉掛山経由白沢峠までを稜線通しに歩き、帰りは笠取林道を辿って、時間に余裕があれば鈴庫山に寄ることとした。この区間の笠取林道は、もうすっかり自然の中に帰ったようで、普通の山道になっている。そして、昔のガイドブックには伐採地云々と書かれていた所もすっかり樹木が成長し、豊かな水源涵養林となっている。倉掛山を巻いていく道は、谷筋に入る毎に苔むした石に覆われた下から清冽な水が豊かに流れ出ていた。稜線から標高差50~100mでこれだけの水量が湧き出ているのはすごいことだと感じた。 ●三窪高原とあるけど、つつじの季節はそれなりに高原の雰囲気があるのかもしれないが、それ以外は広い尾根が続いているだけの印象。それでも雰囲気は悪くない。 ●板橋峠には30年くらい前にバイクできたことがあるけど、当時は変わった人物が住んでいると言われ、訳の分からない施設があって(モトクロバイクの練習場みたいな感じだった。)水源林の裏側がそんなことになっていることに強烈な違和感を感じたが、今は太陽発電のパネルが一面に広がり、これまた違和感を感じた。時代の要請とはいえ、何もこんな山の上に作ることはない。自然破壊の極みだし、山崩れが起きないか、水源涵養機能が衰えないか心配になる。ここまで車道を整備してしまったからこんなものができるんじゃないかな。今は舗装されているけど、昔は砂利道だった。そして、峠から笠取への道も今のような厳重な柵はなく、オフロードのバイクや四駆車が入り込んでいたようで、地肌が露出し、轍もはっきりついていた。小生も少し走ってみたけど技術的に未熟だったので、すぐに引き返した。今の草木に埋もれた様子が、隔世の感を感じる。 ●倉掛山山頂は、勢いで歩いていて通り過ぎてしまった。笠取山への指導標のある所から逆方向に少し行った所が三角点のある山頂らしい。 ●笠取林道(昔は斉木〔開設者らしい〕林道とも言っていた)は、平坦だけれど尾根や谷を回り込むので距離が長くなる。また、単調でピッチもあがらない。結局尾根を歩き通した方が早かった。(コースタイム参照) ●笠取林道入口には、「熊が出没するので、人も立入禁止」とか書いてあったけど、上の方には何とも書いてなかった。要するに部外者を立ち入らせたくないんだろうけど、電池パネルの設置業者はこの道を使って出入りしている。なんか釈然としない。 ★コースタイム:柳沢峠7:00→柳沢の頭7:26→ハンゼの頭7:40→板橋峠8:21/8:31→絵図小屋山9:20→倉掛山9:35→白沢峠10:10/10:39→板橋峠12:37/12:45→1675mピーク13:08/13:26→鈴庫山分岐13:34→鈴庫山14:08/14:17→林道への分岐点14:41→林道入口15:03→柳沢峠15:07
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