東之川からスタートし、菖蒲峠(しょうぶとうげ)経由で瓶ヶ森へ。 万人にやさしい瓶ヶ森林道(UFOライン)からのルートが菩薩の微笑みならば、菖蒲峠経由のこのルートでは、金剛蔵王菩薩の雄々しい姿が露わになる。 急坂やトラバースに苦戦した後の氷見二千石原は、格別に美しい。 【ルート詳細】 ◯東之川→菖蒲峠→瓶ヶ森 (片道:距離6.8km、累積標高差1,400m) 北側からぐるりと、主尾根に沿って瓶ヶ森へとまわり込むので、UFOラインとは反対側(裏側)から西黒森を眺めることができる。 1600ピークを過ぎたあたりから展望良好。 (※末尾に資料写真あり) 瓶ヶ森林道(UFOライン)開通前からある従来ルートの中でも、さらにコアなルートかもしれない。 東之川駐車場からさらに奥、林道を東へ進んだところに登山口あり。 各所に標識と赤テープあり。 一部、道筋がわかりにくいところがあるため、注意深く赤テープを探す必要がある。 東之川から菖蒲峠までの間が斜度が高め、その後も急坂あり。なめらかズルズル系の急坂で、積雪期やくだりで滑りやすそう。 細かい注意箇所については、写真のコメントと、YAMAP地図上のフィールドメモ・つぶやきをご参照ください。 ★誤って2回ルートを外れて引き返しました。当日記の軌跡を使うときはご注意ください。 ◯東之川〜瓶ヶ森(旧道ルート) 新道は崩落により通行不可のため、誤って進入しないよう分岐では注意。 少しボコボコ、一部にザレてズルズルする箇所あり、浅い沢渡りもあるが、問題なく歩ける。 全体的にやや斜度あり。 一部、道筋が見分けにくい箇所あるが、赤テープを探せば何とかなる。 【虫】 東之川駐車場でウェルカムアブがいたけど、道中はほぼなし。 数匹ブンブンしていたのみで、ハッカ油と虫除けスプレーで防御可能なレベル。 【Special Thanks】 このルートは最近、除草作業していただいています。 おかげさまで、笹漕ぎ・藪漕ぎをすることなく、また足元の踏み抜きの危険もなく、安全に登ることができました。 本当にありがとうございます。
青い矢印のルート。 復路は時計回りでいつもの東之川(旧道)ルートをくだった。
①そこそこ林道が続きます。 菖蒲峠からは扇山登山口へと続く林道もあるため、分岐に注意です。 ②林道と登山道が何度か交錯しています。詳しくは写真コメントをご覧ください。 ③YAMAP起動中のGPS軌跡が東側にズレるけど大丈夫です。道の場所が変わったのか不明ですが、ちゃんと道が続いています。
[東之川登山口] 駐車場ではアブ10〜20匹くらいの歓迎。 ウェルカムアブ。 エンジン止めてしばらくしたら解散してくれた。
[東之川登山口] いつもの登山口からさらに林道を奥へ。
[登山口] ここが登山口。 「迂回路」の看板が目印。 旧道ルートの迂回路としての位置付けらしい。 東之川・西之川でよく見る、石造りの壁と階段。
[東之川→菖蒲峠] 登り方向では右手へ(=東へ)曲がります。 真っ直ぐ進む階段に惑わされないよう注意。 赤青テープがサインなんやね。
[東之川→菖蒲峠] 家(の跡)見てイエーイ。 (クンちゃん作)
[東之川→菖蒲峠] 今日はこの赤青テープをたどって行く。
[東之川→菖蒲峠] これを渡るのが正解。 このへん、ちょっとわかりにくかった。
[東之川→菖蒲峠] このへんもちょっとわかりにくかった。 谷になってるとこが道です(←日本語おかしいな…)
[東之川→菖蒲峠] 菖蒲峠までは全体的にちょっと急な感じ。
[東之川→菖蒲峠] 森の中に分け入っていく。
[東之川→菖蒲峠] 木がスカスカで道がわかりにくいので、テープを探しながら歩く。 けっこう直登だった。
[菖蒲峠] 菖蒲峠きたー!!! ズルズル急坂にやられてぐったり。 ずりずり滑るから体力消耗する。
[菖蒲峠] 誤って真逆の林道に進んでしまった。 急坂でぐったりしてぼんやり進むとこうなる。道迷いの典型例です。
[菖蒲峠] この標識の左奥を進むのが正解。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] しばらく林道。 歩きやすい。ありがたやー。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] ガレガレっ。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] 林道をショートカットして登山道へ入るとこ。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] 目印はこのトリコロールカラーのリボン。 めっちゃかわいい。 これ見て元気出たよ、ありがとう!
[菖蒲峠→瓶ヶ森] ふたたびショートカット登山道へ。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] こんな感じでショートカットする。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] みたびショートカット登山道へ。 さりげなく標識あり。 石鎚山系でお馴染みの赤・白標識を見るとほっとする。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] 気持ちのいい笹の道。 笹漕ぎしなくていいのでササササっと進める。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] 道筋がわかりにくかった場所。 目を凝らしてリボンを探す。 この赤リボンが決め手となる目印だった。 命のリボンありがとう。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] ザレザレっ。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] 今日は各所でリボンを探しながら歩いた。 白く光る石をたどるヘンゼルとグレーテルのように。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] 斜面を横切る道が続く。 道幅が狭く、斜面が迫っているうえに笹でズルズル滑りやすい。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] 笹漕ぎしなくていいって本当にありがたい!
[菖蒲峠→瓶ヶ森] ロープ張られてる。 UFOライン(瓶ヶ森林道)から登ってきた人が誤って進入しないようにするためかな? なんせ林道ルートと比べたら、なかなかハードな道になっちゃうから。
[菖蒲峠→瓶ヶ森] ちょうど1週間前と同じ場所なんだけど、心持ちがやはりちょっと違う。 曇っていても美しい。
[瓶ヶ森(女山)山頂] ほっこら〜。 はぁ、やれやれほっこら。
[瓶ヶ森(女山)山頂] 笹の青さが沁みる。
[瓶ヶ森(女山)山頂] 今日は曇ってるので、ちょっとフィルタかけちゃいました。
[瓶ヶ森→東之川:復路] 帰りはお馴染みの東之川(旧道)ルート。 「かめが森」って平仮名にすると急に可愛くなる。
[瓶ヶ森→東之川:復路] 石鎚山も雲の中。
[瓶ヶ森→東之川:復路] こっちのルートも、ややボコ。
[瓶ヶ森→東之川:復路] つづら折りの道なので、何度か小川を渉る。
[瓶ヶ森→東之川:復路] 霞にけぶる山も好き。 特にこういう道ならなおのこと。
[瓶ヶ森→東之川:復路] こっちのルートも笹がなくて歩きやすい! 草刈り・笹刈りありがとう!!!
[瓶ヶ森→東之川:復路] ちょいガレ。 普通に歩けます。
[瓶ヶ森→東之川:復路] 歩きやすいとは言い難いけど、そんなに苦労する路面でもない感じ。ほぼこの雰囲気。
[瓶ヶ森→東之川:復路] よく写真で見るやつ。 ちょこっとガレ。ひとくちサイズ。
[瓶ヶ森→東之川:復路] こっちも狭くて歩きにくいトラバースあり。
[瓶ヶ森→東之川:復路] 木の橋はキをつけて歩きましょう。 (クンちゃん作)
[瓶ヶ森→東之川:復路] お馴染み石階段。 あとちょっとで登山口だ!って嬉しくなる。
[瓶ヶ森→東之川:復路] 人間界に戻ってきた。
シコクフウロ(四国風露) =イヨフウロ(伊予風露)
リンドウ寄せ植え風
アケボノソウ(曙草) めっちゃかわいい。
アケボノソウ(曙草) こんな可憐な花があるなんて! 一目惚れした。
たぶんヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) 石鎚山でも見たやつ。 これもかわいいね。
たぶんシコクブシ(四国附子) トリカブトの仲間。
レイジンソウ(伶人草)。 このトリカブト系の花たちがたくさん。かわいい。 (渓と山と海さん、名前教えてくれてありがとうございます!!)
[資料] 先日、このルートに行った友人から写真をもらったので、ルート資料として載せます。 (以下おちわくん撮影)
ニノ岳かな? 他のルートからは見られない光景。 次は晴れの日に登ってこれを見たい。
裏からの西黒森も見たいなー。
また登ろや。