活動データ
タイム
04:52
距離
12.1km
のぼり
1127m
くだり
1127m
活動詳細
すべて見る■アクセス 仙台駅より電車で約1時間、 面白山高原駅下車 ■天気 ☔️ ■活動日記 9月に入り、気温がぐっと下がってきた。夏が終わったと言う事は秋が来た訳で、山では秋もあっという間に終わり、東北の登山適期はあと2ヶ月もすれば終わってしまう。 次に目指す100名山は大朝日岳を予定。天気が良ければ今週にでもアタックしたかったがあいにくの天気で中止。しかし登られた方のYAMAP日記を見るとなかなか険しそう。せめて今週は電車で行ける里山でトレーニングをしようと、昨年5月以来の面白山を登ることにした。ただ同じルートで登っても面白山なのに面白くない。そこで面白山高原駅から天童高原キャンプ場を経由して登る周回コースで計画を立てた。 面白山高原へ向かう電車の車窓からは霧状の雨が降りしきる。(大丈夫!あのトンネルを抜ければ雨は止んでいるはずだ!) が、駅に到着しても雨は降っていた。 7時15分登山開始。カモシカコースの登山口を素通りし、(カモシカコースは「現在通行止め」の看板が有り)天童高原行きの登山口から入山。序盤からなかなかの登りごたえ。キャンプ場手前で僅かに日が射した。これはもしや晴れるか?しかし期待に反して、その後天気は良くなるどころか悪化の一途であった。てんくらAは一体なんだったんだ!と、てんくらに文句を言ったところでしようがない。一層のこと、このミストのような雨を満喫しようじゃないか。 風で気が揺れるー 「サァーッ」 「サヤサヤサヤサヤ」 「ピタッ!」 滴が葉や帽子に落ちる音が心地良い。確かに雨でしか聞こえない山の音楽しい。 小雨のうちは良かったが、歩みを進めるうちに、雨足が強くなった。 「ザァザァー!!」 しかも風が強いのか、さざ波のような音を立てて林が揺れる。 「ボタボタボタッ!!」 大粒の雨がさざなみの後に襲いかかる。 ・・・ダメだ、こりゃ楽める状態じゃない😭 面白山手前の急登はなかなかハードだったがなんとか到着。山頂ももちろん雨。眺望ゼロ。間髪入れず次の中面白山へ歩み始めたが、カモシカコースとの分岐で少し迷いがでた。このまま進んでも大丈夫だろうか?雨は止むことはないだろう。中面白山前後の記憶が曖昧であり、尾根にでた時の風が強かった記憶のみ残っていた。"撤退"の2文字が頭をよぎる。しかしこのまま下山したとてトレーニングとしては物足りない。寒さも感じず行動食も十分なため、予定通り中面白山を目指すことにした。 まもなく、膝高さ程度の笹藪の露があっという間にソックスとスパッツを濡らし、シューズの中も水浸しになった。これはまずい。冷えで足の感覚がなくなれば怪我の元となる。焦る気とペースを保とうとする自分が葛藤する。 なんとかかんとか中面白山を通過し、最近刈り払いをしてくれたであろう道を下っていく。滑ってしまい何度か手をつきそうになる。雨で帽子のツバが垂れ下がって前がよく見えない。何度も帽子を脱いでは絞る、を繰り返す。手袋も絞ると濡れ雑巾のように水が滴る。 無事、長左衛門分岐まで来て安堵した。ここからはほぼ平坦な林なので雨風も凌げるはずだ。しかし長左衛門の先には難所があった。際どい徒渉ポイントが次々と襲いかかる。川を反対側へ渡るために使う木の幹や岩は苔でツルツル状態。増水もあり、どう渡ればいいかわからない。真夏なら喜んでダイブするところだが、肌寒い今日は低体温症が心配だ。四つん這いになったり、落ちている木の幹を折って杖代わりに渡ったりしたが、やはり苔でコケて(笑)片足ドボンした!幸い、大事には至らなかったが靴の中は水浸しとなった。 そんなこんなでなんとか面白山高原駅まで戻ってこれたが、ゴールを急いだせいで電車の待ち時間がずいぶんあるので、駅から少し登ったところにあるコスモスベルクを見学しに行った。赤と黄色のコスモスは見事に咲き乱れており、今日の過酷な登山のご褒美となった。
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