祖母山

2021.09.04(土) 日帰り

 最初は沢を横目に進む気持ちの良いルートだった。沢の音を聞きながら歩くのは癒される。また、滝が多く目も楽しませてくれる。気持ちのいい登山道だなと思いつつ足を運んだ。しかし、沢と別れ本格的に登り始めると様相は一変した。急登に次ぐ急登、きついのなんの。祖母山の由来は神武天皇の祖母(豊玉姫)らしいが祖母と言えば”おばあちゃん”。優しいお顔でお煎餅焼いているイメージが浮かぶ。しかしながら、ここは全く違った。また、今回登った神原からのルートは眺望がほとんどない。急登をひたすら樹林帯の中で登り続ける。だが、眺望があってもなくても急登を俯いて登るだけだから関係ないかもしれない。  急登に挑んでると、やはり適当に休憩を取りたいし、ゆっくり水も飲みたい。しかし、メマトイのハエが10匹くらいしつこくまとわりついてくるので立ち止まるのも不快だ。おかげで座って休むことはほとんどなかった。一番不快なのが、カメラのファインダーを覗いて被写体を見ながら露出やピントなどを調整しているとき、手や腕や耳なんかに留まられることで、これには本当にうんざりした。結局途中の開けた場所、国観峠でハッカスプレーをかけるまでメマトイと行動を共にせざるを得なかった。  気力を振り絞り登り続け、漸く頂上に着く。上空には青空が覗いていたが、周囲は雲で覆われている。頂上は360°視界が開け九重連山や阿蘇の外輪山などが見えるはずだったが、雲が、霧が、すべてを隠してしまっていた。キツイ登りだったので少し残念だが、良くあることなので仕方ない。まあ、風は気持ちよかった。  頂上で朝食を食べて下山する。前日の雨で滑りやすくなっているから注意しながら降りて行った。この登山道の急な斜面にはほぼすべて虎ロープが括り付けたある。滑りやすい急な岩場や泥の斜面にこのロープが無かったら転んでも不思議ではなかったから大変助かった。また、元々の登山道であったところが浸食などで歩きにくくなっているところがいくつもあった。そんな場所は、その道と並行するように雑木を刈って道が作られており、登山者のためによく管理されているなと思っていた。  8合目付近を下降していたころだと思う。お爺さんといっていい風貌の男性とアラフォー世代と思われる女性が登って来た。男性はニーチェかアインシュタインかという感じの白いふさふさした口髭を蓄え、長い柄の草刈り機を肩に担いでいた。女性は男性の子女なのだろう、大きな竹籠を背負って後に続く。竹籠の中は鎌とかそんな道具が入っているのかなと思い、きっと整備しに登ってきた親子のボランティアではないかと判断した。咄嗟に俺は「ご苦労様です」と声をかけた。すると男性が「大丈夫、大丈夫」と返答してくれた。それもとても楽しそうな笑顔で。後に続く女性もその声を聞いて笑っていた。「元気ですね~」と投げ返して彼らと別れた。下降しながら、あんな人たちがこの登山道を守ってくれているんだな、と思ったら不意にジンときて、不覚にも目にゴミが入りそうになった。  尚、今回祖母山を登り、九州の百名山は屋久島の宮之浦岳を残すのみとなった。

宇宙

宇宙

宇宙

空

水

滝

苔

茸

芽

秋

地蔵 アップリケ

地蔵 アップリケ

地蔵 アップリケ

ハナバチ

ハナバチ

ハナバチ

霧

光芒

光芒

光芒

綿

綿

頂上

頂上

頂上

飯

蝶

苔

濡れ苔

濡れ苔

濡れ苔

踊り

踊り

踊り

赤い実

赤い実

赤い実

二人ぼっち

二人ぼっち

二人ぼっち

常連

常連

常連

泡

うねり

うねり

うねり

頭髪

頭髪

頭髪

黄緑

黄緑

黄緑

路

沢山の手

沢山の手

沢山の手

宇宙

地蔵 アップリケ

ハナバチ

光芒

綿

頂上

濡れ苔

踊り

赤い実

二人ぼっち

常連

うねり

頭髪

黄緑

沢山の手

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