船坂山:藪岩バリエーション

2017.10.18(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 19
休憩時間
2 時間 14
距離
4.5 km
のぼり / くだり
345 / 664 m
4 6
40

活動詳細

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(2018.10月現在) 2017年10月~2018年9月の間に未公開の活動日記が大量にたまっているため、更新の順番がバラバラとなっております。。時系列めちゃくちゃでスミマセン。。 自分には東京の師匠と甲府の師匠という2人のアルパインの師匠がいるのですが、東京の師匠の得意なジャンルのひとつに『藪岩系』というのがあります。(勝手に名付けました) これは主に西上州の、藪に覆われた岩山を巡る大変マニアックなバリエーションの一種で、あとから知ったのですが打田鍈一さんという方の著書『藪岩魂』という本がベースのようです。打田さんは昭文社の山と高原地図『西上州』の著者でもあり、地図をみればわかるのですが、これまた他の山域とは一風変わった大変マニアックな仕上がりとなっております。打田さん曰く、ハイグレード・ハイキングとも呼ぶみたいですね。 西上州といえば関東のチベットとも言われ、山深いという形容じゃ足りないほどの山奥に、異様な形をした岩峰が林立するという独特のエリアです。そこを藪をかきわけ、ロープを使って攀じ登り、ときには懸垂下降もしながら道なき道をゆく。そんな男のロマン溢れる山行というわけです。 自分の過去の山行でいうと、赤岩尾根と大ナゲシ(https://yamap.co.jp/activity/942183) がそれに該当します。両神山や妙義山、二子山あたりが西上州に含まれます。 師匠が連れていってくれるようになってから、そのアドベンチャーな山行が結構好きです。アドベンチャー…なんという素晴らしい響き。自分の山好きの根幹は、結局このひとことに収束されると思ってます。ジャングルをかきわけて探検とか子どもの頃からの憧れでした。西上州はさすがにジャングルではありませんが。 そんな師匠の藪岩ツアー第二弾は、船坂山。御座山の北東、ぶどう峠近くの藪に覆われた岩山です。『藪岩魂』では「ハイグレード上級編」に分類され、地図にも「要ロープ」とあるので、初心者の入山は控えるようにしてください。 くねくね曲がりくねった林道を上がりぶどう峠へ。ここの林道、バイカーに人気らしく何台もすれ違いました。しかしなんでぶどう峠なんだろう…ぶどうが生い茂っているわけでもなし。 師匠の車と自分の車2台を使って片方を下山口にデポし、いざ出発。ちなみに師匠直伝藪こぎ装備は、ヘルメット(頭を保護)、グローブ(藪をかき分けるとき保護)、サングラス(目を保護・暗くないもの)。あと破れたりしてもいい、要は古い登山ウェアとかそういう格好でくること。そして軽量化。 いきなり道なき笹ヤブの斜面の藪こぎからスタート。 稜線に出ると、まずは第一岩稜がはじまります。クライミングというほどではないのでコンテで確保しつつ、ときどき懸垂下降しながら細い岩尾根を辿ります。 少し落ち着いたと思ったら、続けて第二岩稜。こちらの核心部はヤセた岩尾根で、途中でチョックストーンの挟まったキレットの登下降があったりします。 小さな登下降を繰り返せば船坂山山頂。山頂から少し折り返して下れば、あとは岩場のない緩やかな藪の下り。 マルチのようなガツンと登る感じではありませんが、岩と藪と紅葉にまみれた小アドベンチャーを満喫。 そして師匠たち(師匠と師匠の先輩ガイドさんが同行されてました)のルーファイ技術に脱帽した山行でした。ルーファイ力を磨きたい近頃。

御座山 ぶどう峠から。準備を整えて、いざスタート!
ぶどう峠から。準備を整えて、いざスタート!
御座山 のっけから藪こぎ急斜面
のっけから藪こぎ急斜面
御座山 稜線に到達。標石があります
稜線に到達。標石があります
御座山 ここで小休止
ここで小休止
御座山 ここからは、いよいよワクワクの岩稜帯開始です
ここからは、いよいよワクワクの岩稜帯開始です
御座山 紅葉にまみれた岩を上がる
紅葉にまみれた岩を上がる
御座山 紅葉きれい。展望スポットに立つ師匠
紅葉きれい。展望スポットに立つ師匠
御座山 反対側から、師匠を撮影する自分たち
反対側から、師匠を撮影する自分たち
御座山 まだよく知らない西上州の山々を伝授され中。師匠と自分、ザックがおそろい 笑
まだよく知らない西上州の山々を伝授され中。師匠と自分、ザックがおそろい 笑
御座山 細い岩尾根を辿ります
細い岩尾根を辿ります
御座山 下降地点
下降地点
御座山 続いて懸垂で下降
続いて懸垂で下降
御座山 岩場を登る
岩場を登る
御座山 坊主頭岩峰
坊主頭岩峰
御座山 坊主頭に立つ師匠
坊主頭に立つ師匠
御座山 地図を確認中
地図を確認中
御座山 正面が船坂山。そしてそれに連なる細い岩稜帯が本日のハイライト
正面が船坂山。そしてそれに連なる細い岩稜帯が本日のハイライト
御座山 坊主頭に登る自分。ちなみに坊主頭って、勝手に名付けております
坊主頭に登る自分。ちなみに坊主頭って、勝手に名付けております
御座山 ヤセた尾根が続く
ヤセた尾根が続く
御座山 核心部。激細にヤセた岩場が見えてきました。自分もこれぐらい痩せたいぜ
核心部。激細にヤセた岩場が見えてきました。自分もこれぐらい痩せたいぜ
御座山 まずはリードで師匠
まずはリードで師匠
御座山 師匠目線。紅葉でカモフラージュされてますけど、キレッキレなんです
師匠目線。紅葉でカモフラージュされてますけど、キレッキレなんです
御座山 続いて自分も
続いて自分も
御座山 足元キレッキレ!
足元キレッキレ!
御座山 更に岩尾根をたどって
更に岩尾根をたどって
御座山 目の前に険悪な岩場が見えてきました
目の前に険悪な岩場が見えてきました
御座山 チョックストーンが挟まったキレットの登下降
チョックストーンが挟まったキレットの登下降
御座山 道は基本こんな感じで踏み跡希薄、藪つづき。これぞバリエーション、ってかんじ
道は基本こんな感じで踏み跡希薄、藪つづき。これぞバリエーション、ってかんじ
御座山 紅葉の間をたぐって
紅葉の間をたぐって
御座山 船坂山、山頂到着!
船坂山、山頂到着!
御座山 あとは穏やかな道つづき
あとは穏やかな道つづき
御座山 Sさん、ここ登れるかなあと遊んでます
Sさん、ここ登れるかなあと遊んでます
御座山 藪こぎが激しすぎてあり得ないところに枝が挟まっとる!
藪こぎが激しすぎてあり得ないところに枝が挟まっとる!
御座山 無事下山。おつかれさまでした!
無事下山。おつかれさまでした!

活動の装備

  • スポルティバ(LA SPORTIVA)
    トラバースX4 MID GTX
  • ファイントラック(finetrack)
    メリノスピンソックス5本指クルー
  • ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
    ウィメンズ プリムローズ
  • ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
    スピード22
  • その他(Other)
    climbing technology galaxy
  • ホグロフス(HAGLOFS)
    LIMBER HOOD WOMEN
  • バーグハウス(berghaus)
    ヴェイパー ロングスリーブ ジップ ベースレイヤー
  • ファイントラック(finetrack)
    スキンメッシュノースリーブ ウィメンズ
  • カリマー(karrimor)
    コンフィウィメンズパンツ

メンバー

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