北鎌隔てた槍かがり

剱岳以降、休みの天候不順に悩まされてながらも今年の本命北鎌を狙い続け1ヶ月、ようやく訪れた機会もまた微妙な天気☁️だった。 水晶・北鎌・大天井がおおよそてんくらA☀️周囲の山域もそこそこ晴れそうなのに、槍ヶ岳だけオールC🌀　意味がわからない💧 ついでに、出発直前にyahoo天気が甲信越が雷雨注意報と言ってくる。 水晶方面に変更することも考えたけど、もうどこも同じだろうと、気温が下がる前に行きたかった北鎌を狙い、とりあえず槍ヶ岳山荘🏠に向けて出発💨 ☁️空はすぐに星空🌌に変わり、半ば諦めていた天気につい期待してしまう。 沢に入るたびにルートをロストし、通行止め迂回路も復路が分からずウロウロ。ナイトハイクの右俣コースは双六方面左俣より道を外れやすく厄介だ。 槍平小屋🛖をすぎて星空が見えなくなってることに気がつく。 わかってたけどやっぱりガスってきた。というより、ある高度から急激に風が出始めて2500〜600mあたりから凄まじい暴風になった💧 テンクラAだから天上沢まで行けば晴れるんじゃね❓と思ってたけど、俺の安易な希望を見頃に打ち砕く強い風🌀 無理だ😅　こんな状況で初見のソロが挑戦できる山ではない。 視界真っ白で完全にやる気ゼロになるも、闇夜を下山する気になれずこのまま槍ヶ岳山荘🏠に到着。 ジェット気流が降りてきたような暴風になってる😱山荘大丈夫❓ 決めた❗️日の出🌄とともにさっさと下山しよう👍 なんならマコさんレポパクって鰻狙おうか❓（笑） こうなると早めに出発したのが仇になってきた。 秋山用長袖2枚とゴアテックス重ね着しても体が凍りそうだったので、時折筋トレして寒さを凌いだ。こんなところで何やってるのだか＿|￣|○ 5時近くになり、もう入ってもいいよね❓と売店が開く時間を狙ってようやく山荘イン。 一緒に暖を取ってた宿泊客の女性の方(真弓さんかな)と話ができた。 北海道からはるばる念願の槍ヶ岳に会いにこられたそうだ。この状況は可哀想すぎる😰 そうこうしてるうちに外が急に明るくなった。太陽の赤い光☀️が時折雲を透過してくる。 もしかして晴れてきてる❓凄まじい勢いで雲行きが変わっている。どうやら槍を起点に穂高連峰に溜まってた雲を西風が吹き飛ばしている模様。 槍ヶ岳に残っている雲に太陽の光が乱反射して、槍ヶ岳が燃えあがっているように見える🌄 今日は登るのやめようかと話してた方が登り始めた。 だよね。せっかく来たから俺も行こう☺️ 頂上⛰に登って真っ先に北の舳先に立った。もちろん見たいのは北鎌尾根だ。 …見事に晴れ渡っている😭 テンクラAは本当だったんだ。 つい1時間ほど前までの状況が信じられない。 千載一遇のチャンスを逃したような、複雑な気分になった。 もし目先の状況に流されず登山を続けていたら、、 今頃は北鎌コルを目指して登ってる最中だったかも。 いや、そう考えるのは辞めよう。 あの強風は危なかった。東鎌尾根で何かよからぬことが起きてたかもしれない。 おかげで7月の登頂時には見れなかった壮大な景色を見ることができたのだ❗️ この判断は正しかったと自分に言い聞かせる。 表銀座より西(東の間違い9/3修正)は雲海だけど、360度見晴らせる機会はそう多くはない。 真弓さんはとても嬉しそうだった。一生記憶に残る思い出になったかな😊 昨年より山⛰が分かるようになってきた。 今日の計画を分断した槍ヶ岳の頂上で感傷に浸り、強風で早々に皆さんが退散していく中、誰よりも長く景色を眺めてたと思う。 最後にもう一度北鎌尾根を見て槍ヶ岳⛰を後にした。 ----- 下山 ----- 登山中に、やる気が無くしたあたりで左足大腿筋を岩で打撲してしまい、それから体重がかかるたびに痛むようになってきてるのでストレートに新穂へ帰ることにした🚶‍♂️ と思ったら、気がつくと何故か無意識で南岳⛰に向かってる🤣 頭では下山なんですけど〜😱 天気良すぎて☀️心と身体は降りるのを拒否ってます😅 時間はたっぷりあるのでゆっくり行けばいいか😊 今年はあと何回登れるのかわからない。終わったらまたしばらく休眠期に入ってしまうしね。 そう思い、一歩一歩惜しむように晩夏の復路を歩きました🚶‍♂️