活動データ
タイム
07:16
距離
15.1km
のぼり
1054m
くだり
1053m
活動詳細
すべて見る朝4時ごろ、自然に目が覚めました。 てんくらをチェックすると、宮城県の栗駒山の見晴らしが良いとのこと。山頂付近の風は強めとの予報で、判定はB~C。どうやら雨が降る可能性は低いみたいです。 昨年初めてコースを知って、ぜひ挑戦したいと思っていた表掛けからの裏掛け周回コースにトライすることにしました。 朝8時スタート。 樹林帯を越えて、御沢の沢登り。ポイント到着を知らせる看板が見えたときにはほんのり硫黄の香りがしました。 沢靴に履き替えて、ぴょんぴょん岩の上を飛び移っていきます。とんがった岩や、川のなかにある大きめの石の隙間に足が当たると結構痛い。沢靴はラバー製で靴底や脇はあまり厚くないので、フィット感は良いのですが、ダメージが直接足に来ます。今回は素足で履きましたが、今後は厚めの靴下を履いたほうが良さそうです。 沢登りの間に聞こえるのは、水が流れる音と風の音、それから虫や鳥の鳴き声だけ。こんな野性味あふれるところがあるなんて。とても新鮮でした。自分の背丈以上の岩をよじ登ったり飛び越えたり。子供のころ夢中に遊んだアスレチックを思い出しました。 はじめての沢登りは思った以上に時間を使い、コースタイム通りに通過。傾斜角度45度(感覚的には直登)くらいのところを、設置していただいたロープでよじ登ったり。ワクワクがとまりません。 沢登りが終わると、つぎは御室です。視野が急に開けたかと思うと、噴火で飛んできたであろう大きな黒い岩が所々に見えます。いや、もしかしたら昔々に地滑りでできた地形なのかもしれません。 御室の参拝を終えてトラバース。少し斜めになっていて歩きにくかったです。 途中で湯浜温泉からのコースと合流。そこからはとても広く笹苅りされていて手入れが行き届いた道が続きとても歩きやすかったです。 山頂では30人くらいの方が適度に距離を取って休憩されていました。写真を撮ってそそくさと下山。時間に余裕があれば下山後に禿岳に向かいたいので、先を急ぎます。 まだ見たことがなかった東栗駒山からの景色を眺めながら軽食タイム。栗駒山の山頂とは違って人がほとんどいないので、思う存分景色を満喫することができました。 少しだけ登り返して裏掛けコースへ。途中笊森避難小屋が見えてきましたが、だいぶ時間がなくなってきたので寄らずに下山することにします。 途中、岩手宮城内陸地震で発生した地滑りの箇所をトラバース。ロストしないようにロープが設置されていましたが、すべて倒れていて、小規模ながら現在進行形で地滑りが続いているんだと伝わってきました。トラバース後はひたすら広葉樹林帯を下っていきます。それからのルートは、登山口から稜線に出るまでの中央コースみたいに単調で、あまり特徴を感じることができませんでしたが、足のダメージが蓄積してくる後半には、あまり冒険が無いくらいがちょうど良いのかも知れません。選択する人が少ないルートなので、ゆっくり自然を感じることができるのが一番の魅力です。 なによりこの長い距離を延々と笹苅りしてくだった方への感謝の気持ちでいっぱいになりました。 ありがとうございます。 アサギマダラに案内されながら広葉樹林帯を下り、最後は硫黄の香りがする沢を徒渉し、裏掛けコースの登山口に到着。表掛けコースの駐車場まで道路を歩き、無事到着。 栗駒山さん、ありがとうございました。今度は御室の雪渓が残っているときにトライします!
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