活動データ
タイム
11:50
距離
22.9km
のぼり
2278m
くだり
2293m
活動詳細
すべて見る甲武信ヶ岳へテント泊登山に。 1日目に、甲武信小屋でテント設営後、甲武信岳と三宝山まで登り、2日目は、もう1度甲武信岳まで行くのが面倒になり、時間的になんとか行けそうな雁坂峠まで行き、西沢渓谷方面(道の駅)まで下る。 雁坂峠から道の駅までのルートは川を越え、車道を歩き、冒険と旅を満喫できる道であった。眺望はよくない、道は迷いやすいし、川越えポイントは歩きづらい。さらに最後の車道もとても長い。 しかし、2日間の旅路を締めくくるのに、こんなにいい道はあるだろうか。車道に出たとき山から里への道が変わるのを実感できるし、到達する先が道の駅というのも旅らしい道だ。 この雁坂峠を下らずに歩くといつかは雲取山、そして奥多摩まで辿りつくらしい。道の反対の方向は瑞牆山まで繋がっている。 雲取山と瑞牆山には以前登ったことがあるが、この点と点が縦走路という線で繋がっていることは感慨深い。 いつか点と点を結びながら旅をしたときに、甲武信岳を思い出すときが来るのだろうか。 最近、装備の軽量化をよく考えている。軽量化できれば、そのまま旅に出れるのではないか? そんなことを考えながら、初夏の少し肌寒い夜に、クロアチアからイタリアへ向かうフェリーの甲板でウイスキーを飲みながら夜を明かしたことを思い出した。その時は山登りはまだ初めていなかった。山登りと旅が両立できるとは思っていなかった。 今なら、山と旅が自然に接続できるかもしれない。バスに乗り、電車に乗り、船に乗り、時には山を自分の足で越え、自由に旅をする。もはや山行と言っていいのかわからないが、自分にとっての一つの理想形が見えてきた気がした。
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