36日目　祈りが通じた、天空の楽園で最高のピクニック

36日目　8/27 朝はガス、雨は降っていないので東大顛（てんは山冠、以下同）までピストンすることとした。7:20荷物をまとめて小屋の隅に置き軽身で出発。まずは西吾妻山山頂へ。ここは眺望ないので写真のみ。続いて天狗岩へ。吾妻神社に旅の無事のお礼とちょっぴりお天気のお願い。続いて梵天岩へ。この頃から太陽と青空が。そしてあれだけ厚かったガスが晴れ始め、中大顛が姿を現す。数日ぶりの山並みに心が弾む。みるみる視界が開け、東大顛に向かう木道がずーっと伸びて、その先におそらくは今回断念した吾妻連峰の山々の稜線がくっきりと見え始めた。中大顛を降りるタイミングの視点からの景色が雲の平を思い出させる。真っ青な青空とくっきりとした山並みと稜線、そこに向かって伸びる木道。美しすぎてゾクゾクする。ここ数日写真も撮っていなかったのでバシバシ撮る、なかなか前に進まない。木道が延々整備されとても気持ちの良いトラック。晴れた日の木道歩きが大好きとあって堪能する。東大顛からは縦走を諦めた吾妻連峰の山々を眺めながら木道に座って行動食。あれが一切経山かと。そしていくつもの山々を結ぶここまでの美しい稜線を見るに歩きたかったと。ここまで３時間。帰りはもっとゆっくり歩こうと出発。今度は西吾妻山を眺めながら。中大顛を登ったあたりで朝見えなかった安達太良山と険しい噴火口が初めて見えた。安達太良山と一切経山を結ぶにやはり遠い。朝はまだガスだった人形岩、梵天岩、天狗岩も好天の下。吾妻神社にお礼詣で。小屋に14時到着、早く着いたので小屋内を掃き掃除。外の木道で日光浴がてら実はバリバリ電波の立つ中これを記す。8/22午前の那須岳以来の晴れ、吾妻連峰縦走は叶わなかったけれど、軽身でこんなに楽しいピクニックが味わえて本当に嬉しかった。