初めての富士山(吉田口)

2021.08.24(火) 2 DAYS

8月24日(火)~8月25日(水) 初めての富士登山 〈1日目〉 まだ登山歴1年ちょっとだけど、富士山については「見る山」というイメージが強く、何が何でも登りたいっていう気持ちは薄めだった。ただ、一度は登頂したいとは思ってた。去年はどのルートも閉鎖。でも感染者が去年より多い今年は7月に山開き。ツアーも山小屋も感染対策を施しながら募集・営業している。 とは言っても、例年に比べれば少ない登山客。これなら今年行っておくメリットの方が大きいかも。さらにガイド同行の方が高山病への配慮とかもあって良さそうと、バスツアーを利用することにした。 目的はふたつ。まず「山頂で御来光」、そして「お鉢巡り」。まあ御来光は天気次第だし、お鉢巡りについてもオプションで、希望者が少なかったりやはり天候によってはできない可能性も。まあそれが山というもの。 新宿都庁大型バス駐車場を朝7時半に出発。10時頃には富士スバルライン・吉田口の五合目に到着した。しばらくは自由時間。ロッカーに不要なものを入れて、昼食を済ませ、周りの写真を撮ったり。ここの標高は2305m。すでに雲の上。そう、この日は雲が多かった。 12時過ぎにスタート。遅い人に合わせてるのでペースは緩め。写真を撮ったりしながら、だいたい最後方から歩く。時折ガイドさんの説明が入るし、休憩時間も多め。雲のないところから、河口湖や山中湖が見える。 予定より1時間くらい遅い6時半頃宿泊する山小屋・御来光館に到着。ここは山頂にいちばん近い山小屋で、標高3450m。僕にとっては七合目から上は未体験ゾーンなんだけど。 畳一畳くらいの寝床。2段ベッドの、多分男性が上みたい。梯子が登りにくくそれ以上に降りにくい。一度脛をガンとぶつけて、あとで見てみると結構えぐれてた。 7時過ぎに夕飯。ハンバーグ。そのあとは特にやることなし。寝床で明日の寒さ対策として上に着るものとかをバッグから出して寝床の周りに置いておく。9時前に消灯。でも全然眠くないし、眠れない。頭も痛くなってくる。高山病が出たかな?ものすごい風の音、そして雨かな、屋根を叩く音。明日、大丈夫か? 初めての富士登山 〈2日目〉 結局ほぼ眠れないまま1時2時と過ぎていく。起床の声かけは3時過ぎてもないし、「もしや登頂断念?」と思いながら3時15分くらいにトイレに起きたら、何人かがもう準備していて、ガイドさんも予定より15分遅れの「45分集合で」って言っていた。外には下から登ってきて御来光館前で最後の休憩してる人たちも。霧雨、そして強風。でも行くしかない。 真っ暗な中、4時少し前にスタート。ヘッデン付けて歩くのはもちろん初めて。霧雨もあって、あまりはっきり見えない。それでもここから九合目まですぐだし、山頂も近い。それにしても風が強くて寒い。すぐに手袋が濡れてくる。 45分ほどで吉田口頂上・久須志神社前に到着。そろそろ日の出の時間だけど、暑い雲が覆っていて、御来光は拝めそうもない。ガックリ。頭痛も取れないし。それでも、希望者だけのお鉢巡りには参加。「風が強い場合は引き返すことも」ってことで、ツアー参加者の半分くらいで出発。 体が飛ばされそうなほどの強い風に耐えながら時計回りに進んで、6時過ぎに日本最高峰の剣ヶ峰に到着!百名山12座目。やっぱりここに来ないことには話にならない。普段なら渋滞するところだけど、こんな天候なのでお鉢巡りする人自体があまりいない。 1周回って、吉田口のお店で温かい豚汁を食べていっとき寒さを忘れる。そして下山開始。1時間もしないうちに雲が切れるようになってきた。それからは大好きな雲海が見放題。そして途中から「五合目まで各自自由に下山」ってことになり、九合目と八合目の間くらいのところでは15分くらい雲やその向こうの山々を眺めてた。 集合時間もあるので「好きなだけ」見てるわけにもいかず、この時点で最後方になってしまったので、あとは途中で写真を撮ったりしながらも、休憩なしで降りて行った。大半は歩くというより滑り降りて行く感じ。着ていた服も1枚脱ぎ2枚脱ぎと、最後は半袖Tシャツだけに。そして10時18分、富士スバルライン五合目に戻ってきた。あ、まだこんな時間なんだ。 荷物整理して、11時にバスで出発。本栖湖とか朝霧高原とか回って富士宮市の温泉施設へ。昨日からの汗をサッパリと洗い流し、バイキングの昼食。さらにそのあとは浅間大社にも寄る。ソフトクリームも食べて、あとは帰るだけ。東名はTOKYO2020の影響で若干渋滞もあったけど、5時頃には新宿到着。あの朝の寒さが懐かしくなるような暑さの中、電車で無事帰宅。

この活動日記で通ったコース

吉田ルート

  • 10:00
  • 15.0 km
  • 1720 m
  • コース定数 40