カムイミンタラ 憧れの、神々の遊ぶ庭

2021.08.21(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 37
休憩時間
1 時間
距離
17.5 km
のぼり / くだり
1536 / 1534 m

活動詳細

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もう、行くしかない、と意を決して、消失してゆくマイルを使って渡道し、帯広にベースキャンプを構え、土曜日を第一アタック日、翌日の日曜日を予備日として、とにかくトムラウシ山にアタックすることに全てを集中しました。 暗いうちに着いて少し仮眠してから出発。 眺望もほとんどなく、泥濘と岩場の、苦行のような、あの美しいトムラウシのイメージからはほど遠い地道な登りが続く。コマドリ沢から先は視界も開け、雄大な山々を眺めながらも厳しい岩場が続く。この辺りから、ほぼ同じペースでここまで抜いたり抜かれたりの道内の女性クライマーの方と言葉を交わすようになり、同じようなシャツ、パンツ、ザックの色合いですねとか笑い合いながら一緒に行動するようになり。ディスタンスとマスクは気を遣いながら、休憩も一緒にとり。「あれを越えたら別世界ですよ」と元気づけられる。 そして、丘を越えたとき、そこには・・・ 立ち止まり、息を呑む。 「あぁ・・・」という声しか出ない。 しばらくしてゆっくりカムイミンタラを歩いてからトムラウシ山頂に向かう。岩山という感じで先に見えて来るのはサブピーク。攻め始めると見えてくる本ピーク。そこに向けて最後の急登の追い込み。 念願のトムラウシ山登頂。 登頂後はその方とお互いに撮影して、お話しながら景色を眺めていました。 山頂でしばらくしたら団体ツアーご一行様も来て山頂が密になってきたので私が一足先に下りに入りましたが、楽しいひとときになりました。 復路は、急ぐわけでもないので、カムイミンタラをゆっくり眺めながら。そしてその後は再び岩場、登り返し、泥濘の苦行。 数字上では特別な累積標高でも距離でもないけれど、データでは表せない、こんなハードな登山か、という山行でした。一生忘れ得ぬ一日となりました。 そして。YAMAPを使い始めてからの記念すべき第200座がトムラウシ山ということになりました。

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