斜里岳の熊見峠「熊に似た木だなあ!うっ、動いた本物だ~!」(山猫Aの放浪記北海道編⑨)

2021.08.19(木) 日帰り

活動データ

タイム

06:59

距離

10.0km

のぼり

1054m

くだり

1054m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 59
休憩時間
46
距離
10.0 km
のぼり / くだり
1054 / 1054 m
3 44
1 19
1 24

活動詳細

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斜里岳この日も次の日も曇りだが雨は降らなさそう。ならば早いほうが、、、。で決行、奇跡の7連登目だ。涼しくてコンディション良好。水も1L要らない。 旧道から登って新道を廻って降りたがこの山はほとんど滝登りです。それはそれは急峻で見事な滝や一枚岩のコースです。沢やさんの初心者なら大喜びなんだなと思う。そんなコースです。とは言えこけなければ濡れません。ちゃんと道は有ります。 下り、見事な神秘的竜神の池を鑑賞、気を良くして霧の中を歩いていたら20mほど前に「熊に似た木だなあ!と感心するのもつかの間、うっ動いたのだ!本物だった。ヒグマだ、デカい!と次の瞬間ささっと谷のほうに降りて行った。素早い。鈴に反応したのだろうか?何かに気付いて「逃げた!」感じだった。こちら側としては「逃げてくれた!」感覚だ。霧の中目を疑ったが間違いなくヒグマだ、デカかった。一連の流れから夏は登山者多く出没しないだろうとすっかり油断していた。よってこの日は熊スプレーは持ってはいたがザックの中だ。いるんですね油断大敵です。そういえばこの日は車まだ2~3台と少なかった。天気も悪いし。考えてみれば不思議ではない。何事もなく良かった。こんなに山登ってても北海道では初めてのことだ。まあこちら側からうるさく知らせてなければ頻繁に起こる事象なのだろう。 しばしその場でたたずむ。引き返して登って来た旧道から降りようとも思ったが「待てよヒグマが降りた方向は旧道方面だし?バッティングする可能性も無きにしも非ず」 5分ほど待ってそのまま直進、わ~わ~訳の分からない声を出し鈴を振りながら降りた。イメージとしては子供の頃憧れた獲物を追うインディアンのように、、、。 やや暫くすると熊見峠の標識が。なるほどなるほど納得の熊見峠だったのか~でした。 そこで追いついて来られたのが栃木の佐野さん71歳元気です。百名山ハンターだ。ヒグマの話やあれやこれや。昨日利尻やって羅臼に向かう途中、鹿にぶつかってライトの留め具損傷、応急処置で4000円かかったとか。その時間ロス補うためか羅臼岳は22:30に登り始めてナイトハイクやり切ったとか、、、。北海道の夜中しかもあの岩場大変だったろうに、、、。明日は雌阿寒岳に行くという。そこで百名山完結だそうだ。また会うかもね。(翌日雌阿寒やり終えたらお会いしました) この後佐野さん濡れた岩に滑って顔から沢の中に突っ込んだのは内緒にしておきます。怪我は無かったです。 いろんな人居るもんですね~北海道。 下山後はコインランドリーしてニペソツ、羅臼とご一緒した京都さんから連絡あり合流食事、明日の阿寒に向かいます。京都さんは昨夜網走さんの友だち(斜里在住同職業)の招きでジンギスカンなどで酒宴、親交を深められたとか。今日は底引き網漁船に乗っけて貰い貴重な経験を積んだという。良かったですねえ!そういう旅も醍醐味ですよ。

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