活動データ
タイム
04:28
距離
7.8km
のぼり
678m
くだり
678m
活動詳細
すべて見る『やめときゃよかった〜』 開けるなと言われれば開けたくなり、見るなと言われると見たくなる、危なっかしい事に興味が沸いたり、怖いことを体験したくて、そして後悔、そんなお話。 今日の3時のおやつの時間を少し過ぎたころ、俺は、六甲山、芦屋より少し入った奥高座滝の高さほぼ真ん中ぐらいで、木の根っこをつかみながら焦っている。 ここは、テーマパークのアトラクションではなく、安全装置なんてもちろんない。 何かあっても自業自得なんだなああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーあかん‼️ ここから上へ登るための手がかりが掴めない。水量もここ最近の記録的大雨でほぼ激流と化している。 そのため、最も危なっかしいところは足まわり、苔+水の流れでツルツル滑って踏ん張れない。 そして危機はこれだけではない❗️ 何かしら、ゆっくり、ネジを巻くような、素早い音でカチャカチャカチャという音だけが、水の音に混じって微かに聞こえます。 最悪マムシの音だとしたら、何処かで潜んでいるようだけど姿勢を崩せば落っこちちゃいそうで見つけられない。 幻聴とか、いよいよボケが始まったなら有難いことだが・・・・・ 高さ約5m〜6mあれこれ考えずダイブするのも可能だが、なんせ降りたくない事情がある。 俺は小ちゃな子供か、あほな子か、脳みそ病気ですか❓ 『何故こうなって、こんなとこしがみついているのか』を説明させてくれ‼️ まず、今日の俺は何をやっても上手くいかない。 朝、玉子焼きがうまく焼けない事に始まって、財布にお金を入れ忘れたり、いつのまにか予備のスマホのガラスが割れていたり。 こんな些細な、ほんの少しのイヤな出来事が重なると、バカな俺でもいささか不安になる。 このままだと『とんでもない災いが、我が身に降りそそぐ』そんな経験を幾度となく繰り返しているからだ。 そんな具合だから、危ない場所や危険を避けるため、歩き慣れた涼しげな芦屋地獄谷から高座谷への沢筋へ舵を取る事にした。 でもこの経路、歩いている内にウスウス気になっていたことだが、今日ずっと誰にも会えていないので、いっそう不安を駆り立てる。 まぁ・・今日のような、雨上がりで湿気も高く、まして、お盆に山来る人は、俺のような酔狂者か偏屈者、変態野郎と勝手な想像力を掻き立てる。 芦屋地獄谷から奥高座谷に向かい、あえて人があまり歩かない沢を歩いています。 すると、何か音が・・・纏わりつくアブやブヨのようなものでなく、すこし大きな生ける何かが潜んでいるような・・・・・ そぉ〜っとその気配を感じた、大きな岩の裏側を覗くと・・・・・居た❗️居ました❗️ そして驚いた❗️ 『バシャ、バシャ、バシャ』って沢に向かって・・・・ 猪❓最近目撃情報の熊か❓いや違う・・・・じーさんだ〜〜〜 俺ももうすぐじーさんだが、もっとたくさん生きてそうな、ゴージャスな雰囲気を醸しだしている、上半身裸の色黒なじーさんが、何やら沢の隅っこでおいた(小便)をしています。 俺と目が合いました。 しかし、臆することなく、ますます勢いよく放水されています。 俺が、会釈をすると、じーさん、右手を肩まであげて『ヨッ❗️』ってな感じでしたが、その醸し出す危険な雰囲気が俺を威嚇します。 俺、少しビビって、そそくさに谷の奥に向かって退散💨💨💨早足で逃げるように立ち去りました。 すると、そのじーさん俺と行き先が同じなのか、俺のあとをついてきます。 追伸じーさんは何故だか手ぶらで、首と手首にはキラりんって感じの光もので飾られています。 一見すると只者でない出立ちで一種の変態オーラさえも感じとれます。 以下(変態じーさん👴🏽)と呼称します。 後ろを振り返ると、立ち止まって上を向いています。 次に振り返ると、立ち止まって下を向いています。 これってもう間違いなし、俺のことを目標に潔くロックオン状態に入った模様ですネ😵💫😵💫😵💫 そして俺、このあと起こりえる、身近な未来を想像します。 変態じーさんに追われて、狩られて、毒牙にかかって、その時の俺自身の姿を想像すると失神しそうで、 『これが今日俺に課せられた試練なのか🥶 ゲボッ』って妄想が膨らみ、次に、果敢なく戦って散っていく我が身の悲しさを思い、瞼を濡らしました。 わわわゎゎゎぉぉ〜この展開って、ちょっとシュールすぎやね❗️ そして間もなく、行き止まりの奥高座滝ってことで・・・・特・大・ピ・ン・チ 説明すると2つの15m程度の滝が、ここで合流して行き止まり、なにがあっても逃げられません。 しかし、ここを登れば、この危機的状況からの脱出も可能です。 ヤマップ日記に指南を求めると、向かって左側の滝については、危険だが直登可能との情報を確認しています。 (変態じーさん👴🏽)が迫ってきます。そして私もついに滝へ到着、覚悟を決めたその瞬間です。 滝にはすでに背の高い、大柄な男性の方がいらっしゃるようで、食事をされています❗️ セェーーーーーフ・・・・・ 『ホッ』と安堵の気持ちと同時に新たなピンチ到来です。 こちらの男性、顔はアジア系ですが我が国以外の方でした。 俺に向かって早口言葉で『⏦⌥⌤␣⌒♈︎☈〻ゝ°⌒⌁⌅⎌』 英語のようですが、判るわけねーって。 俺って子供のころからずっと鎖国中なので、目を合わさずに、鼻の穴あたりを見て、作り笑いでその場を凌ぐと、俺がバカ✖️アホであることを悟ったようで・・・・ (外国の人👨🏻🌾)『こにちわ、ござるまする』とクソ日本語でご挨拶いただきました。 (俺🌸)『こんにちは。いいお天気ですね。では❗️』と丁寧に退けようとしましたが・・・ (外国の人👨🏻🌾)『⏦⌥♈︎⌥⌤␣♈︎☈〻ゝ°⌒⌁ゝ⌅⎌ トライ』 (俺🌸)少しゆっくり話されたので、トライの言葉が聞き取れましたが他はサッパリプっーすーです。 そこで、とっておきの返し技・・・・否、唯一俺が親しんで使っている言葉で『イ・・イ・イエス』と返答。 (外国の人👨🏻🌾)上を指差しゆっくりと『ユー 🇯🇵⏦⌥♈︎⏦⌤␣♈︎☈〻ゝ 🎌トライ』 どうやら、和訳(俺の勝手な想像)すれば、こんな感じでしようか。 (外国の人👨🏻🌾)『日本選手のオリンピックの活躍非常に感動しましたヨ、日本の方、みなさん大変素晴らしいで〜す。是非あなたもこの滝登って私を感動させてくださいネ〜』って言ってるのか〜〜〜 日本男子のカッチョいいー姿を見せてあげようのサービス精神と(変態じーさん👴🏽)の追跡を逃れたいため、また怖いの大好きな好奇心も芽生え、危険な滝の直登を試みたのです。 そして冒頭のシーンへ、滝の途中でまったく動けなくなりましたとさ・・・・・ 下を見れば、いつの間にか(変態じーさん👴🏽)と(外国の人👨🏻🌾)の方が和気あいあいと談笑されています。 時折、俺を指さして何か話しています。想像だが (変態じーさん👴🏽)➕(外国の人👨🏻🌾) 『イヤ〜 ホントバカだね〜 あのバカ、ビビって降りて来たらガッツリ〆てイジメて遊ぼうぜ㊗️』 このまま降りたらヘタレの称号と慰みものとなるのは必須です。登ってるフリして、下から見えない位置に隠れましたが、見えているようです。浅はかな小細工は通用しません。 焦る俺。 笑う(変態じーさん👴🏽)と(外国の人👨🏻🌾) 四面楚歌のこの窮地、(俺🌸)どうなんの・・・・そしてさらなる危機、マムシとの対決はどうなんので・・・・・・・・・・・・・・・つづく ↓ ↓ ↓ ほんと、こんなブス日記書いてるバカちんな俺ですが、このあと、(変態じーさん👴🏽)が登ってこられて、滝の上まで先導して頂きました。(変態じーさん👴🏽)と思っていたのですが実は六甲山のプロの方で年齢も俺より年下の方でした。(変態じーさん👴🏽)って勘違いして失礼しました。 結構有名なヤマッパーさんでお会い出来て光栄です。㊙️ これからは(プロにーちゃん🧓🏼)と呼ばせていただきますね❗️ あと、外国のおっさんですが英語と思っていたのですが違ってたようです。(プロにーちゃん🧓🏼)曰く グアムとかサイパンの言葉でチャモロ語とのことでした。 俺があまりにもピンボケなもんでいろいろな言葉でコミュニケーションを取ろうとしていたみたいですね🙆🏻♂️ それと、滝の途中のマムシって想像した何かの音ですが、確認はできていません。まさかの死にかけのセミとかだったら大笑い😁 イヤ〜今日も大変おもしろかった〜〜〜でござる‼️
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