蒜場山

2021.08.12(木) 日帰り

活動データ

タイム

07:34

距離

9.9km

のぼり

1277m

くだり

1280m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 34
休憩時間
1 時間 25
距離
9.9 km
のぼり / くだり
1277 / 1280 m
4
1 29
2 20
1 39
1 20
4

活動詳細

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戻り梅雨の合間を縫って、昔焼峰山から見て気になっていた飯豊前衛・蒜場山に登ってきました。幸い雨にはほとんど降られませんでしたが、久しぶりの越後の山はやはり手ごわかった。  加治川治水ダムに車を置いて、ダムを渡る。ダムからは右手の爼倉の岩山が目立っている。1000m以下とは思えない迫力だ。登山口に取りつくと、よく踏まれた道だが、最初からいきなり胸付きの急登だ。ひとしきり頑張ると尾根の突端に出て、しばらく緩やかな登りになる。小さな岩稜を二か所ぐらいわたるが、振り返ると向かい側の焼峰が美しい。二段目の急登を過ぎ、三段目にかかるあたりに倉見平660mの標識がある。右手に爼倉を望むので倉見平というのだろうか。ここからまた急登になり、ブナ林の中を登りきると岩岳932mの山頂だ。ここまでで、距離、標高差ともほぼ半分というところ。岩岳は展望もなく暑いだけなので、素通りして下った鞍部が絶好のサイト地だった。水場があるかどうかはわからないが、ブナ林の中に小平地があり、涼しい風が通り抜ける。ゆっくり休んで英気を養う。  ここから小さなピークを越えて烏帽子岩への急登になるが、前半飛ばしたのがたたって、この登りは苦しかった。よれよれになって烏帽子岩直下の岩場にたどりつく。岩場はロープが張られた小さな岩場と鎖のある岩場が連続する。慎重にいけば危険はない。岩場の上が烏帽子岩のてっぺんで、360度の大展望だ。飯豊の山は雲の中だが、これから上る蒜場山や、過ぎてきた岩岳、爼倉、さらには越後平野と日本海まで望まれる。烏帽子岩からはしばらく細い稜線歩きになるが、何か所か右側がガレて切れ落ちたところを通過する。道幅が削れて狭くなっていて、落ちたら止まりそうもないので、要注意だ。日差しを遮るものが何もないので、今日はまだよいが、天気がよければ汗を絞られるだろう。やがて2mぐらいの兎戻しの岩場を鎖を頼りに登ると、道はまた森に入り、山伏峰まで最後の急登になる。バテバテでようやく山伏峰、そこからは少しの上下で蒜場山頂に着いた。  山頂付近はトンボの大群が舞い、周囲はアジサイの群落だ。ガスがかかってしまって展望はなかった。ここまで先行の登山者一人とすれ違っただけで、他には誰もいない。下りも長いし、午後遅くには雨の予報も出ているので、早々に山頂を辞して来た道を戻る。  下りも長かった。岩岳の登り返しでサルの群れに行く手を阻まれて、しばらく立ち往生した。加治川ダムまでの車道でもサルの大群を見たし、このあたりはやはり山深い。岩岳からは急な道を何度か滑りながら下り、幸い雨に降られずにダムまで下り着くことができた。

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