活動データ
タイム
21:38
距離
28.2km
のぼり
3553m
くだり
3565m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る第一位は別格(過去三回登頂)として、第二位は登っていないので二名にてチャレンジと思いきや、一人は体調不良でキャンセル!ひとりで登るのってことたが、登ると決めたからにはと決行。台風の影響もあり、地獄から天国まで味わった貴重な体験。 篤とご覧あれ! 一日目10日、台風一過天候回復の基調。勢い勇んで広河原から出発。(芦安駐車場~広河原は乗合タクシー) 曇り空のなか大樺沢を登る。次第に雨模様、降ったりやんだり。カッパを着るが寒い。手も冷たい。 二俣から小太郎尾根へ向かう。北岳は眺望が悪いだろう予測はあったが、予定通り。雨が本降りになる。初日ということもあり、食糧その他最大質量プラス雨の水分。コンディションと絡めて最悪の状態で、泣きそうになる。この状況のなか同じ苦みで登る二人組がいた。 肩の小屋で11時半、雨はやむ気配無し。予定は北岳山荘泊、ここでテント張るかと脳裏を掠めたが、北岳登頂し北岳山荘まで行くことに執着。 雨の水を飲みながら、高山植物にも目もくれず、北岳登頂。山頂は、意外と雨だけで風がなかった。でも苦痛は緩まない。二俣からほぼ一緒に登ってきた二人組も山頂に追いついてきた。 北岳山頂から北岳山荘までの道のりは、普通に行けば1時間ほどなのだが、涙目になりながら歩いているので、1時間半ほどかかった。こんな嫌な思いをしたのは、何年ぶりだろうか。 山荘に着いて、テント張ろうとすると、雨はやんでいた。せめてもの天の救いかとさえ思った。ビールを飲んで一息ついて、夕御飯を食べた。持参のウイスキー飲んで、次の日の準備もせずに寝た。就寝時間は、16時頃だった。 21時頃目が覚めて外に出ると、星空だった。甲府盆地の街の明かりが強いせいか、綺麗とまではいかない。暗闇に富士山が浮かんでいた。 4時に起きると、富士山が綺麗だった。太陽が昇につれ、神秘性が増した。流石は霊峰富士、と言わざるを得ない。朝日も素晴らしかった。昨日と打って変わって来て良かったと思った。まったくキャッシュなやつ。 二日目11日は、北岳山荘から農鳥岳までピストンを予定していた。吊尾根散策と白峰三山制覇が目的。朝5時半出発で、中白根山、間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳(すべて3000m峯)と渡った。天気もよく、天国にいるような感じだ。高山植物も豊富で目の保養にもなる。手頃なアップダウンで、だらだら歩きでもないところがまたいい。昨日の風雨を一緒に苦しんだ二人組とも間ノ岳、西農鳥岳でまた会えた。昨日の苦しみと今日の喜びを分かち合えた。 12時半には、北岳山荘に戻って来たので、北岳に再アタックすることにした。片道1時間半弱の往復。いつの間にか、雲が湧いてきて富士山が見れなかったが、ベストに近いコンディションで成功。 ここまでやると、やはりビールが美味しい。夕御飯食べて、ウイスキー飲みきる。ある程度出発の準備をする。明日の好天を祈念して寝る。 22時頃目が覚めると、星空はない。富士も見えない。夜半から雨が振りだす。目を覚ましても、雨がやむ気配がない。外は真っ白状態。 4時起床で、顔を洗って朝ごはんを食べる。毎朝のコーヒーを飲みながら、出発の準備をする。5時には、雨はやんだ。フライの水をタオルで拭き取り撤収。ずぶ濡れの収納は避けられてまずまず。 三日目12日5時半出発。ガスのなか出発地点の広河原へ向けて下山。風景が皆無なため、高山植物に目を向ける。尾根筋と違って、トラバースルートはお花畑である。とても幸せで居心地のいい道。しかし、崖っぷちを行くので、特に木製の足場は滑りやすく怖い。 分岐点から八本歯のコルへ下るが、大きな岩だらけで道がわからない。時折、棒を突っ立てた道標とペンキはあるが、ガスで見つけにくい。慎重に道を探り下りる。八本歯の頭も地形もまったく見えないので、高度計だけが頼り。木の梯子が多く、雨に濡れて滑る。岩が出ているところは、梯子を使わず下りる。 八本歯のコルを過ぎてからも、木の梯子は続く。傾斜が緩くなってくると、梯子はなくなり石が多くなる。そのうちに沢に出る。沢まで出ると、ガスが晴れる。 岩は黒色が多い。沢を降りていくうちに、岩は赤くなる。褶曲のなせる技か。二俣近くまで降りると、岩は白っぽくなる。 二俣近くから晴れ間が見えて日が差してきたので、暑くなる。二俣の沢でタオルを洗い。汗をぬぐう。下りで追い抜いた若者は、晴れてたら農鳥岳に行きたかったらしいが、断念したと言う。尾根付近のガスが晴れるのを見て残念そうだった。後ろを振り返らず前をみて歩こうと言ったら笑っていた。 二俣から、白根御池回りで降りる。木の根を交わしながらのトラバースが結構つらい。白根御池に着く。とても雰囲気の良い場所で、今度来るときは一泊してもいいと思う。家族連れが目立つのも頷ける。 アップダウンのトラバースを抜けて、尾根筋の急坂を一気に下る。長いので膝にくる。雨の後で割りと滑るので、注意して下りる。沢筋の道と合流し広河原小屋脇を通り、つり橋を渡ってインフォメーションセンターに到着。 バス停で並んでいると、例の二人組が前にいた。少し話をしていると、バスが来たので乗ろうとする。目の前で人数制限のため乗れない。次は1時間待ちだと言う。何てことだ、コロナのやろう!乗り合いタクシー乗り場に行くと、9人揃えばタクシーはすぐ来るとのこと。僕でちょうど9人目でラッキー。案の定しばらくしてタクシーは来る。さっきのバスを追い抜いて先に駐車場へ到着してしまった。50円差でこれだとお得。 車で着替えて帰路に着く。途中、長女の家の近くの温泉に入ってから、長女とソースカツ丼食べて帰りましたとさ。おしまい。 最後に、動画も見てね❗ 良かったら、高評価とチャンネル登録お願いします。
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