活動データ

タイム

09:30

距離

10.8km

上り

932m

下り

1499m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 30
休憩時間
1 時間 21
距離
10.8 km
上り / 下り
932 / 1499 m
15
1 53
4 33
1 4
11
34

活動詳細

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いつものジジイから電話があった。 「手伝え」 「何を?」 「来れば分かる」 「どこへ?」 「旭岳だ」 で、電話は切れた。結局何を手伝うのか分からない。 ロープウェイの始発で出発だと言うから、旭岳青少年野営場にテントを張って前泊した。 快晴だ。旭岳の山頂は多くの登山者で賑わいを見せていた。 ゆっくり休んで頂上からの展望を楽しもうと思った矢先、「行くぞ」と言ってジジイが歩き出した。 「行くぞって、どこへ?」と訝しんで付いて行くと、旭岳の東面を下りて行く。 東面を下り切った所は、後旭岳、熊ヶ岳などの山に囲まれた平坦地だ。そこに裏旭野営指定地がある。 「ここで店開きだ」とジジイが言う。「店開き?」と聞き返すとアンケートの束を渡された。 裏旭野営指定地の携帯トイレブース設置に向けたアンケート調査だ。 「手伝え」と言われた内容が今になってやっと分かった。 ボランティア精神の人一倍希薄な私だ。事前に言えば来ないと思ったに違いない。 改めて裏旭野営指定地に目を凝らした。確かに隠れる場所がない。 風を防ぐための石積みが何ヵ所かあるが、石積みの陰で用を足そうとしても、旭岳の雪渓を下って来る登山者には丸見えだ。 ジリジリと陽が照り付ける中、裏旭を通過する殆どの登山者の方から快くご協力をいただいた。ありがとうございました。 夕方からは雨予報だ。 暗い雲が張り出して来た。 通過者の途切れた頃合いを見て撤収し、野営指定地周辺のゴミ回収を行って引き上げることにした。 風に飛ばされたか小さなポリ袋が何枚か落ちてはいたものの、野営指定地は綺麗に使われていた。 戻りは旭岳東面の登り返しだ。雪渓を登り切ると火山灰の急斜面が待っている。 急斜面に足を滑らせながら汗を絞っていると、ふと頭をよぎるものがあった。 テントを張った野営場の看板には、旭岳青少年野営場と書いてあった。 どう見間違っても青少年ではあり得ないジジイと私が 、そんな場所にテントを張って、缶ビールと缶酎ハイで夜を明かしたのだ。 罪だろうか。

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