活動データ
タイム
15:34
距離
32.3km
のぼり
2936m
くだり
2934m
活動詳細
すべて見る夏休みを利用して北海道へ。 まずは百名山最難関のお山「幌尻岳」。 羽田空港から新千歳空港まで行き、レンタカーを借りて日高へ。まずはここで一泊。 宿泊先は、幌尻岳をチロロ林道から登る人の多くが車中泊やコンビニなどに利用する道の駅樹海ロード日高の近くにある「ひだかくるみちゃんはうす」。 登山口であるチロロ林道から車で50分の好立地で古民家一軒借りきり、何と五右衛門風呂つき。おじいちゃん・おばあちゃんの家に泊まりに来た気分を味わいながらゆっくり睡眠を取ります。 翌日1時半に宿を出発。登山口へ。登山口へは前日あらかじめ下見に行ったこともあり迷わず行くことができました。 - 登山口までの行き方は画像参照してください- 登山口を3時に出発。 まずは林道歩きです。緩やかな登りと時たまアップダウンを繰り返しながら約40分で登山道取り付き点。 ここから整備されて歩きやすい川ぞいの道を歩きます。 次第に明るくなり始める頃、徒渉開始。何回か徒渉しますが、靴を濡らす程ではなく、ピンクのマーキングが目につく場所にあり、迷うことはありません。 ただし暗いときには歩きたくないですね。 徒渉が終わると傾斜がきつくなり、しかもかなり滑りやすい道をになります。 帰りにここを下るのかと思うと今から気が重くなります。 急勾配から約半分の場所に「トッタの泉」という水場。水量は多くないですが、冷たくて美味しいです。この先七つ沼カールというヒグマがでるポイントでしか給水ポイントがないので、ここで必ず給水します。 結局、この日消費した水は約5リットルでした。 急勾配が終わりヌカビラ岳周辺からは森林限界。稜線にでると、一気に視界が開けます。 これから向かう北戸蔦別岳、戸蔦別岳、幌尻岳や反対側からは十勝や大雪山のお山が見えます。 ヌカビラ岳を過ぎ北戸蔦別岳までは稜線歩き 。ここからは綺麗なお花畑も見ることができます。 しかしでヌカビラ岳から戸蔦別岳まではハイマツの藪こぎ。朝露でズボンは濡れ、さらに中々前に進めず必要以上に体力を消耗します。 北戸蔦別岳から戸蔦別岳へは、標高差約100mのアップダウン。さらに戸蔦別岳から幌尻岳の肩には、「これから下山しますよ」というくらい200m下り、300mの登り返し。帰りはこの逆かと思うと気が重くなります。 幌尻岳の肩から幌尻岳へは、あれがピークかと思ったらニセピークでがっかり感をかかえながら無事到着。 暗くならないうちに駐車場に着きたいので急いで昼御飯を食べ、下山開始。 幌尻岳から見る戸蔦別岳、格別に美しい山ですが、300m下り200mの登り返しには気持ちが折れまくりで、中々前に進めません。 さらにハイマツの藪こぎ地獄。行きはハイマツの枝が行く先を向いていたのですが、帰りはその逆。枝が脚に当たりまくり、つまずきながら、手でハイマツをおし別けながら進みます。 さらに戸蔦別岳から北戸蔦別岳へ100mのアップダウン。 ヌカビラ岳から徒渉地点までの急坂は滑りまくりで、完璧に気持ちが折れ一気にペースダウン。 何だかんだ奮闘しながら18時過ぎですが暗くならないうちに駐車場に到着することができました。 宿に戻り五右衛門風呂に入ると、アザだらけの脚に驚き。さらに足裏は豆ができてて水ぶくれになってました。 幌尻岳、奥深く良い山でしたが、流石に人を簡単に寄せ付けない雰囲気あって、久々にきつい山行を味わいました。
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