活動データ
タイム
07:33
距離
19.5km
のぼり
1077m
くだり
1076m
活動詳細
すべて見る休日出勤の振り替えで珍しく平日登山です ✻✻✻ 大船山 ✻✻✻ 大船神社の参道を通らずに、本殿にお参りするのは、さすがに気が引けます。けれども、この日は昼には下山しないといけません。松並木はまたの機会だなぁ。 枝打ち材や間伐材の置き場がありました。その広場のすみっこに駐車。ひと登りで大船神社へ。この神社は、東大寺の僧正が、聖徳太子作の「救世観世音菩薩」を安置した草庵が起源だとか。とすれば、源義経の家臣、弁慶が挿した杉の巨木の伝説(1185~1190)にも納得がいく。 しかし、疑問が残る。樹木医の推定樹齢は2500年? 伝説によると樹齢830年? なんだかかみ合わないぞ。 弁慶杉に詣でてから、大船山の山頂へ。朝日が射してまぶしい。まるで神仏降臨の瞬間のよう。 いったん、林道に降りると、風車めぐりツアーの始まり。おっと、その前に1137m四等三角点に立ち寄ります。というのも、大船山の基準点名は「大舟山」。それに対し、こちらは正真正銘「大船」だからね。 ✻✻✻ 荒峰山 ✻✻✻ 牧場跡の展望台はマストです。このあたりは国有林の払い下げ地でしょうか。伐採したり、植林したり、原生林を保護したり・・・そのあたりのサジ加減は、どうなっているんでしょうか。まあ、辛口なことは置いといて・・・ 北面は、恵那山を主役に、反時計方向に阿岳・焼山・ロクロ天井・天狗森・笠置・見行・三森・屏風・伊吹・養老・鈴鹿・猿投山・・・ 風車に守られるように、こんもり盛り上がる大船山。駒山・押山・鷹ノ巣・井山・面ノ木・三国・碁盤石・丸山・萩太郎・茶臼・源四。 恵那山の右には、鯉子・掃木沢・恩田大川・大川入山・高嶺・長者ヶ峰・蛇峠山・・・ 東南側だけは、成長した樹木に視界をさえぎられます。丁度、千本立・十六方・南アルプス・御嶽あたりが、ジグソーパズルのミッシング・ピースです。 大休憩になってしまうのを避け、腰を上げます。林道をたどり、荒峰山への緑のゲート前へ。女岩への案内看板から、ヤブっぽい踏み跡をたどります。 ポイントは乗り越し地点。テープが呼んでいますが、決してここから登ってはいけません。ルートを選べば、通常のヤブ歩きで行けます。 労せず、山頂の切り開きへ。ぽつんと三角点があります。傍らに山名プレート。そしてミズナラの巨樹。それだけです。それがいかにも美濃の山っぽい。 ✻✻✻ 女岩 ✻✻✻ 女岩へのルートは、中途半端に荒れかけてて、結構面倒。けれども、女岩の上は、なんとも素敵なブナ林。来てよかったって思いますよ。 さて、下山はどうしよう。尾根筋の下降方向を確認。獣道がないでもない。これはGoサインと見た。けど、下手すると激ヤブのトラップにがんじがらめ。獣道の特性をよく理解した上で歩ける人なら、トライする価値はあるかも。価値観は人さまざま。ノーマルな思考の方は、避けるのが無難でしょうか。 自然林と植林の境あたりまで下降すると、林道は間際。尾根筋に気ままに走る獣道を、どうつなぐかが、ルート読みの神髄です。最後は崖マークに飛び出しました。慎重に林道に立ちました。イテテテっ!イバラをひっつかんだらしく、指の二ヶ所に、トゲがぶっ刺さっているじゃないですか。 さて、念のために書いておきますが、荒峰山の南面に伸びるこの林道は、廃林道です。崩壊、倒木、落石を覚悟しましょう。 行きに通った林道分岐まで周遊してくると、心に余裕も生まれます。コアジサイやウツギの花たち。あ、ノアザミに蝶が舞い降りた。何かな?ウラギンヒョウモンのメスか!楽しそうに行き合うエナガの群れ。風を受けて回る風車がいい感じ。ホオジロと追いかけっこもしちゃった。 感染症に揺れる下界をよそに、花鳥風月の風雅。いや、月は東の空にあるはずなんだけど見えてない。どうやら雲の後ろらしい。松並木を見に行きたいけど、時間も時間。途中で戻り返しました。 また、ここに来る理由ができちゃったらしい(笑)。
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