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越後駒ヶ岳-枝折峠ピストン-の写真

2021.08.01(日) 07:16

この写真を含む活動日記

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7

08:32

14.8 km

1311 m

越後駒ヶ岳-枝折峠ピストン-

越後駒ヶ岳・八海山・荒沢岳 (新潟)

2021.08.01(日) 日帰り

2人とも私生活が忙しい中、山に行かねば体が鈍るということで越後駒ケ岳、枝折峠ピストンにてエアコンでズブズブになった体を叩き直してきました(叩き直したつもり)。 先週の大朝日岳で見事にお尻に穴が開いてしまったトレパンの代わりを土曜夕方に購入し、そのままレンタカーを借り自宅を経由してザックを積み込み下道を走ること数時間、枝折峠に日付が変わった00:08に着。奥只見シルバーラインを通るのは3年前の尾瀬以来で自分で運転するのは初。霧、湧水、バグるカーナビに翻弄されるも何とか辿り着いたのであった。そしてこの日も車中泊。僕たちが着いた後も同じような考えの車が数台到着しその度にライトで叩き起こされるがそこは気合いの就寝。 山行当日は3:30起床。前回の反省を活かした相方、コンタクトの装着が早い!無事に20分遅れで4:20に枝折峠を出発した。 枝折峠から少し進んだところが滝雲や雲海のビュースポットのようでガチガチに決めたカメラマンが渾身の1ショットを撮るために夜明け前から張り込んでいた。僕らも撮りたいところだったが、今回の目的は越後駒ヶ岳の登頂であると自らを律し歩を進める。 明神峠までは見事なまでに整備されていて鬼のように歩きやすい。途中、10合目と書かれた謎の標識がたて掛かる修行小屋のようなものがあったが、大昔に山頂付近にあった小屋を登山口近くまで運んできたのだろうか、全くの謎である。 明神峠から道行山、そして小倉山までは大小のアップダウンが10数個あった。後で述べるようにこのアップダウンで地獄を見るのであった。 小倉山を過ぎた百草の池から越後駒ヶ岳への本格的な登りがようやくスタートする。 登りはいつだってキツい。最もキツいのは駒の小屋への直登だった。残酷なくらいに岩場が連続する。体力を十分に温存してここまで辿り着きたいものだと感じた。 駒の小屋から駒ヶ岳山頂まではガスガスのガス。山頂には何とかガスがとれないかと粘るハイカー達が数組いた。僕らもそこに仲間入り晴れることを祈った。待っている間はすでに作られていたケルンに石を乗せる作業などなどをした。 そうこうしても晴れる様子はないので諦めて下山開始。駒の小屋に着いたところで後ろを振り返ると、なんとガスが晴れているではないか!!!まさか山頂での祈りが今頃になって通じるとは思いもしなかった。多分ケルンも役に立ったはず。 それから下山中しばらくは見事な景色を見せてくれた。ありがとう越後駒ケ岳。欲を言えば山頂から荒沢岳を見せて欲しかった。というか今回の山行で一番に楽しみにしてたのが荒沢岳の雄姿だったのだが。 登りのときは気にならなかったが、下りの岩場はさらに恐ろしさが増していた。岩が尖っている(専門用語あったら教えてください)!これは転んだら膝が割れるどころの話では無いと悟り、小屋の水場並みに肝が冷えた。 下山途中の小倉山から道行山の間の登山道上で蛇を2匹目撃!たぶんヤマカガシ? 明神峠までは疲労と暑さのため記憶が不鮮明となる。行きと同じアップダウンが帰りにもあり、しかも直射日光がビカビカで一歩一歩が重くなった。これ以上はトラウマなため割愛。 明神峠を過ぎると下りがあり、下り終わると行きで見た謎の小屋が現れる。そろそろ登山口に着くということで気を大きくしたのか、ええい!ままよ!と小屋の扉を開けようと試みた。なかなかに開きにくく、何とか出来た隙間から中を覗くと金ピカの小さな大仏やその他宗教色の強い物が雑多に置かれていた。ここで朝から便意を堪えていたことを思い出す。 そうして行きと同じように見事なまでに整備された登山道を通り、登山口に帰着した。 帰りは長岡の二郎系ラーメン店に行った。越後駒ヶ岳と麺大盛り全増し+味玉•長ネギトッピングの縦走を完遂したのであった。