滑滝天国 トラバーチンの水廊 尾瀬・大薙沢

2021.07.31(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 24
休憩時間
2 時間 58
距離
12.4 km
のぼり / くだり
956 / 934 m

活動詳細

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尾瀬といっても尾瀬ヶ原や燧ケ岳ではなく、今回は6人ptで沢登り。大清水から入渓して大薙沢を遡上、一旦登山道に出た後、再入渓して沢を下る周回ルート。 金曜の21時に出発して仮眠3時間弱、眠い。天候はまずまずだが、前日までの雨で沢の水量が多く濁っている。水が多いと歩くペースも落ち、高巻きも増えるので、頂部まで詰められるかどうか。 鉱山跡の先の二股を左に進む頃には水が澄んできた。天候も夏らしいいい感じに。徐々に沢幅が狭まっていき、やがて川の源頭に到達した。それは崖の斜面、岩の間から滲み出ていた。ここから長い時間をかけて水の旅が始まるのだと思うと最初のひと雫は何とも感慨深い。 子どもの頃、川に流した葉っぱの舟、どこまで流れていくのだろうと見送った記憶が蘇る。下流から上流へ、川の原初の姿を探して遡っていくことはまさにロマン。 往路後半はピッチを上げる。ガレを登る詰めで迷い、藪漕ぎを強いられる。けものみちらしき痕跡を見つけ、それを頼りに予定通り一般登山道に出た。ここで暫し休憩。みんな空腹でおにぎりやパンにがっついた。 復路に現れたどこまでも続くトラバーチンの滑滝は、所々に見かける青い線状の模様が本当に美しい。 地殻の神秘、人が作ることができない自然の造形美。ドローンで空撮したら面白そうだな、と思いながら歩いた。 見上げればいつしか空も青く澄み、夏雲がこちらを見下ろしていた。日差しを受けた木々の緑のグラデーションが鮮やか。いつの間にか夏らしい景色に取り巻かれていた。心配された雷雨に襲われることもなく、無事岸に上がった時には心地よい疲れが体を満たしていたのだった。 [メモ] ・大清水駐車場¥500 ・沢靴(フェルト)、ドイター45+10

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