活動データ
タイム
09:53
距離
22.6km
のぼり
1724m
くだり
1723m
活動詳細
すべて見る金曜の夜、どこかコンディションの山は無いかと調べていたら、岩手山が良さそうでした。 ただ我が家から遠い。。。 土曜の夜は予定があるので必ず帰って来ないといけません。高速道路を使っても日帰りでは時間的に厳しそうです。もう少し近場にいい山は無いか調べます。 「焼石連峰」 雨の予報は無く、見晴らしも良さそう。 しかもピストンではなく、周回コースがあるので、たくさん楽しめそうです。 ここに決めました! 午前1時起床の予定が、前日ギリギリまで登る山を吟味して寝付くのが遅かったからか、二度寝してしまい、午前2時くらいに目が覚めました。 午前5時頃に駐車場に到着。先行は5台くらい。 京都ナンバーの車も駐まっていました。 装備を整えて午前5時半くらいに中沼登山口からスタート。 時計回りで、 焼石岳→南本内岳(みなみほんないだけ)→東焼石岳→六沢山(むさわやま)→経塚山(きょうづかやま) と登っていきます。 銀明水までの登山道はぬかるんでいるところも多く、沢のように水が流れるなか石や岩の上を伝って登っていく箇所もありました。 水の豊富さを物語っています。 今回のルートだと、焼石岳までの中腹に「銀明水」、六沢山と経塚山の中間くらいに「金明水」という湧水スポットがあり、安定して水補給することができるのがとても良いです。 夏登山では3〜4リットルの水を携行するなか、今回は2リットルまでに抑えることができ、足への負荷がだいぶ軽減されました。 銀明水避難小屋を越えると、樹木の背丈が低くなり、一気に空が近くなります。 大分高いところまで登って来たようです。 振り返ると遠くの山々まで雲海が広がっていました。 焼石岳山頂からは日曜日に登った鳥海山がキレイに見えました。時刻は午前8時頃。9合目くらいに雲が掛かっていました。やはり鳥海山はこのくらいの時間帯から雲が湧いてくるようです。 山頂での休憩中お話した40代くらいのソロ男性はつぶ沼登山口からのピストンとのこと。中沼より距離も獲得標高も多いなかスマートにサクサク登られていました。 焼石岳から南本内岳までのルートは大きな岩の上を伝って歩く箇所もあり、また違う雰囲気を楽しめます。マークされた岩がところどころにあるのでルートを見失う心配はありません。 東焼石岳を越えると小刻みなアップダウンが続きます。傾斜が急な箇所もあるので、雨上がりだと滑りやすいかも知れません。 金明水まではほとんど雲が無い青空の下、気持ち良く山登りすることができました。 金明水は、冷たい湧水が勢いよく流れ出しており、疲れたカラダをリフレッシュさせてくれます。 金明水から経塚山までのピストンではスライド無し。ラジオを音量マックスで流して進みます。ちょうどオリンピック野球日本代表がメキシコ代表と戦っていました。 経塚山までの道のりもアップダウンの繰り返し。金明水から最初のピークまでは涸沢を登っていきます。枯れ枝や枯葉がたくさん堆積しており、雨が降った際の流量が伝わってきます。 経塚山の山頂まで300mの地点は急傾斜地で登山道が崩落しており、ガレザレ状態の崩落部を登っていきます。 足を滑らせないようストックを使って確実に支点確保します。 経塚山山頂から眺める焼石連峰も圧巻でした。 さて、このあたりから厚い雲が沸き始めてきます。雨の予報はありませんでしたが、夏場の登山。イヤな予感がするので早めに下山することにします。 金明水避難小屋に戻ってきた時点で野球は5ー2でリードしていました。 ポツポツ.... 来ました!雨です。 最初は小降りだった雨も10分後くらいには本降りに。山登り中の雨ははじめての経験だったので、焦る気持ちを落ち着かせ、足を滑らせないよう慎重に下りていきます。 破線ルートは沢下りや渡渉、上から大きな岩が転がって堆積した箇所の横断、地下で冷やされた空気が湧き出す窪地、苔で滑りやすい岩場の下り、ちょっとした登り返し等冒険好きな少年心をくすぐる魅力あふれるコースになっています。 雨が降っていなければ。 雨が降るとかなり難易度が上がると思います。 とくに、後半待っている尿前川(しとまえがわ)の横断箇所は、靴を脱いで渡る人がいるくらい水量が多め。雪解けの時期は水の深さが膝下くらいまであるらしいです。 本降りが続き、周りの景色が雨雲でまったく見えない状態になったときには、増水で渡れなくなる最悪のケースも想定しましたが、無事渡ることができました。 尿前川を横断したら、右岸を川沿いに50mほど下ると、登り返しのルートがあります。横断してすぐの箇所ではないので注意が必要です。 経塚山に向かう前に金明水避難小屋で70代くらいのソロ男性から教えていただいていたので、強い雨が降るなかでも落ち着いて対応することができました。貴重なアドバイスありがとうございました。 尿前川を横断できた安心感から、急に足取りが重くなりましたが、30分くらい歩き続けて登山口に到着。 駐車場に着いた頃には雨も弱くなって来ましたが、その後も強く降ったり弱まったりの繰り返し。 まだ20台以上の車が残っていたので、みなさん無事に下山できるのか心配になりました。 ジョギングした際のモーメントにいつも記載していますが、やはり夏山は熱中症と天気の急変に注意ですね! とても良い経験ができました。 焼石連峰、また登りに来ます。 ありがとうございました!
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