槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高岳2泊3日縦走

2021.07.29(木) 3 DAYS

活動データ

タイム

31:27

距離

46.1km

のぼり

2870m

くだり

2868m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 28
休憩時間
3 時間 1
距離
21.3 km
のぼり / くだり
1972 / 404 m
DAY 2
合計時間
10 時間 45
休憩時間
2 時間 56
距離
7.2 km
のぼり / くだり
704 / 1476 m
13
22
49
2
1 10
1 9
1 56
1
6
26
DAY 3
合計時間
8 時間 14
休憩時間
1 時間 35
距離
17.5 km
のぼり / くだり
193 / 985 m

活動詳細

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ずっと挑戦したかった北アルプスへ 憧れていた上高地、見てみたかった槍ヶ岳、怖いけど気になっていた大キレットに行ってみました🙌 ⚠️備忘録兼ねて長文です 前日は平湯温泉でのんびり。 深山桜庵という旅館に泊まりましたが、大変居心地の良く洗練された旅館でしたのでオススメです。 初日はあかんだな5時発のバスに乗って上高地へ。 横尾山荘まではほぼ平坦な長い砂利道が11km続きます。な、長い…。 天気はガスっていて景色は残念ながら見れず、おまけに時々雨も降ってきて濡れて寒くなって…殺生ヒュッテまでの厳しい登りを休みながら登って行きました。 30〜1時間毎にあるアルプスの小屋が、本当にオアシスみたいで、温かいごはんも、重たい水も、雨風凌げる場所やベンチも、そしてトイレも提供してくださいます。有り難すぎる…🙏 殺生ヒュッテで牛丼を頂きましたが、大変美味しくてすごく力になりました。 1日目のゴールである槍ヶ岳の麓に着いた時、丁度ガスが晴れ初めて、あんまりにもきれいで思わず少し泣いてしまいました。 槍ヶ岳ヒュッテでテントの受付を済ませてテントを張りました。槍ヶ岳のテント場は眺めも最高で、平らでかなり快適でした⛺️ テントの準備ができたらいざ槍へ。眺めるだけでも十分満足できるカッコいい槍ですが、登るとまた一味違う楽しみ方ができました。まず槍への登りがアスレチックで楽しい。笑 そしてピークからの景色が絶景すぎました。 高所感のある梯子を何度も登り30分くらいで山頂へ。山頂へ到達する時には、北アルプス全体が晴れ、拝みたかった景色を存分に楽しむことができました。 何度かヘリが槍ヶ岳へ到着するのを見かけましたが、山小屋で美味しいご飯の食材や物品を届けてくださるヘリの飛行姿はとてもかっこよかったです。 一日目の夜ごはんは、お湯を注ぐだけのカルボナーラ。スープパスタのような軽さなので、食べやすかったです。 少し頭が痛かったのですが、水分不足にならないよう沢山水を飲んで就寝。夜は爆睡でした。 朝ご飯は、たらこパスタ。100g茹でたけど、多くて1時間かけてやっと完食。頭はやはり少し痛い…。朝はガスっていたけれど、出発する頃には晴れに☀️ 中岳付近で雷鳥の親子と遭遇🐥初めて雷鳥みましたが、可愛すぎますね…夢中でシャッター切ってました📷 南岳で休憩してからいよいよ大キレットへ。まずはかなり険しい下り。膝にくる。 続いてやや緩やかな登り。地図ではここが大キレットになってるけど…全然怖くない!行ける!と油断していたら、長谷川ピーク以降、危険スポットが無限に待ってました。笑 まずは長谷川ピークからは、ステップと岩壁に挿された金属棒を足掛けにして斜度のある壁を降りていく…北穂高までの道は、もうほぼ壁。ラスボスを前にした圧倒的力量差に対する絶望感と同じ。何であんなところにルートがあるんだ…エスケープルートはないし、午後から天気崩れそうだし、もう覚悟を決めて行くしかない… この時、頭痛がひどくなっていて、荷物も重くて、心休まる安全な場所はほぼなく、落石させてしまいそうなガレ場が続き、足と手をフルに使って体を押し上げる必要がある体力を消耗させる登りと、油断してバランスを崩せば崖下に滑落するという心をすり減らす緊張感が1時間半弱続いて、ようやく、ほんとにようやく北穂高岳山荘へ。 山荘に着いた時には、昼食の時間を少し過ぎていたのですが、ご好意でカレーを出してくださいました。山荘の方が女神に見えました。笑 お腹は空いているはずなのに、何故かほとんどカレーが食べられず…。頭も痛くてつらい。高山病かな、ということでメンバーの方々の判断により穂高岳山荘まで行くのは止めにして、涸沢ヒュッテまで降りることに。 山荘の方に頭痛薬を頂いて、涸沢に降りる頃には頭痛も改善。 涸沢の食堂で夕食におでんを頂きましたが、これが出汁の味がしっかり染みていて絶品。食欲がなくても食べられた。 夜ご飯は、おでんと宮崎が誇る銘菓、九里栗。カロリーたっぷり。こちらも食欲はないけど大好物なので食べられました。持ってきてくださったmiyapomさんにほんとに感謝。 18時くらいから雨が降っていたけど、いつの間にか爆睡していました。朝起きると悪寒と発汗があり、頭痛もしてこれは早く下山するしかない…昨日涸沢まで降りて良かった…と思っていました。食欲もなく、ドライマンゴーとドライレモンを仕方なく口に運びました。 涸沢の朝は天気が良く穂高の山々が一望できて、とてもきれいでした。下山ルートも広葉樹の森を通り、沢の音が聞こえる素敵なルートだったのですが、体が重く目眩と頭痛と気持ち悪さがあり、歩いても中々進まない…。 横尾山荘まで降りたところでメンバーの方が冷たいポカリとビスコをくださり、更には荷物まで担いでくださり、そのおかげでかなり回復できました。 徳沢ロッジでカフェラテを頂き、明神池付近でお蕎麦を頂き、上高地を美しい景色を楽しみながら下山できました。 体力不足と体調不良によりメンバーにはご心配をおかけし、ルート変更をさせてしまい面倒を見てもらうという大変申し訳なく、情け無い山行になってしまいました。メンバーには感謝と申し訳なさで一杯です。 一方で、他の山系には見られない北アルプス独自の美しさと厳しさを知ることができ、また自分の甘さも痛感し、もっともっと体力をつけてまたいつかリベンジしたい、と思います。

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