万太郎谷 井戸小屋沢 右俣

2017.09.23(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 51
休憩時間
1 時間 22
距離
10.1 km
のぼり / くだり
1057 / 1066 m
9 38

活動詳細

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土日の天気はイマイチ。直前に予報もころころ変わり、いったんは中止しかけた上越だが行くことにした。登攀系の沢「井戸小屋沢左俣」だ。晴天なら景観重視で西ゼンや笹穴沢を遡行したいが、曇りなら登攀系かな。 自分は高坂SAで車中泊。一杯やりながら雨雲レーダーを見ていた。東へ流れる雨雲の北端が上越方面にも少しずつかかり、ちょい心配。とはいいつつ一杯やりながら寝た。 起きて雨雲動画を見ると短い時間だがやや強い「黄色い」雲も通っており、どんなもんだろう? yoshiさんと合流し関越トンネルを越えるとまさかの青空!これは回復はやいか~!?やや気分よくしながら7時頃遡行開始した。 今日は本気系沢登りモードで、靴はモンベルサワーシューズRS。ただこのシューズはフリクション性能が抜群なのに対し、ちょい寒いのと砂利がザルのように入ってくるのが難点。薄い靴下はかないと砂利が気になってやってられない。 自分は万太郎谷初遡行。数年前から本谷、井戸小屋右、実力ついたらオタキノ沢など遡行したいと考えていたが、今回強力パートナーのyoshiさんなので左俣で初遡行となった。通常1泊、コースタイム11時間なので日帰りだとちゃっちゃと進む必要ある。 万太郎本谷はすばらしい景観が続く。ナメや淵、カマ、形のいい滝など盛りだくさんだ。本谷は盛夏にまた訪れたいものだ。湯沢では晴れていたが入渓地からはやや曇っており、写真を撮るにはちょいと残念。でも楽しく進んでいく。オキドウキョのトロなどは何度もレコで見てきたが思ったより薄暗い感じ。今日は当然泳ぎは回避だ。その後もキレイなカマを持つ滝を越えていくと、前方開けたところから万太郎方面の稜線が見える。うっすら赤色に色づきキレイだ。稜線でたときの楽しみが増えテンション上がった。ほどなくして井戸小屋沢出合。コースタイムをちょい刻んだ感じ。 井戸小屋沢にはいるとさすが登攀系の沢という感じで、小滝が休まる間もなく続く。楽しく登っていけるがヌメりは注意だ。小障子沢を左に分け右に進むとちょい渋いと言われる3m滝だ。ここで時間くってしまった。結構深いところに入ったりで体が冷えていて、足攣りが頻発。ロープ無しでは登れない状態。ちょい力入れると何か所も攣るのでムーブもくそもなくゴボウで登った。その後の3mは左の草付を超えるが、足上げたらまた攣る。。かばったら逆足も攣る。。ちょっとどうしようもない状態。。このころから左俣無理黄色信号が自分の中では灯る。 水分やミネラルゼリーを取り、足攣りはやや落ち着く。この後はかなり楽しいエリア。小滝やナメが連続し快適に登っていける。沖障子沢の出合では日が差し一気にテンションが上がった。その後ヒョングった滝でロープをもらう。トップをフリーでいったyoshiさんはさすが。水流圧力ハンパなかった。。 そしていよいよ本流(左俣)と右俣の分岐だ。ここまでほとんどコースタイムを刻めていない。よって稜線到着は予定通りでも16時前くらいの見込み。さらには自分の「足攣り」がかなりヒドい。シャワーが多いので、おそらくまた起きるだろう。増水影響もあるので、今回は右俣へ変更とした。(偵察はしたがしょっぱなの滝から中々難しそう) 右俣は本流に較べれば難易度は低く時間は短いが、そこそこ渋い滝は多い。今日は水量に加えヌメりも強くてそんなに楽では無かった。黒光りする滝は一応ロープも使った。自分はカメラを置き忘れるというチョンボなど(しかも2回)もあり結構さんざんな感じ(笑) 最後はごく短い藪を抜け登山道へ。 稜線はガスで視界はあまり無かったが、達成感はやはりかなりのものでyoshiさんと握手。 左俣は寒さに弱い自分を考えると盛夏、かつ水量少ない時かな~。足攣りやら時間を食う原因を抑えないと。。でもぜひリベンジしたいです。 下山時クマに出くわしました(初めて)。ガサガサ音がして何かと思ったら、デカい木の上10mくらいに黒い巨躯が! 後ずさり様子見。親子の様子では無い事を確認した上で、手を叩いたり声を出したりしたら去っていった。。さすがに緊張した。。ハンマーも用意したし(笑) この下山道は泥濘ひどくて正直歩きたくないが、沢下降でまたつかうのだろうな~。。 万太郎谷は初めてだったが、やはり銘渓という雰囲気がよく分かった。本谷、川棚沢、オタキノ沢、そして井戸小屋沢左俣をぜひともいってみたいものだ。

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