活動データ
タイム
16:42
距離
43.6km
のぼり
3475m
くだり
3479m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る新穂高発日帰りロングシリーズでやり残していた黒部五郎岳。 往復の距離は40㎞超、累積標高は3500mほど。数値的には水晶岳⇆新穂高と比べると一回り小ぶりなイメージ。 深夜0時ちょうどに新穂高をスタートした。 前日まで天気は晴れ予報だったが、直前に見たら終日曇りに。しかもスタート時点で小雨も降っている。三俣蓮華で眺望ゼロだったらそのまま帰ろうと決めた。 双六小屋に到達して雨は止んだが、絶賛ガスの中。昨年の水晶チャレンジのときに遭遇した双六の感動的な日の出を狙ってスタートを早くしたが、真っ白で何も見えない。 三俣蓮華でリタイア濃厚なマインドだったが、三俣蓮華で様相は一転した。突如ガスが晴れ、特に黒部五郎方面は青空も覗いていた。こりゃー行けってことか(笑) 山岳雑誌でよく見かける「たおやかな稜線」という言葉。ボクはそのような表現を使ったことがなかったが、三俣蓮華から黒部五郎に連なる稜線はまさに「たおやかな稜線」だった。この稜線なら楽勝だと思いきや、遠目には見えない黒部五郎小屋は地下10階くらいの低いところに存在することが判明。とんでもない急下降は帰りの登り返しのキツさの裏返し。 黒部五郎小屋から行きは稜線ルート、帰りはカールルートを選択。稜線ルートはほとんど歩かれてないようで、ややジャングル化していた。森林限界を超えてからはトキントキンの岩稜帯もあって楽しかった。 山頂で短い休憩をしてすぐにカールルートで下山開始。カールルートは周囲をぐるっと黒部五郎岳に囲まれて、お花が咲き乱れ雪解けの水が流れ、太古の昔からほぼ姿を変えていない豊かな自然を目の当たりにすることができた。言葉でも写真でも全く表現できない雄大な光景に出会えてヨカッタ。 黒部五郎小屋からは地上へ上がるための壁のような登り返し。壁を登り切っても三俣蓮華への登り返しはだらだらと続く。無気力にトボトボと歩き続けたが、いつの間にか鷲羽岳方面も晴れていて景色には元気付けられた。 双六小屋を経て弓折乗越まで何とか到達できればあとは無心に下るのみ。無事に新穂高に帰ってくることができた。ボク的な疲労感は日帰り水晶を上回るレベルだった。が、黒部五郎カールは本当にスゴイ。また行きたいけど簡単には行けない..
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。