大朝日岳周回

2021.07.24(土) 2 DAYS

金曜の夜19:00にレンタカーで出発し、朝日鉱泉には日付が変わった土曜日に到着。慣れない運転に加え、鬼のような山道で登山前に死にかける。3時間ほど車中で仮眠し4時に起床。4時30分に出発予定だったがメンバーの1人がコンタクトを見失い30分遅れる。 朝日鉱泉ナチュラリストの家を経てすぐの吊り橋を渡る。少し歩くと中ツル尾根コースと鳥原山コースの分岐が現れるので右に進み鳥原山を目指す。顔の周りを飛び交う虫を耐え凌ぎ、急登を喘ぎながら登りきると視界が開けて鳥原山直下の湿原に辿り着く。 曇りだったが流石に暑い。この時点で既に持参した水4L中の1.5Lを消費。鳥原小屋内で大休憩。初めて羊羹を待ってきたが、食欲がない時でも手軽に食べられ、体に活力がみなぎるのを実感。一躍羊羹が今後の行動食の筆頭候補になった。 鳥原山からは日が差すようになり、暑さで立っているだけでも体力がじわじわ削られるのがわかる。小朝日岳に向かう登山道沿いにノウゴウイチゴがたくさん!下界のイチゴのような味がして癒された(食べてよかったのかな)。 小朝日岳はガスガスで展望なし。ヘトヘトになりながら急坂を200m下り、緩やかに登ると突如植生が変化し、お花畑が広がる稜線が現れる。ここからはアドレナリンがドバドバ出て疲れが吹き飛ぶ。朝日連峰で一番おいしいと言われる銀玉水をたっぷり汲んだ。火照った体に冷たい水が染み渡る。ここまで来ると大朝日岳小屋は目の前だった。 4連休3日目のこの日の小屋は大盛況。定員100名の小屋は人で溢れ返り遅く到着したパーティは小屋の外で寝ていた。 夜ご飯はアルファ米と各々持ち合わせた缶詰。アルファ米が便利すぎて困る。もう米が炊けない体になってしまった。持ってきた缶ビールは冷えてないし若干炭酸が抜けていたが美味しかった。次回はもっと運びたい。 2日目は快晴。山頂で日の出を迎えたのち、これぞ朝日連峰というような稜線を延々と歩く。天気が良いと言うことは暑さもすごい!飲んでも飲んでも喉が渇く。7月下旬に2000m以下の山は不可能ではないが過酷だというのがよくわかった。 何度も何度も登り下りを経て御影森山に到着。山頂は四畳半ほどの広さしかないが、大朝日岳の展望が非常に良い。あんなところからここまで歩いてきたのかと感慨深くなる。ここから1000mの下りになるので景気づけにアミノバイタルを補充。プラティパスを洗うのが面倒になるが、そんなことは気にしない。激坂を降り終わると行きとは違う吊り橋にぶち当たり、そこからしばらく歩いて行きと同じ吊り橋に到着。無事に朝日鉱泉に戻ってこれた。 今回の山行でマットとトレパンがお釈迦になってしまった。特にマットについて、小屋内の皆さんが就寝中に爆音を立てて壊れてしまった。申し訳なかったと思います。 帰りはつけ麺800gを食し帰宅。次は涼しい秋に来たい。