焼石岳　東成瀬から

乳頭山とどちらに行こうか悩んで、こちらの方がお天気持ちそうだと判断し、焼石岳へ。しかし、大気不安定は不安定で、想定より早く雨が！さらに雷も😅 去年は焼石沼まで。今回は山頂までがんばりたい。 焼石岳のイメージは、登り始めると下る。なので下山の終盤で登る。そしてとにかく跨ぐ。そしてぬかるんでいる。３箇所の渡渉。距離が長い。 ８合目の焼石沼までは緩やかな登り。というか下り？時々壁のような所もあり、足場探してよじ登る。渡渉やぬかるみは数日続いている晴天のおかげで格段に歩きやすい。 帰りは豹変するけど。 ８合目手前の長命水は冷たくて美味しい。まもなく８合目の焼石沼。ミヤマキンポウゲの盛りは終わっていて少なかったけど、十分に楽しませてくれた。 ここから本格的な登り。ハクサンフウロやクガイソウ、トウゲブキなどなどが登山道を飾り、やがて９合目。ここから岩石登り。そこそこくたびれているからキツかった。ペンキ頼りにノロノロ歩き。何度も引き返そうかと思った。 山頂からは姥石平を見下ろし、南本内岳とか見てたら、焼石岳、広いなーと感動。 上がってきたガスは抜けたように思えたからゆっくりランチ。でも姥石平はガスに覆われて見えなくなっていた。 下山始めて、空は暗くなってきて雷が遠くで聞こえる。それでもあんまり危機感はなかったけど、ちょうど長命水まできたら雨が、ぽつ、ぽつ、からのざーざー降り。雨具着ているうちにザックのカバーは間に合わなくて濡れる。雷も鳴っている。 頭によぎったのは、「よし、丁寧に降りよう」 急いでバテたり転んだりしたらかえって時間がかかる。まずは雨がしのげる樹林帯までもう少し。自分のペースで歩こう。なんらかに備えて、長命水を水筒に満たして出発。 サーリーさんの、雨の月山に自ら登っていたレポが励みになった。私も練習、練習って思って進んだ😤登山道は泥水になったけど、普通に歩けるから問題なし。雷が大きくて怖かった🤥 渡渉地点がどうなっているかドキドキ。帰れるのかなぁて緊張しながら歩いていた。たどり着いたら濁流に見える・・・。 これは初めての経験で、「救助呼ぶ？」って口に出た。 少し考えた。そしておやつ食べた。少し落ち着いた。 岩が見えているから深さはそうでもないかも。ストックさしてみて深さはなんとか行けそう。流れの緩いところを慎重に、しっかり足つけて渡った。 転んだらやばいから怖かったけど冷静に。 そうして３箇所の渡渉は乗り切った。もちろん靴は浸水。それでも川を渡った安心感。 ホッとしてからの距離も長かった・・。 登山口に着く頃には雨があがり、きらきらお空。 車についてもびしょ濡れで、何から作業していいか分からなかった。まずはザックおろしたっけかな😅 温泉は、與太郎さんのレポで気になっていた東仙歩へ。すごくよかった！ 危機感のないところで入る温泉、幸せだった♨️ 帰ってきて濡れたザックの中身を全部取り出して干したり、ギアを点検したり。改めてザックの中身を見直すいい機会になった😊 雨も経験も良し☂️