鹿島槍ヶ岳(北峰)/爺ヶ岳(中峰)2021-7-19

2021.07.19(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 44
休憩時間
3 時間 35
距離
20.7 km
のぼり / くだり
2296 / 2302 m
2 11
27
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活動詳細

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むか~しから登ってみたくて…2018年の夏に友達と計画していたが雨で流れていました(*_*) 3年越しの課題「鹿島槍ヶ岳」に登りました。 柏原新道から爺ヶ岳を経由して登るロングルートにこの夏はチャレンジです(^^) いつも通り深夜の仕事終わりから一睡の仮眠もできずに…お迎えが午前1時に到着です。仲間と真夜中の中央道を北へ車を走らせました。 <スタート~柏原新道> 扇沢沿いの駐車場に車を停めて、朝5時にスタートです。すぐに樹林帯の登山道が始まります。 さすが夏山(7月)ですねぇ北アルプスでも湿度が高くて…滝汗が出てきます。たくさん水分補給しないとね、多めに水を担いでいますが少し不安がよぎります。 登山道も、とてもよく整備されていて歩きやすいです。ダケカンバの森が広がる森は気持ちいいですね。 稜線に出る頃にはガスが出てきて、真っ白になりました。 <種池山荘~爺ヶ岳(南峰)> 種池山荘のあたりは高山植物が咲き乱れ、霧の中で水の滴が花について可憐です(^^) やっと腰を下ろして休憩です。ここからは稜線歩きを楽しみます。少し進むとすれ違いの登山者から雷鳥の親子がいるって教えてもらい、歩くと小さなヒナが4羽もいました。可愛すぎます。 時折晴れ間が見える中を歩いていくと爺ヶ岳に着きます。 <爺ヶ岳(中峰)~冷池山荘> 梅雨も明けた暑~い夏は…涼しい北アルプスの稜線歩きをしたくて(^^)このルートを選びました。樹林帯と違って谷筋から吹く風が涼しくて、快適な稜線歩きを楽しみます。まだまだガスが出ていてまわりの山々が見えませんが、足元には高山植物がたくさん咲き誇ります。 <布引山~鹿島槍ヶ岳(南峰)> 布引山からの稜線も高山植物が多く咲き、飽きない山歩きが楽しめます。少しずつガスが切れてきて、これから晴れてくる予感がします。 登山地図で…いつも入れる防水の袋にいっぱいの大きさ(長さ)になります、行程は15時間近くになる計算なので、休憩抜きで11時間ぐらいで歩きたいと思っていました。 鹿島槍ヶ岳(南峰)までは約5時間で、いいペースで登れました。スポーツようかん(井村屋)を食べたりして、まだまだここからの長い道のりに備えます。 <鹿島槍ヶ岳(北峰)~布引山> 南峰では、陽気な年配グループの皆さんと談笑して、写真に撮ってから、ザックなどの荷物をデポしました(まだ昼ごはんなどの重いモノが入っているので&スマホもデポしていて…この区間だけログが取れていない) 空荷になると楽ですね…足取りも軽くなります。北峰までの道のりは岩稜帯が続きます。やっぱり岩場は楽しいですね。折り返しの目的地「鹿島槍ヶ岳(北峰)」への登り、仲間とハイタッチです。 復路も岩場が続き、慎重に進みます。 途中まわりのガスが切れてきて…やっと立山連峰の山々が見えてきました。 岩と雪の殿堂「剱岳」も姿を現しました。やはりテンション上がりますね(^^) <冷池山荘~爺ヶ岳> 12時をすぎたので、お昼ご飯を冷池山荘で作ります。今回は長い下りに備えて…たっぷりとパスタ(ペンネ)を茹でて、コーンビーフ&マッシュルームにマヨネーズ&タルタルソースを和えて、ハーブチキン用の調味料を添えていただきました。 行動食などを口にしていますが、やはりお腹が減っていたようです。 鹿島槍ヶ岳の双耳峰の端正な姿が見渡せるテラスで、美味しく140g近くをお腹に入れました。 天気はぴーかんになって暑くなってきました。 小屋で2ℓ(400円)のミネラルウォーターを買ってみんなで分け合います。まだまだ長い復路がまっています。 2,500mを超える稜線歩きなのに…刺すような日差しに手こずります。暑さでヒートアップしてしまいます。全行程の中で帰りの爺ヶ岳への登り返しが一番キツかったです(*_*) <種池山荘~柏原新道登山口> 爺ヶ岳から見えた種池山荘は…とても遠く、まだまだ歩かされるなぁ~と感じさせる稜線が続きます。 でも天気は最高で、まわりには立山連峰や下界の大町市などが広がり、飽きることのない景色が楽しめました。 時折り東側の斜面から吹く風が冷たく爽やかで癒されます。 ただ…風が通らない稜線は暑く太陽の紫外線が容赦なく降り注ぎます。体力を削られながらも前に進みます。 種池山荘には15時ごろに到着しました。宿泊する予定の登山者などが次々と訪れていました。小休止をして、残りの下りを進みます。 毎回思いますが…残り最後の1~2時間がいちばん長く感じます(*_*) 疲れていて、疲労も溜まっているし、全く寝てないので疲れてきますよねぇ…でも仲間といるので音楽を聞きながら歌ったり♫たわいの無いことを話しながら歩けば、ソロとは違い頑張れます。 明るい時間に(17時前に)やっと登山口に辿り着きました。 下山して、車に冷やしておいた…ノンアルで乾杯しました。仲間で登ることで最後まで歩くことができました。 久しぶりの長い山登りで…後立山連峰の名峰「鹿島槍ヶ岳」をたっぷりと楽しむことができました(^^) 今回の山行のために今年の2月から合計1,100km以上のランニングにこなして、しっかり登れるように準備をしました。 やはり山は奥深い世界ですね。久々の北アルプスの夏山で学ぶことも多かったです。季節や天候で山の条件は常に変化していくことを改めて感じました。 もうすぐ50代もみえてきた自分に、どのような山登りが出来るのか…まだまだ満足できる登山をしていきたいと強く感じました。 何度も見てきた、北アルプスの山々も歳をとって登ることで(40代後半はまだまだヒヨっ子ですが)感じる事や、身体を鍛え…乗り越えることの喜びを楽しめた山行でした。 いっしょに登ってくれた友達の力も、とても大きかったです。ほんとに…ありがと(^^)

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