蝶ヶ岳〜唐沢岳 常念山脈縦走

2021.07.15(木) 4 DAYS

活動データ

タイム

43:49

距離

48.4km

のぼり

4683m

くだり

5200m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 31
休憩時間
12
距離
11.6 km
のぼり / くだり
1328 / 170 m
DAY 2
合計時間
12 時間 40
休憩時間
1 時間 7
距離
16.0 km
のぼり / くだり
1653 / 1604 m
DAY 3
合計時間
11 時間 36
休憩時間
3 時間 25
距離
8.0 km
のぼり / くだり
862 / 960 m
1
4
1 38
52
2 34
1 1
DAY 4
合計時間
13 時間 1
休憩時間
1 時間 37
距離
12.6 km
のぼり / くだり
835 / 2452 m
26
14
1 21
1 8
37
21
1 54
2 4
1 18

活動詳細

すべて見る

親友から蝶ヶ岳でテン泊のお誘いが まさかの前日昼に。 どうせ蝶ヶ岳に行くのなら、 前から計画していた 上高地から 蝶ヶ岳~餓鬼岳先の唐沢岳の縦走したいなー。と奥さまにご提案。 行ってらっしゃいとの事なので バスの発車まで残り約10時間、 急いで慌ててパッキングでゴー。 夜10時新宿発、上高地行きバスは たったの5人。 申し訳ない気持ちでした。 虫除け忘れた。 ウエットティッシュ忘れた。 レジ袋忘れた。 皿、箸忘れた。 装備の事と一般道迂回する バスの横揺れで眠れず、 体組成計の睡眠時間は1.5時間。。。 1日目 午前5時過ぎ上高地到着後、準備して登山開始。 快調に歩みを進められたのは徳沢園まで。 そこから登り始めて息切れるし 足が上がらず調子悪い。 1ヵ月以上振りの山、 久々20kgの荷物と 寝不足のトリプルコンボ。 何とか蝶ヶ岳山頂着いて テント場に荷物置いて受付。 直ぐに反対の三股から上がってきた 友人達も合流。 ビールで乾杯し宴のスタート。 山頂で料理人が振る舞ってくれた 焦がしバターのビーフシチューは絶品でした。 3本目を開けた辺りから頭痛くなって 高山病になりました。 天気も下り坂、雨も降りだし 宴はテント内で。 でも頭痛くて、ぐったり。 明朝3時に目覚ましセットで 途中で寝ました。 2日目 目覚ましで起きたけど、頭痛かったので 友人と一緒に下山も考えたけど、 この工程はもう一生無いかもしれないので頑張って支度し、 自分のテントを持って降りてくれるという普通はありえない最大の甘えを享受してスタート。 右手に地平線の薄明かりと左手には槍穂高連峰。 さっきまでの辛さが吹き飛ぶ絶景エクスタシー。 ドーパミン溢れる多幸感に包まれながら進みます。 蝶槍でご来光を拝み、ハイマツを蹴り分け 絶景アップダウンを繰り返し 日差しが強くなってきたので、常念小屋で日焼け止めを。 東天井岳で登れそうなところを見つけて 頂上に立つと反対からの道が有り、損した気分に。 水が無くなったので大天荘で2Lのペットボトルを。 500mlが4〜500円が相場なのに、破格の800円でした。 北岳肩小屋は2000円だった記憶が。 雨蓋脇から顔だしたシェルがベトベト。。 よく見るとズボンも荷物も松ヤニにやられました。 荷物をデポして大天井岳をピストン。 この辺りから雲に景色を遮られてしまいましたが 通過する全てのピークで眺望を楽しめました。 調子良くならず、ペースが上がらないのに更に両足にマメが。。 数年ぶりの登山靴。 靴下も万全だったのに、荷物の重さと登り降りでできてしまいました。 そんなこんなで ヘロヘロ状態で燕山荘に到着。 笑顔の素晴らしいスタッフさんのホスピタリティに癒されながらも 階段を上がる、また上がる、そして上がる、もう1回上がる。 案内された場所は斜めに筋交が有り、腰を落とさなければ 通れず、通路に布団があり寝ている人を踏んづけてしまう 屋根裏のような場所でした。 荷物を解してビックリ、日焼け止めのフタが閉まっておらず ポーチから漏れて、ザックの中が真っ白。。。 売店でレジ袋を10枚購入して ポーチごと仕舞って無かったものとしました。 晩御飯はチーズ入りハンバーグなど 山小屋ではなく、ホテルの様な食事でした。 ただ、黙食と目の前の飛沫防止プレートに貼られて 酔っ払いグループ以外は静かに食べていて少し居心地が悪かったです。 出発時に重いザックを持って腰をかがめ頭上の筋交を避けながら 人を跨いで行くのは不可能と判断し、寝床に戻りルール違反承知で 入り口付近にザックを移動させました。 その後、外を散歩。 厚い雲から少し顔を出した夕焼けは 幻想的で見事でした。 3日目 3時の目覚ましで起床。 ザックを移動させておいて 本当に良かったと思った、通路迄の障害物競走。 もし自分の荷物が有ったら5〜6人の足を踏んづけてたか 寝ている足に躓いて行く先の人にザックをぶつけていました。 4時前にスタート。 何人もの人たちが燕岳山頂に向かっています。 薄明かりで楽しみにしていたイルカをパチリ。 日の出まで30分あるので先に進みます。 北燕岳に到着しましたが、更に日の出まで時間があったので次のピークに向かおうとしたら 山頂に、お1人いらした方にご来光を待たない事を不思議がられました。 山頂ではなかったですが、きちんと日の出を拝みました。 直後に同じ尾根筋の向かいある雪渓を登るクマを発見。 しばらく睨めっこしました。 その直後、草の落とし穴にハマり左足と左膝を軽くひねりました。 燕山荘に戻るほどでも無いので先に進みます。 登り返して尾根頭に出たら、そこは何も言えない美しさ。 何度でも来たい位、今回1番のシャングリラを独り占め。 1kmほど恍惚とし、東沢岳に向かいました。 柔らかい雪渓をチェンスパなしで降りましたが 踏み跡、ピンクテープを見失い地図でリカバリー。 コースに戻れましたがそこからは 急な降りの藪潜り&漕ぎ。 アームカバーの登場です。 笹の葉の足元隠し、 根っこスライダーで転んで 更にハイマツパンチ。 まるで緑の海の笹やハイマツの群生。 しかも朝露で全身ビショビショ。 何とか東沢乗越まで到着し、左足が痛みだしたので 中房温泉にエスケープも考えました。 今更、雨具を出してもしょうがないので 頑張って熱で乾かし藪漕ぎ潜りを続け東沢山頂に到着。 そこで食欲無いけど朝弁を。 一口食べて、箸が進まず仕舞おうと思ったけど 塩みの強い昆布の佃煮を口にしたら 食欲が湧いて平らげてしまいました。 景色を独り占めしながら朝弁を食べている間に乾かしていた衣類を再び着て、剣吊りに向かいます。 東沢乗越からピンクテープもマーキングも無いことに気が付き、ずっと先の踏み跡を確認しても、油断すると間違えてしまうマーキング空白地帯を進みます。 頑張れば登れそうなポイントを見つけ剣吊りの岩影に荷物をデポ。 スルスル登って行きます。 ところが、オーバーハングして進めなくなっていたので少し戻りルートを探しながら岩を掴んでいたら腕がプルプルしてきて落ちそうになり諦めて撤退しました。 荷物を背負い少し歩き岩をよじ登り右に折れると剣吊りを登るならここ!という場所がありました。 水400ml切っているし、餓鬼岳小屋まで1時間あるし、暑いし、今回はスルーしました。 剣吊りが登れるとは知っていたけれど時間なくて調べていなく余計なところで体力使った事を後悔しました。 そこからは錆びた番線と乾燥した材木の命がけのアスレチック。 体の向きを変える度に、背中の荷物が遠心力を帯び振り回されて何度も落ちそうになりました。 残りの水を少しずつ何度も小分けにしながら餓鬼岳小屋に到着。 早速買った500mlの水ペットをがぶ飲み。 荷物をデポして唐沢岳をピストンしようとCTを聞いたら5時間以上かかるそうで 暑さで、ご飯時間までに戻れる自信がなかったので次の日に延期。 靴を履き替え、餓鬼岳山頂でソロテン泊の方とお話ししたり、小屋周辺で通ってきた山々や眼下の町を眺め、天国のような場所でご飯までとてもゆっくりしました。 晩御飯はちらし寿司、ワカメとお麩のお吸い物達でとても美味しかったです。 本当に小さく古い山小屋ですが、のどかで景色も良く、とても静かで スタッフさんも親切で、今までの山小屋で一番幸せな時間を過ごせました。 6時過ぎには布団を敷いてウトウトしたなと思ったら3時までぐっすり寝てしまいました。 4日目 前の日に部屋の隅に荷物を置かせてもらい、軽くなったザックを持ち出して トイレ脇で顔を洗ってすぐに登り始め。 5分で前の日に登った餓鬼岳到着。 さらに進んで唐沢岳の標識を過ぎ展望台で少し撮影休憩。 餓鬼のコブでのご来光をめざし猛ダッシュ! ドンピシャで間に合いました。 両足マメ付き&左足不調で アームバンドと長ズボン必須の 藪漕ぎ&潜りを繰り返し、岩に張り付き、ロープを引っ張り 今回の旅最後の目的地、唐沢岳に何とか到着。 絶景山頂で食べた、たったオニギリ2つしかない餓鬼岳の朝弁の何と美味しかったことか。 今までの朝弁で一番美味しかったです。 前日餓鬼岳山頂でお話しした方ともお会いし 荷物をピックアップして下山があるので先に山頂を後にしました。 小屋に戻り、もう一度2Lの水と500mlアクエリアスを購入。 スタッフさんにタクシーをコースタイムより遅めに予約してもらい 下山開始。 最初の1時間は快調に飛ばせました。 が、汗が噴き出し熱中症のような頭痛が。 ペースがとても落ちて、フアフラしてバランスを崩し、 終いには命がけアスレチックで何度も足を滑らす始末。 途中で2回タクシー会社に連絡して計1時間遅らせていただきました。 命からがら、白沢登山口でタクシーを見たときは 本当にホッとしました。 まさかのキンキンに冷えたスポーツドリンクを戴き ブルーシートが敷いてある後部座席に。 信濃大町駅そばの七倉荘旅館に送っていただきました。 たった500円で綺麗なお風呂へ4日振りに。 体重計に乗ったら、6.6kg痩せていました。 長期入浴しないとシャンプーが泡立たないって聞いてはいましたが その通りでした。 のんびり入っていたら高速バスに乗り遅れてしまったので 大糸線で松本へ。そしてあずさに乗って新宿まで戻りました。 翌日、ひねった膝に水が溜まっていたので病院に行き35ml抜きました。 食べなかった尾西のアルファ米やソイジョイ10個、 使わなかったジェットボイル、ガス、マグカップ、着替えで3kg以上余計でした。 でもまた明日行きたい。

常念岳・大天井岳・燕岳 この日唯一の青空。
この日唯一の青空。
常念岳・大天井岳・燕岳 眺望なし。。
眺望なし。。
常念岳・大天井岳・燕岳 オオバキスミレ
オオバキスミレ
常念岳・大天井岳・燕岳 蝶ヶ岳ヒュッテが!
蝶ヶ岳ヒュッテが!
常念岳・大天井岳・燕岳 眺望なし
眺望なし
常念岳・大天井岳・燕岳 焦がしバターのビーフシチュー
焦がしバターのビーフシチュー
常念岳・大天井岳・燕岳 前の日の嵐が嘘のよう
前の日の嵐が嘘のよう
常念岳・大天井岳・燕岳 槍穂高連峰
槍穂高連峰
常念岳・大天井岳・燕岳 日の出前の常念
日の出前の常念
常念岳・大天井岳・燕岳 何度も槍穂高連峰
何度も槍穂高連峰
常念岳・大天井岳・燕岳 振り返って蝶ヶ岳
振り返って蝶ヶ岳
常念岳・大天井岳・燕岳 しつこくてすいません
しつこくてすいません
常念岳・大天井岳・燕岳 雲海とご来光
雲海とご来光
常念岳・大天井岳・燕岳 蝶ヶ岳ヒュッテの朝弁
蝶ヶ岳ヒュッテの朝弁
常念岳・大天井岳・燕岳 振り返って蝶ヶ岳
振り返って蝶ヶ岳
常念岳・大天井岳・燕岳 常念山頂
常念山頂
常念岳・大天井岳・燕岳 横通岳と大天井岳
横通岳と大天井岳
常念岳・大天井岳・燕岳 全員布団敷いたら。
全員布団敷いたら。
常念岳・大天井岳・燕岳 美味しかったです。
美味しかったです。
常念岳・大天井岳・燕岳 一応パチリ
一応パチリ
常念岳・大天井岳・燕岳 燕の名前の由来かな
燕の名前の由来かな
常念岳・大天井岳・燕岳 メガネ岩
メガネ岩
常念岳・大天井岳・燕岳 八ヶ岳、南アルプス
八ヶ岳、南アルプス
常念岳・大天井岳・燕岳  ハクサンイチゲ???
ハクサンイチゲ???
常念岳・大天井岳・燕岳 東沢岳と同じ高さに降りてきました。
東沢岳と同じ高さに降りてきました。
常念岳・大天井岳・燕岳 踏み跡のみ。
踏み跡のみ。
常念岳・大天井岳・燕岳 地獄の笹畑。
地獄の笹畑。
常念岳・大天井岳・燕岳 燕岳を振り返り
燕岳を振り返り
常念岳・大天井岳・燕岳 立山連峰、唐沢岳、剣吊、餓鬼岳
立山連峰、唐沢岳、剣吊、餓鬼岳
常念岳・大天井岳・燕岳 沢のような崖くずれ
沢のような崖くずれ
常念岳・大天井岳・燕岳 横断してホッと
横断してホッと
常念岳・大天井岳・燕岳 いけると思ったけど撤退。
いけると思ったけど撤退。
常念岳・大天井岳・燕岳 あとちょっと
あとちょっと
常念岳・大天井岳・燕岳 餓鬼岳
餓鬼岳
常念岳・大天井岳・燕岳 餓鬼岳小屋
餓鬼岳小屋
常念岳・大天井岳・燕岳 小屋側の展望台から
小屋側の展望台から
常念岳・大天井岳・燕岳 唐沢岳と餓鬼のコブ
唐沢岳と餓鬼のコブ
常念岳・大天井岳・燕岳 4日目のご来光
4日目のご来光
常念岳・大天井岳・燕岳 餓鬼岳と展望台
餓鬼岳と展望台
常念岳・大天井岳・燕岳 餓鬼のコブ
餓鬼のコブ
常念岳・大天井岳・燕岳 ゴゼンタチバナ。帰りも同じところで目が合いました。
ゴゼンタチバナ。帰りも同じところで目が合いました。
常念岳・大天井岳・燕岳 ハクサンシャクナゲ?
ハクサンシャクナゲ?
常念岳・大天井岳・燕岳 頂上まで直ぐと思わせる。
頂上まで直ぐと思わせる。
常念岳・大天井岳・燕岳 1個食べてしまったけれど今までの朝弁でNo.1 !!
1個食べてしまったけれど今までの朝弁でNo.1 !!
常念岳・大天井岳・燕岳 スマホで立山方面
スマホで立山方面
常念岳・大天井岳・燕岳 コマクサ
コマクサ
常念岳・大天井岳・燕岳 あそこまで戻るのか〜。
あそこまで戻るのか〜。
常念岳・大天井岳・燕岳 ありがとう、唐沢岳
ありがとう、唐沢岳
常念岳・大天井岳・燕岳 名残惜しいな。
名残惜しいな。
常念岳・大天井岳・燕岳 嫌いなピストンの登り返し
嫌いなピストンの登り返し
常念岳・大天井岳・燕岳 唐沢岳と餓鬼のコブ
唐沢岳と餓鬼のコブ
常念岳・大天井岳・燕岳 剣吊り、燕岳、槍ヶ岳
剣吊り、燕岳、槍ヶ岳
常念岳・大天井岳・燕岳 裏銀座オールスターズ
裏銀座オールスターズ
常念岳・大天井岳・燕岳 唐沢岳と立山連峰
唐沢岳と立山連峰
常念岳・大天井岳・燕岳 後立山連峰
後立山連峰
常念岳・大天井岳・燕岳 戸隠連峰?
戸隠連峰?
常念岳・大天井岳・燕岳 山頂から見納め
山頂から見納め
常念岳・大天井岳・燕岳 北アブルーさようなら。
北アブルーさようなら。
常念岳・大天井岳・燕岳 当に生き返る場所
当に生き返る場所
常念岳・大天井岳・燕岳 暑くてドボンしたい
暑くてドボンしたい
常念岳・大天井岳・燕岳 暑いけど涼しくなってきました。
暑いけど涼しくなってきました。
常念岳・大天井岳・燕岳 久々水平歩行で助かります。
久々水平歩行で助かります。
常念岳・大天井岳・燕岳 でもこんなのばっか。
でもこんなのばっか。
常念岳・大天井岳・燕岳 あと500mでゴール
あと500mでゴール

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