活動データ
タイム
11:34
距離
20.4km
のぼり
2088m
くだり
2085m
活動詳細
すべて見る以前から挑戦の機会をうかがっていた、石鎚山へのピストン縦走。 気力、体力、天候、どれも調子が良さそうだったので挑戦して来ました。 (梅ヶ市〜堂ヶ森) 登山口は梅ヶ市をチョイス。林道脇のスペースに車を駐車し登山開始。林道入口に置いてある登山ノートに今日の行程を記入する。 林道を10分ほど歩くと堂ヶ森まで2時間40分の標識が現れる。 ここから、植林帯の中の急登が始まる。薄暗い登山道であるが、踏み跡はしっかりと付いているので迷うコトはない。 40分程で視界が開け、間伐作業用の林道に出る。ここからは稜線の植林帯となり、明るい登山道となる。 やがてブナや熊笹が現れはじめ、登山口から1時間40分で堂ヶ森の稜線に出る。 ここから山頂の反射板を目指して笹原を歩くのだが、人間のせいか、雨のせいか、土が掘れてしまっていて、非常に歩きにくい。 路面に四苦八苦しながら、2時間15分で堂ヶ森に到着。 (堂ヶ森〜二の森) 快適な稜線歩きなのだが、笹が伸びていて足元の路面が見えない箇所があり慎重に歩く。 堂ヶ森山頂から10分程で愛大避難小屋との分岐点に到着するが、先を急ぐ為、寄り道せずに先を目指す。 鞍瀬の頭には寄りたいと思っていたので目の前にあるピークに突き進む。どうやらルートを踏み外したみたいだが、見通しの良い稜線で迷うことはないので、道なき道をひたすら登っていく。 ふくらはぎにかなりのダメージを負いながらやっとの思いで山頂に到着するが、ここでガスが発生し周りは真っ白。いつもの事である。 鞍瀬の頭から二の森まではまさに登山道といった具合で、森の中を登っていく。結構しんどかったせいか写真を撮っていない。 堂ヶ森から約1時間30分で二の森に到着。山頂は狭く地味であるが、眺めは最高である。 (二の森〜石鎚山) ここから石鎚山まで快適な稜線歩きと思っていたのだか、笹漕ぎがあったり木の根につまずいたり、滑ったりとなかなか手強いルートであった。 途中に見える西ノ冠岳の北斜面は威風堂々といった山容であり見応えがある。 40分程歩くと西ノ冠岳のコルに到着し、あんなに遠かった弥山が目前に現れる。弥山の要塞ちっくな姿は個人的に好きである。 西冠のコルを過ぎた辺りから、足が重くなり、なかなか前に進まない。すれ違ったご夫婦から励ましの言葉をいただき、まさに気力を振り絞って何とか面河ルートとの合流点に到着。 ここで女神に遭遇する。 トレラン姿の美女2名が現れ、うち1名は短パンから白い輝きを放つ生脚を披露させている。鼻の下をかなり伸ばしながら挨拶をし、ストーカーの如く後を追う。おっさんの下心パワーで何とか表参道との合流点に到着。あと少し…なのだが、ここからの階段が地獄であった。子供にもご年配の方にもどんどん抜かれていく。一段登っては休憩を繰り返し、まさに産まれたての子鹿のようにヨロヨロとなりながら、やっとの思いで弥山に到着。二の森から約1時間30分。時間以上の辛さだった…。 (石鎚山頂) 今回の縦走で決めていた事。それは山頂コーラである! 登山途中で食べ物、飲み物を買うことはあまり気が進まないのだが、もはやそんな綺麗事はどうでもいい。体の細胞の全てがコーラを欲しているのだ! しかし石鎚山のコーラは高級品なのである。480円也。家族4人ならばコーラで1920円使ってしまう事になる。 しかも今回は『自炊なんてできねーよ!』という、リトルヨッシーのささやきに屈してしまい、親子丼を注文してしまう。 コーラと親子丼でエネルギーを補給し、脚を休ませた後は天狗岳へ。 弥山は混み合っていたので、天狗岳でマッタリと時間を過ごす。 そうしている内に下山開始予定の13時になる。 下山は4時間を目標として、スタート。 (弥山〜二の森) 戻りは1時間30分以内と考えていたのだが、足元がガレていたり、木の根が露出していたりと、下りであってもスピードを出せない。結局、二の森まで1時間40分を要してしまう。 (二の森〜堂が森) 鞍瀬の頭までは斜度のある登山道を慎重に下る。帰りは鞍瀬の頭に寄らずにトラバース道を歩いて行く。 一面に広がる美しい笹原は必見である。 しかし、足元はガレているので歩きにくい。 途中、草刈機を持った男性とすれ違い挨拶がてら話をする。16時近くであるが、二の森方面の草刈をしてくれるらしい。こうした登山道を整備して下さる方々には本当に感謝しなければならない。いつか自分もそうした活動をして、恩返しをしたいと思った。 帰りも愛大避難小屋には寄らずに、堂が森山頂を目指す。 16時ジャストに山頂に到着。 歩いてきたトレイルを振り返り、よく歩いたものだの自己満足する。 (堂ヶ森〜梅ヶ市登山口) ここからは1,000m以上を一気に下る。斜度がキツいので走って下ることは難しく、ブレーキを効かせながら転ばないように進んで行く。30分程で膝に疲れが出るが時間も無いので、我慢しながらひたすら下る。 途中、大嫌いなクモの巣に引っかかるという、アクシデントに見舞われたが、17時30分に無事に登山口に到着。 結局、登り5時間15分、下り4時間30分、昼休憩1時間30分であった。 やはりこのルートは愛大避難小屋で一泊して、景色を堪能しながらゆっくり登るのがベストだと思う。
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