活動データ
タイム
09:54
距離
8.1km
のぼり
1770m
くだり
884m
活動詳細
すべて見る念願の槍穂高縦走一気通貫+α の機会が突然に訪れた。 最近、御在所でお知り合いになったYさんとの会話の中で、まだ行けてないのでいつかはと話はしていたのだが、唐突に 「今週末、天気が良さそうなので行きませんか?」 とのお誘いがあった。 まさかこんなに早くチャンスが訪れるとは想定外だったので一瞬躊躇した。 しかし天気も良さそうだし、こんな機会を逃すのは勿体ない。 今夏のアルプス、オープニングでいきなりメインディッシュ級とはちと贅沢な気もしたが、ふたつ返事でお誘いを受ける。 だが、提出されたプランを見てまた躊躇をする事となる。 あの穂高の稜線をテン泊装備を担ぎ、1日で新穂高から北穂まで一気に抜ける。 (Yさん的には南岳まで行くプランもあった) どう考えても普通ではない。 ソロで縦走を計画していた時は小屋泊で2泊3日を見ていた(コスパが悪く実行に至らない)。 それをテント背負って1泊2日・・・。 こんな無茶なプラン、嫁さんにどう説明をしたら良いのか迷い、結局ギリギリまで言い出せなかった。 出発直前まで小言を言われたが、安全第一で無理なら引き返す、エスケープする等、山あるあるで見送ってもらった。 鍋平駐車場では緊張とワクワクのあまり、ほとんど仮眠出来なかった。 ロープウェイ始発(7:00)に乗って穂高口駅から西穂山荘へ向かう。 何故か初っぱなからハイペースなYさん。 最後は着いていく事が出来ずバテバテで西穂山荘着。 山荘へは寄らず1分休憩してリスタート。 丸山、独標、ピラミッド、チャンピオン。 小ピークを淡々と越えて西穂高岳山頂へ。 まずは1つ。 P1より先は未知の領域。 赤岩、間ノ岳、逆層スラブ、天狗の頭、どこかで聴いたことある稜線をひとつひとつ堪能しながら進む。 登って降りて登って降りて・・・背中の荷物が苦痛に感じる頃、ジャンダルムが目の前に現れテンションが上がった。 登山を始めて7年。 ついにジャンダルムへ辿り着いた。 良い景色だ。 毎回、奥穂から眺めていたジャンの頂きに自分が居る。 奥穂山頂からどういう風に見られているのか意識をしてしまう。 ジャンをそこそこ満喫したら、次は穂高山荘で小休止をしてテン場に向かう。 北穂のテン場へ・・・ ここからは修羅の道。 既に脚も気力も無くなり掛けている身体に鞭を入れて進む。 ある意味、西奥稜線より危険だ。 途中、何度もビバークが頭をよぎったが、根性だけで北穂テン場に辿り着く。 しかし、あまりにも疲れていて小屋まで行く気力も無い。 そんな自分を尻目に「ビール飲みたい」とYさんは小屋へ向かった。 暫くしてグラグラと地震。 震度2~3ぐらいだろうか、揺れと共に落石音がガラガラと聞こえてきた。 縦走中でなく良かった。 明日はいよいよ槍ヶ岳まで向かう。 早めに床に着くことにした。 つづく #西穂高岳 #赤岩岳 #間ノ岳 #天狗ノ頭 #ジャンダルム #奥穂高岳 #涸沢岳 #北穂高岳南峰
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