山と向き合う一日☀️百宅口から七高山へ‼️

今日は所属する山岳会の会山行⛰️ 会山行はその計画ごとにリーダーをはじめ、気象、読図、装備、記録、医療、輸送等々…参加者が各々役割を持ち、いかなる山にも万全を期して行動する。 登山初心者の自分にとって、先輩達の考え方や行動は毎回勉強になることばかりだし、安心して参加することができる。 そして今日の舞台は、鳥海山のピークの一つ、七高山を目指す‼️ 登山口は矢島口でも吹浦口でも象潟口でもなく「百宅口(ももやけ)」 ４合目の大清水(おしず)を起点として、チョウカイフスマ等の固有種や雄大な奥羽山脈、出羽丘陵を眺めることができるコースだ✴️ とは言うものの、登山口までは集落から一時間ほど簡易舗装の悪路を走らねばならず、他の登山口と比べるとマイナーコースになるのだろうと感じる。 そんなコースをあえてチョイスし挑むところが山岳会の良いところ！！ だって個人山行ならたぶん、きっと象潟口を選ぶもん。 7:21 登山スタート！！ 始めは樹林帯をわっせわっせと登る。 山道脇に広がるお花畑にはモンシロチョウが飛び、まるで花咲く楽園のようだ🦋🏵️ 5合目の大倉ノ滝を越え、6合目のタッチラ坂で小休止(8:50)☕ タッチラの意味が気になり調べてみると、ダケカンバのことらしい。そう言われてみると綺麗なダケカンバが登山道沿いに立ち並んでいた。昔はこのダケカンバの木の皮を便箋代わりしてラブレターを書いた人もいたんだとリーダーのMさんが教えてくれた😌 実はここまでの樹林帯歩きでけっこうスタミナを消耗している。梅雨が明けたとは言うものの、かなりの湿度と暑さで相当汗をかいていた。でも俺には強力な味方、「塩分タブレット」がある❗(￣▽￣) さらにこの時、山も味方してくれた。 タッチラ坂の辺りからは低木帯に変わり、少しガスも湧いてきて涼しくなった。雪渓もあり、天然クーラーが火照った体を冷やしてくれる。これが無ければ乗り切ることができなかったかもしれない。それほど今日の湿度と暑さは厳しいものだった。 10:10唐獅子平避難小屋に到着🏡 ここからさらに勾配が上がる⤴️ 苦しい、暑い、キツい…もうやめたい…そう思って歩を進めていた時、下からガスが湧き上がってくるのが見えた😲この光景はまるで山が「がんばれ✊‼️あと少しだ‼️」と自分達の背中を押してくれているかのようだった‼️「がんばろー✊」と互いに声を掛け合い登る❗ 9合目霧ヶ平まで来るとガスも晴れ、外輪山を望むことができテンションも上がってくる‼️さらにこの頃には美しい蝶々アサギマダラや鳥海山固有種のチョウカイフスマも見ることができた😆😆😆 アサギマダラはモンシロチョウやアゲハチョウみたいにパタパタと素早く羽ばたくわけでなく、フワフワ～フワフワ～と優しく浮かぶように羽ばたく。その姿がまた美しい✨✨それに秋になると温暖な南西諸島や台湾まで2000km以上渡ると聞いた時は感動したし、先輩からアサギマダラの存在を教えてもらえなければ何も気づかず過ごしてしまったかもしれない。 さぁ、胸突き八丁、最後の急登だ‼️ 気力をふりしぼり一歩一歩確実に歩を進める✊ 視線の先には外輪山を歩く登山者も目視でき、気合いが入る。 足元にはチョウカイフスマが咲き、辺りはとてつもない数のトンボが飛び交っている🏵️ そして外輪山へ。分岐点をメンバーみんなで同時に越えた‼️ そこに広がる風景は、ここまでの疲れが一気に吹き飛ぶ絶景だった😳😳😳 最高、ホントに最高‼️ 七高山のピークは大勢の登山者で賑わっている。 俺はこの時とてつもない優越感に浸っていた。だって俺達が登った百宅コース、後にも先にもこの日は誰ともスライドしなかった。こんなに大勢の登山者がいる中で俺達だけがこのタフなコースを登りきったのだ‼️👍 ランチは新山と外輪山の絶景を眺めながら😋 至福の時間だった。来て良かったと心の底から思った。 下山後、大清水のキンキン冷えた水もまた格別な味だったし、帰路の中、日本海に沈む夕陽が「今日もがんばったな。お疲れさま。」と労ってくれているかのような輝きだった。 鳥海山山頂は個人的に４度目になるけど、登る度に表情を変えてくれる鳥海山が俺はどんどん好きになっている。 次はどんな景色を見せてくれるか、今から楽しみでならない❗ 今日もありがとうございました👑 山岳会にご興味がある方はご連絡ください。