針ノ木岳の稜線 戻る 次へ

蓮華岳~針ノ木岳 トラウマ登山への写真

2021.07.17(土) 08:59

針ノ木岳の稜線

この写真を含む活動日記

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09:17

14.9 km

1825 m

蓮華岳~針ノ木岳 トラウマ登山へ

針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 (長野, 富山)

2021.07.17(土) 日帰り

【ブログ】 https://bluesky.rash.jp/blog/hiking/harinokidake2.html 北アルプスの蓮華岳~針ノ木岳へ日帰り登山に行ってきました。 針ノ木雪渓を経ての蓮華岳と針ノ木岳のコンビ。個人的にはあまり思い出したくはない、大きなトラウマを抱える場所でした。 『登山で死にかけたお話』 https://bluesky.rash.jp/blog/hiking/note1.html 詳細はブログに書いたのでここでは割愛しますが、この出来事があって以降、本日まで雪渓ルートというのは避けてきてました。 そして2021年の夏。5年の月日が流れてようやくもう一度行ってみるか、という気になれたので行ってきたのが今回の山行。 ルートの勝手はわかっていたのでコースタイムはあまり問題ないと思ってましたが、やっぱり雪渓の恐怖。いつ足元が崩れるか、どう避けていいかもわからないのが正直なところですが、とにかく下山に集中しようと思ってました。 扇沢を6時にスタート。前回の記録を見返してみると40分遅れのスタートですが、まぁ許容範囲。特に今回は蓮華岳のコマクサが目的だったので、最悪針ノ木岳はスルーするつもりでした。 雪渓までの道のりは緩やか。早朝から気温上昇で照り付ける日差しが暑かったですが、久しぶりに見た澄み切った青空が綺麗でした。 針ノ木雪渓の取り付きポイントに到着してから、アイゼンとヘルメットを装着して緊張の時間。ただ、登りに関しては周りに人もたくさんいたし、雪も締まっていたので難なく登っていけました。雪の天然クーラーも心地よかったです。 雪渓を無事に終えて夏道ルートに入ってからが逆にしんどかった。。。「ここ、こんなに辛かったっけ・・・?」って言うくらい、針ノ木小屋までの道が過酷でした。 無事に針ノ木小屋について一息ついてから蓮華岳にアタック。今回の目的はコマクサだったので、まずはそこを抑えに行きました。 山頂付近の稜線に出てからというもの、コマクサの群生がもう凄かったです。そこら中に咲いていて、まさに盛りを迎えてました。 山頂からの眺めも文句なし。北アルプス全域を望める展望にありつけました。 針ノ木小屋に戻ったのが11時。蓮華岳で十分満足してしまったので針ノ木岳に行くか正直迷いましたが、せっかくなので登っておくことにしました。 ただ、針ノ木岳までの登りがかなりきつかった……。過去に何度か登っている山のはずなのに、山頂がやたら遠く感じました。小屋に不要な荷物デポっておけばよかったと軽く後悔。 針ノ木岳に到着したのが12時。剱岳方面の展望が素晴らしかったです。 無事に2つの山を登頂しましたが、今回の核心部はここから。下山時の雪渓は本当に神経使いました。慎重に行きつつも、さっさとここを下山すべく足早に。 前回と同様、下山時に限って周りに誰もいない状況になりましたが、なんとか今回は無事に生還できました。雪渓を終えてアイゼンを外したあたりでようやくホッと一息。帰りがけの沢の水が最高に旨かったです。 扇沢に下山したのが15時過ぎ。軽くショックだったのが、前回に比べてだいぶコースタイムがかかっていたこと。体力の衰えを感じ悲しくもなりましたが、無事に登り終えただけでも良かったです。 他にも色々と思うところはありましたが、あんまり長くなるのもアレなのでここら辺でやめておきます。 ブログも後々アップすると思うので、読んで頂けたら幸いです。 皆様もどうか雪渓の上り下りにはご注意ください。