念願の旭岳・トムラウシ縦走

　山を始めた頃から、いつかは歩いてみたいと思っていた、大雪山系　旭岳からトムラウシの縦走 　今回、山の会の大先輩のキム兄から声をかけられ、迷わず参加。 男性２人、女性２人の４人で歩き通すことが出来ました。 　事前計画、事前準備、事前トレーニングと総てを仕切ってくれたキム兄には、大感謝ですが、強力ツートップの女性陣にも何かと助けていただき、感謝申し上げます。 　天候も、暑さに弱い私に味方してか、最初の3日間はガス模様、下りの最終日だけ、快晴と恵まれました。なにより、このルートのお花畑は予想以上で、これまで見たことの無いような、群生も楽しませてくれました。 　今回は、長くなるのも覚悟して、１日目から振り返ってみます。また、写真も膨大な物になったので、さっとながめられる事を、お勧めします。😅 縦走初日 　今回は縦走なので、全て公共機関とタクシー等で移動しました。 　縦走前日に、旭岳温泉のケイズハウスに泊まり、朝一のロープウェイで姿見駅へ。ここから、歩き始めます。 　最初は、花に囲まれながらの楽しい歩きでしたが、旭岳本峰にかかると、さすがに厳しい登りが待ってました。縦走用の重荷も慣れてない体に、ずしりと応えます。幸い、冷たいガスと心地よい風のおかげで、何とかも頂上ゲット出来ました。前回、雷で登頂を残念された、カヨコさんはちょっと涙目？ 　でも、この日のルートはまだまだ長い。これからが本番と思い、気を引き締めて、進みます。 途中、初めての雪渓も現れ、熊情報も聞きながら、冷たい雨の中を延々と８時間かかって、宿泊先の白雲岳避難小屋に到着。ここには、テント場もありますが、雨に打たれて来たので、全員一致で一人三千円払って、避難小屋に宿泊しました。 ２日目 　この日のルートは、今回最長で10時間以上の行動時間になりました。白雲岳避難小屋を朝5時にスタートし、忠別岳、五色岳、化雲岳と登り、最後はヒサゴ沼分岐から長ーい雪渓を下りて、ヒサゴ沼避難小屋に到着しました。 長いけれど、比較的歩きやすいルートで、特に化雲岳のチングルマ畑は、これまで見たことの無い、壮大なものでした。このルートを歩かれるなら、化雲岳に寄られることを、お勧めします。 3日目 　この日のルートは、ヒサゴ沼避難小屋を出発し、もう1回化雲岳の花畑を見た後、ロックガーデン、北沼を経て、トムラウシ登頂 最後はトムラウシを下りた所にある、南沼キャンプ指定地でテント泊をしました。 　このルートは、今回の中では1番コースタイムも短くて、少しは楽が出来るかと舐めてましたが、とんでもなかった。特にロックガーデンやトムラウシの最後の登りは大岩の連続で大変でしたが、その分トムラウシに登頂出来た時の喜びもひとしおでした。 　そして、誰もいない南沼キャンプ指定地で贅沢な時を過ごすことが出来ました。 4日目 　前日の夜は、けっこう激しい雨と落雷がありましたが、テントのおかげで快適にすごせました。 　そして、朝起きると雲一つ無い快晴です。みんな外に飛び出して、雲海に浮かぶ十勝山脈や朝露に濡れた花を撮りまくり。おかげで出発が2時間も遅れてしまいましたが、至極な時でした。 　最終日は、トムラウシ温泉に下りるだけと思ってましたが、やはり岩場あり、急登あり、雪渓ありの長丁場で、7時間かかってしまいましたが、最後まで完全燃焼でした。 　長年の夢であった、今回の縦走を完走できたのも、完璧な計画を立ててくれたキム兄とカヨコ、キョウコの最強女子2人の頑張りのおかげと感謝しております。 　この長いレポを、最後まで読んでくださった皆様にも、感謝しますね。😅