農鳥小屋(大唐松尾根↑池山尾根↓)

2021.07.10(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
15 時間 21
休憩時間
1 時間 20
距離
14.5 km
のぼり / くだり
2633 / 650 m
26
2 46
3 4
6 20
23
DAY 2
合計時間
8 時間 2
休憩時間
8
距離
25.7 km
のぼり / くだり
1076 / 3062 m
38
19
1 35
16
45
1 43
17

活動詳細

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恒例となりつつある農鳥小屋泊。もう何回も行っているので、今回は行ったことのないルートでということで、大唐松尾根経由で農鳥小屋へ行って、翌日、弘法尾根を下る予定で行った。結果、雨が降って、一番の心配事だった荒川の渡渉が不透明になり、代わりに池山尾根で下山した。 今回のメインは農鳥小屋泊。宿泊が我々3名(1名大唐松から、2名笹山から縦走)だけだったので、深沢さんと楽しくいろんなお話ができた。BMさんもテン泊で来てたし、身内ばかりの一夜だった(^^♪当たり前だけど、ご主人、さすがこのあたりの尾根・沢は知り尽くしている。大唐松尾根や翌日行く予定だった弘法尾根の見所なども教えてもらった。残念ながら、弘法尾根は持ち越しとなったが、またどこかで行こう(^^♪ 10日 曇り時々小雨 主稜線は強風(西風) 夜に雨 11日 主稜線は曇り 下界は晴れ 大唐松尾根…バリルートで特に大唐松山からは南ア屈指の激藪 ※細かく説明できるけど、変わり者(^^♪しか興味持たないと思うので割愛(笑) ⇒<後日追記> アルプスである程度ハイマツ漕ぎやバリルートを経験されている方が対象。 ○大唐松山までは一般的?なバリルート(大唐松山山頂直前には急登と少々の藪があるが、これで厳しいと感じたら、それ以上は進まないことをお勧めする) ○大唐松山(標高2561m)を通過すると、しばらくは標高を変えず、小規模なアップダウンが続く。ここが曲者で、ちょうどこの標高(2500~2700m)が、ハイマツやシャクナゲ等が背丈以上になり、もっとも藪の密度が濃い(南アで東側の尾根の場合。南アでも尾根の伸びる方角や場所によっては50m~100m標高の誤差あり)。そのために、同等の藪の濃さはほかの尾根にもあるが、相対的にこの尾根が、南ア屈指の長距離の藪漕ぎになってしまう。 ○似たような長い尾根で例えば池山吊尾根があるが、2800m付近(八本歯のコル~ボーコンの頭)も高低差があまり変わらない稜線になる。しかし、この尾根の標高は大唐松より少し高い位置にあり、ハイマツが膝下くらいになってしまうので、仮に登山道がなくても大唐松ほどは藪漕ぎは苦労はしないのだろう。 ○おおむね尾根の北側の傾斜が緩いので(あくまで南側との比較ということで急斜面に変わりはない)、激藪を避けてハイマツとの境をトラバースしながら進む選択肢もあると思う。ただ、急斜面でもあるので稜線復帰が不安になるのでなかなか思い切って初見ではトラバースできなかった。 ○2600m前後は特に屈指の激藪ゾーンで、細尾根。藪が深くて足元の稜線が見づらいので、滑落注意。このあたりは特に、慎重に歩いたほうが良いと思う。 ○2633mピーク付近は、一部ハイマツが薄い部分があり、休憩ポイントとしては良。その前後は藪深し。 ○一方で、2600m付近の激藪を回避するために、北側を大きくトラバースすると苦も無く行けるところがありそうな気がする(未確認)。 ○2633ピークを越えた小さなコルから標高数十メートル部分は一旦藪が消えて歩きやすい。ここから再び急登に変わる。 ○標高2700~2800m付近の急登は、体力を使うが安全な藪か、楽で速い崩壊地脇を選ぶか。崩壊地側は特に慎重に。崩壊地側に安易に突っ込むと登攀道具がないと厳しい進退窮まるところに追い込まれる可能性あり。足元のザレガレは信用しない方がいいと思う。 ○2800m以上は、徐々にハイマツが低くなり、ザレ場も多くなってくる。この辺りになれば、危険度はほぼなくなり、純粋に体力だけの勝負。 池山吊尾根…北岳への旧ルートで歩きやすい。八本歯のコルあたりのロープ場が核心。 ※記載のメンバーは全てが同行程では無いが農鳥小屋に集いし山友です(^^)

北岳・間ノ岳・農鳥岳 発電所近くの大門沢への入り口付近から取り付く。
発電所近くの大門沢への入り口付近から取り付く。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 発電所巡視路が見つからず写真奥から合流。いきなり暗くて迷った(;^ω^)
発電所巡視路が見つからず写真奥から合流。いきなり暗くて迷った(;^ω^)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 送電鉄塔。ここで巡視路は終わり、バリルートになる。
送電鉄塔。ここで巡視路は終わり、バリルートになる。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 細尾根もあるが、踏み跡もあり、歩きやすい。
細尾根もあるが、踏み跡もあり、歩きやすい。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 夜明け。
夜明け。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 良い雰囲気。
良い雰囲気。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 今のところは歩きやすい尾根。
今のところは歩きやすい尾根。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 大唐松山かな。
大唐松山かな。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 大唐松山の手前は急登。
大唐松山の手前は急登。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 前日からの雨で、藪は濡れている。カッパ装着。ちょっと煩わしい(^^;この後ズブ濡れ(^◇^;)
前日からの雨で、藪は濡れている。カッパ装着。ちょっと煩わしい(^^;この後ズブ濡れ(^◇^;)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 歩いてきた尾根と、奥は富士山。
歩いてきた尾根と、奥は富士山。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 大唐松山。ここまでは急登ながら踏み後もあったりで、順調に来た。
大唐松山。ここまでは急登ながら踏み後もあったりで、順調に来た。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 最初は平和な尾根歩きだった。
最初は平和な尾根歩きだった。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 奥には笊ヶ岳が見えた。カメラを向けたときは山頂部に雲が(^-^;
奥には笊ヶ岳が見えた。カメラを向けたときは山頂部に雲が(^-^;
北岳・間ノ岳・農鳥岳 今から進む藪尾根。奥の農鳥岳主稜線はガスの中。
今から進む藪尾根。奥の農鳥岳主稜線はガスの中。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 何度も写してしまう富士山。
何度も写してしまう富士山。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ハイマツとの戯れが始まる。濡れてるのが厄介だけど(^_^;)
ハイマツとの戯れが始まる。濡れてるのが厄介だけど(^_^;)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 稜線を厳密に行くと、激藪なので等高線の見てトラバースできそうなところはやってみた。初見だと、成功するときもあれば失敗するときもある(^_^;)
稜線を厳密に行くと、激藪なので等高線の見てトラバースできそうなところはやってみた。初見だと、成功するときもあれば失敗するときもある(^_^;)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 細尾根になってきたので、正面突破しかないな(^_^;)
細尾根になってきたので、正面突破しかないな(^_^;)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 結構な岩場もあり、藪がなければ緊張を強いるところも。ここを行くもの好きな人はいないと思うが、心配な人は登攀道具持っていったほうが安心するかも。
結構な岩場もあり、藪がなければ緊張を強いるところも。ここを行くもの好きな人はいないと思うが、心配な人は登攀道具持っていったほうが安心するかも。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 歩いてきた藪を振り返って。ここのハイマツ、根が太くて背丈以上で手ごたえあったな。
歩いてきた藪を振り返って。ここのハイマツ、根が太くて背丈以上で手ごたえあったな。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 まだ続くね(;^ω^)ずぶ濡れも続く(^◇^;)
まだ続くね(;^ω^)ずぶ濡れも続く(^◇^;)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 一瞬、歩きやすい草場。オアシスだな。でもこんなのは長くは続かない。そろそろ疲れてきた(^_^;)
一瞬、歩きやすい草場。オアシスだな。でもこんなのは長くは続かない。そろそろ疲れてきた(^_^;)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 激藪から逃げようとすると、崩壊地。疲れてくると崩壊地側へ寄っていく。
激藪から逃げようとすると、崩壊地。疲れてくると崩壊地側へ寄っていく。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ここ核心部。崩壊地。一歩が緊張したなあ。
ここ核心部。崩壊地。一歩が緊張したなあ。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 笹の薄いところが崩壊地。
笹の薄いところが崩壊地。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ここ歩くと楽だけど、怖いので藪の中を歩く。
ここ歩くと楽だけど、怖いので藪の中を歩く。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 あっ!甲府盆地が見えた!
あっ!甲府盆地が見えた!
北岳・間ノ岳・農鳥岳 高度を上げると、藪の高さが腰以下になり歩きやすくなった。結局ずっと濡れっぱなし。雨耐性弱いから、早く小屋に行きたい(^◇^;)
高度を上げると、藪の高さが腰以下になり歩きやすくなった。結局ずっと濡れっぱなし。雨耐性弱いから、早く小屋に行きたい(^◇^;)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 農鳥岳山頂。主稜線に出たらいきなり強い西風。本日主稜線は雨交じりだったみたい。ここで、農鳥小屋にTEL。大唐松尾根経由で行くと言っていたので、心配してるかなあと思って。
農鳥岳山頂。主稜線に出たらいきなり強い西風。本日主稜線は雨交じりだったみたい。ここで、農鳥小屋にTEL。大唐松尾根経由で行くと言っていたので、心配してるかなあと思って。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ここからは強風だけど、癒しの道だな(^^♪
ここからは強風だけど、癒しの道だな(^^♪
北岳・間ノ岳・農鳥岳 農鳥小屋と奥は間ノ岳。山友のSiちゃんとのぶさんが待っている。彼らは笹山尾根から縦走して農鳥小屋泊。
農鳥小屋と奥は間ノ岳。山友のSiちゃんとのぶさんが待っている。彼らは笹山尾根から縦走して農鳥小屋泊。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 奈良田から白根三山縦走するBMさんにここであう。BMさんはテント泊。ぼくはここだけは恒例の小屋泊。この日小屋泊は3名。
奈良田から白根三山縦走するBMさんにここであう。BMさんはテント泊。ぼくはここだけは恒例の小屋泊。この日小屋泊は3名。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 翌日朝。夜はかなり激しい雨が降り、弘法尾根の最後の渡渉が不透明なのでやめたほうがいいとの助言を頂き、違う尾根で下山することにした。
翌日朝。夜はかなり激しい雨が降り、弘法尾根の最後の渡渉が不透明なのでやめたほうがいいとの助言を頂き、違う尾根で下山することにした。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 間ノ岳はガスの中。
間ノ岳はガスの中。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 北岳山荘。このあと、北岳経由広河原へ行くSiちゃんとのぶさんと別れて、池山尾根に向かう。
北岳山荘。このあと、北岳経由広河原へ行くSiちゃんとのぶさんと別れて、池山尾根に向かう。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 キタダケソウと思って目を凝らしたらチョウノスケソウ(^_^;)これはこれで良い花だけどな。
キタダケソウと思って目を凝らしたらチョウノスケソウ(^_^;)これはこれで良い花だけどな。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 険しいけど、梯子とか豊富。
険しいけど、梯子とか豊富。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ここが核心。季節とか天候とかで要注意地点。
ここが核心。季節とか天候とかで要注意地点。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 池山尾根。気持ちがよさそうな尾根。
池山尾根。気持ちがよさそうな尾根。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 昨日歩いた大唐松尾根と、本日下る予定だった手前の弘法尾根。ここの留意点は、最後の渡渉(登りなら最初の渡渉)
昨日歩いた大唐松尾根と、本日下る予定だった手前の弘法尾根。ここの留意点は、最後の渡渉(登りなら最初の渡渉)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ボーコンの頭。この辺りはビバーク適地が多数。冬場には張ってみたい。
ボーコンの頭。この辺りはビバーク適地が多数。冬場には張ってみたい。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 右に行くと池山小屋経由で下山だけど、直進すると広河原へ行く尾根が続いている。一瞬行きたくなったけど、今回は初の池山尾根ということで。
右に行くと池山小屋経由で下山だけど、直進すると広河原へ行く尾根が続いている。一瞬行きたくなったけど、今回は初の池山尾根ということで。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 またも大唐松をみて。あの平坦なところが激藪だった。弘法尾根はまた他の行ったこと無い尾根とセットで来よう。
またも大唐松をみて。あの平坦なところが激藪だった。弘法尾根はまた他の行ったこと無い尾根とセットで来よう。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 池山小屋付近。長閑なところだった
池山小屋付近。長閑なところだった
北岳・間ノ岳・農鳥岳 登山口まで降りてきた。が、ここからがある意味試練。奈良田まで十数キロのロード(^_^;)
登山口まで降りてきた。が、ここからがある意味試練。奈良田まで十数キロのロード(^_^;)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 弘法尾根だったらここに降ってきた。その後、ロードで釣り師に聞いたら、通常の1.5倍ほどの水量で、渡渉が厳しかったと言っていた。まあ、深沢さんのアドバイスに従って良かったかな。
弘法尾根だったらここに降ってきた。その後、ロードで釣り師に聞いたら、通常の1.5倍ほどの水量で、渡渉が厳しかったと言っていた。まあ、深沢さんのアドバイスに従って良かったかな。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 奈良田でお風呂に入って帰宅。
奈良田でお風呂に入って帰宅。

メンバー

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