また来年

2021.07.10(土) 日帰り

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明星山ではもうほとんど終了したコクランだが、確かめたいことがあって残り花を探してみた。 カヲルさんが明星山でコクランの変な画像を撮影されていて”豚の鼻”とコメントされていた。 https://yamap.com/moments/177443 調べてみると葯帽と呼ばれる部分のようだが、これがどうもパカパカ開閉するようなのだ。 それでこれが上に開くと”ブタの鼻”が現れるらしい。 本日葯帽らしき部分を撮影出来たがキャップは閉じていて”ブタの鼻”は見れずまた来年、となりました。 帰り道、二か所でベニツチカメムシの幼虫の群れに出会いました。 以前調べていたのですが、内容を忘れてしまっていたのでメモを再掲します。 メモ ★ベニツチカメムシの唯一の食料はボロボロノキの実だけです ★4月下旬頃、ボロボロノキの花は開花します→ 開花に合わせたようにベニツチカメムシの交尾が始まります ★5月中旬頃から、受精した雌はボロボロノキに登りまだ青い実を吸汁して卵巣を生育させます ★6月初旬、100個以上の卵を産みそれを丸めて塊にして育てます ★6月下旬、ボロボロノキの実が熟します→ この時期に合わせて雌親は孵化を促します ★大勢の幼虫たちのために雌親はエサとなるボロボロノキの実を集めて巣に運んで幼虫を育てます(保育をする昆虫は稀) ★7月下旬から8月上旬にかけて成虫になります ★8月上旬、ボロボロノキの実もなくなり休眠状態に入ります ★休眠に入ったベニツチカメムシは翌年の春まで水以外の食事をとりません ★集団で身体を触れ合って休眠することにより、代謝が下がって呼吸量も低下します ★老廃物である尿酸を細菌の働きでアミノ酸にリサイクルして長期の休眠を維持しています

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