水無集落旧登山道視察会

2021.06.26(土) 日帰り

活動詳細

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                                                  期 日  6月26日(土)  参加者      4名 福岡県勤労者山岳会の県連事務局の呼び掛けで、様々な山の団体の方とほとんど知られていない水無村を、最後の住人の方の案内で見て周りました。廃村後は草も繁り人のものから猪や蝶、ミゾサザイのものになろうとしています。 当日は雨も上がり、旧村の江戸時代の祠、石碑、古い石垣を見て更に進むと、役所が法律を根拠に強制執行で退去させた最後の住居の跡にたどり着きました。住居はオレンジ色のヤブカンゾウが満開でした。 また、グミや梅、シソ、サンショウにオニグルミ等食べられる植物が点在し、今でもヤマメの住んでいる緩い沢が有りました。電気も水道も無くても、珍しい山の恵みや薪を隣の曲渕に売りに行き穀類や保存食や日用品を仕入れる当時の細やかな暮らしが偲ばれました。当日の山の団体の方の中には情熱的に整備をされて来た方が多く、心配になりました。私は出来るだけ貴重な遺産ですから伐採や草刈りは最小限に。解説看板や標識、ベンチ等は景観を損ねると主張したいと思いました。ただ、廃村当時のゴミ、投棄ゴミを生存者お一人で片付けておられるので、行政と相談して清掃登山すると良いと思いました。(通り安くて枯れ葉や標識しか無い整備されたルートは自然の生き物の滅んだ場所の様に思います。)

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