北アルプス、ほろ苦デビュー③

2015.07.20(月) 07:00 - 2015.07.20(月) 16:25
Shiroumadake, Korengesan (Nagano, Toyama)
2泊3日の白馬の旅の最終日。 バッテリー温存のためYAMAPの記録はとっていない。大雪渓を降りて猿倉までが残された行程。 寝不足もここまでくると気分的には慣れた。 夜の間雨が降っていた。少しずつ外が明るくなるけれど、ガスで何も見えない。 もうそろそろ晴れててもいいんじゃない?いくら台風でも。そう思って外を見続けていると なんとなーく霧の全体が明るいような‥‥。今日は晴れるんじゃない、もしかして? 最終日だからかもしれないが、変に元気が湧いてきた。 朝食も相棒がびっくりする程の大盛りご飯をペロリと平らげ、いそいそと準備を整えて外に出た。 山荘はまだガスに包まれていて、巨大な建物の一部しか見ることができない。風が強い。 きっとガスは晴れると思った。 07:00 ガスの中白馬山荘をスタート。2〜3分もしないうちに明るくなってきた。振り返るとガスの向こうに太陽が。 大きな山荘の姿を初めて目にする。圧巻。 前方で人が集まって立ち止まっている。行ってみると、雷鳥❗️しかも何羽も雛を連れている‼︎ 雛の動きが早いので、iPhoneのビデオで撮影。成功だ‼︎ いつの間にかガスも取れ、青空。頂上宿舎もその先の山々も見えている。ぽっこり見えている丸山まで行ってみることにした。 朝から青空の下を歩けるなんて嬉しくて、寝不足も何も何処かへすっ飛んでしまった。 頂上宿舎のテン場を左に見下ろし、景色を味わいながら丸山へ。風が強く、次々とガスが取れてはかかる。 完全にガスのない風景は最後まで見られなかったが、生き物のように沸いては流れるガスに姿を変えるアルプスの山々をみられて、これはこれで良かったんじゃないかな。 頂上宿舎へ降りてちょっと休憩。 中はのぞかなかったけれど、ここもなかなかいい感じの小屋だな。ここから大雪渓の入り口までが下るのも登るのもかなりキツイであろう長い急傾斜。しかも大きな岩や石がゴロゴロしている。大雪渓そのものよりおそらくこの急傾斜の方が登ってくる人には堪えるんだろう。老いも若きもすれ違う人は皆呼吸も苦しそう。おまけに今や青空、暑いくらいだ。 この石ゴロの坂、膝には相当ダメージ。下りは特に脚にはくるよね。転ばないようにゆっくりゆっくり。ヨロつく度に相棒は冷や汗。美しい花々が両側に咲いているというのに、二人とも正直撮影どころではないって感じ。 時間もかかるし、「こんなところで撮りよったら危ないけん、葱平まで行って、そこでザック降ろしてからゆっくり花の写真撮ればいいやん。」という相棒のもっともな提案。「そうやね、でももうこの花には会えんかもしれんけん。」としぶとい私。ゆっくり観察する間もなく、無理な姿勢で必死にiPhoneを向けては 先を急ぐ。ノロノロと。まだかまだかと降りていくと、⁇ もう大雪渓じゃん。😳 じっくり花を見ることもなく、たった今降りてきた急な傾斜が葱平だったのかい⁈ 無知な二人は葱平が平らなお花畑だと思い込んでいたのです。だって平、ピラだもん、名前が。 振り返ると凄く急なネブカッピラ。戻る気にはならないよ〜。 軽くソイジョイでエネルギー取って、アイゼンつけて大雪渓を降りるぞ。膝と左の外反母趾が痛かろうが自分で降り切らないとね。 11:00に大雪渓スタート。 変な歩き方でノロノロ進む私を、元気ハツラツな若者が明るく声を掛けて通り過ぎて行く度、悔しい〜! 「ああいうぺらっぺらの若者は強いよね〜」とか「はっきり言ってお正月に雪の三郡山を降りた時の方がここより大変だったんだからね、距離はここより短かったけど。」等々、言いがかりのような、自慢だかなんだかわけのわからん悪態をブツブツつきながら歩く私。 それを辛抱強く待ってる相棒。疲れてるやろなー。 文句言いながら、この三日間の白馬の旅を頭の中で思い返しながら、やっと雪渓を半分ほど降りてきた頃、 「超初心者の私もアルプスに行って帰って来れたら、偉いよね。もうマムートのウエア買ってもおかしくないよね。」と、思ったまま口にしたら、どういうわけか相棒が笑いこけた。私にとってお高いマムートはそういうポジションのブランドなんだよ(ーー;) 初めてあのポーズを決めて、倍のタイムでようやく雪渓を降り切ったのが13時過ぎ。 石ゴロ道を白馬尻までほぼ1時間。 荷物を降ろし、少し休んで遅い昼食のしようと、白馬尻小屋で山菜そばを頼んだら14時までで終了💧 ¥300のカップ麺を食べた後、15時に白馬尻を出発。 猿倉までの道は歩き慣れた九州の山になんとなく似て、ホッとする。でも以外と長くて、猿倉からのバスに間に合うか心配になってきた。途中、白馬尻で会った若いカップルが後から追いついてきて、私の様子を見てバスに乗れなかったら車で白馬駅まで送っていきますよと、優しい声を掛けてくれた。😭 さすがに気が引けるので、ラストスパート。 16:20 猿倉に到着。 なんとか最終バスに間に合った! 前泊したペンションに戻ると、「お疲れ様でした、天気は大丈夫でしたか?」とみなさんで迎えてくれた。三日間の汗を取りあえずシャワーで流し、夕食。 「信濃雪鱒というお魚です。」と息子と同い年の爽やかな青年が説明してくれたお料理が特に美味しかったー。 彼の話では、白馬中学では2年生は全員で大雪渓を登り栂池までの縦走をやるそうだ。もちろん彼も子供の頃からアルプスの山々に登り親しんでいるそうだ。スキーなんて当たり前なんだろな。アルプスを頂く土地というのはそういうところなんだぁ。九州人には山もスキーも近いものじゃないよね。オリンピックのあったところは凄いな。 ゆっくりお風呂にも入って、朝まで起きずに爆睡。4日ぶりに便秘も快消(≧∇≦) 福岡に帰る日に晴れた。 そうなるんだろうなと白馬に来る前から予想していた。来るんじゃなかったと何度か思った。キツイなぁと思う度、天狗原で聞いた従姉妹の「行けると思う。頑張れ!」が背中を押してくれた。超ネガティブに文句言うのに我慢の連続だったろう相棒がいたから、あそこに行けたんだ。 名古屋への車中、美しい景色を見る頃にはまた来たいと思っていた。 あ、でも次は立山縦走もいいかも。(⌒▽⌒) 終わり。

    写真

    長い〜夜🎵が明けた。

    長い〜夜🎵が明けた。

    まだ山荘は朝の霧に包まれている。いよいよ今日は大雪渓を下る。

    まだ山荘は朝の霧に包まれている。いよいよ今日は大雪渓を下る。

    あのテルテル坊主のお陰?今日は朝からいい兆し⤴︎⤴︎

    あのテルテル坊主のお陰?今日は朝からいい兆し⤴︎⤴︎

    山荘を出発してすぐに雷鳥の親子に出会った!雛は5〜6羽いた。何とラッキー。  動画から切り抜いた一枚。

    山荘を出発してすぐに雷鳥の親子に出会った!雛は5〜6羽いた。何とラッキー。 動画から切り抜いた一枚。

    雷鳥を見ている間にこのとおり、明るい空だ。朝から青空が見られたことが嬉しかった。頂上宿舎までくっきりだ。

    雷鳥を見ている間にこのとおり、明るい空だ。朝から青空が見られたことが嬉しかった。頂上宿舎までくっきりだ。

    気持ちいいな。

    気持ちいいな。

    青空に気を良くして、大雪渓を降りる前に丸山まで行ってみるこにした。

    青空に気を良くして、大雪渓を降りる前に丸山まで行ってみるこにした。

    爽やかな朝の道。ゆっくり味わって歩く。ここは白馬だ。

    爽やかな朝の道。ゆっくり味わって歩く。ここは白馬だ。

    左下に頂上宿舎のテン場が見えてきた。

    左下に頂上宿舎のテン場が見えてきた。

    矢印では隠れてしまったが、杓子岳の方へこのまま進む。

    矢印では隠れてしまったが、杓子岳の方へこのまま進む。

    あのちょっと丸くなった所、どんな風景がみえるだろう。ワクワク。

    あのちょっと丸くなった所、どんな風景がみえるだろう。ワクワク。

    皆さん集まって何を見てるのかな?

    皆さん集まって何を見てるのかな?

    劔、立山まで見えてるのかしら?結構待ってみたけど、山頂の雲がギリギリでとれないね。

    劔、立山まで見えてるのかしら?結構待ってみたけど、山頂の雲がギリギリでとれないね。

    杓子岳も‥

    杓子岳も‥

    皆さんまだ待ってるけと、そろそろ行こう。

    皆さんまだ待ってるけと、そろそろ行こう。

    いいなぁ。

    いいなぁ。

    なかなか来ないね。気持ち分かるけど。

    なかなか来ないね。気持ち分かるけど。

    次々と晴れてはガスがかかって、白馬山荘の全容は撮れなかった。

    次々と晴れてはガスがかかって、白馬山荘の全容は撮れなかった。

    ここを降りて頂上宿舎へ。

    ここを降りて頂上宿舎へ。

    あらら、なんか膝が痛いぞ‥‥。

    あらら、なんか膝が痛いぞ‥‥。

    顔が‥むくみ過ぎ。

    顔が‥むくみ過ぎ。

    ちょっと惜しい、ボケ気味のオダマキ。

    ちょっと惜しい、ボケ気味のオダマキ。

    白馬山荘  全容が現れた。

    白馬山荘 全容が現れた。

    長い岩ゴロの下りが、徐々に左膝と右の外反母趾を攻めてくるなぁ。

    長い岩ゴロの下りが、徐々に左膝と右の外反母趾を攻めてくるなぁ。

    にしても、空が綺麗だ。

    にしても、空が綺麗だ。

    すぐに終わると、アイゼンなしで降り始めたら、見事に転んだ。ちょっとバランスを崩すと膝が痛くて支えられない。

    すぐに終わると、アイゼンなしで降り始めたら、見事に転んだ。ちょっとバランスを崩すと膝が痛くて支えられない。

    すぐにまた岩ゴロ。こっちの方が辛いわ〜。

    すぐにまた岩ゴロ。こっちの方が辛いわ〜。

    こっちは私のiPhoneで。

    こっちは私のiPhoneで。

    相棒がデジイチで撮った数少ない花の一枚。

    相棒がデジイチで撮った数少ない花の一枚。

    急な斜面はお花畑。

    急な斜面はお花畑。

    ミヤマゼンコ  これもデジイチ。

    ミヤマゼンコ これもデジイチ。

    iPhoneだって頑張る。陽を浴びたハクサンイチゲの白は眩しい。

    iPhoneだって頑張る。陽を浴びたハクサンイチゲの白は眩しい。

    もくもく。

    もくもく。

    レース編みの様だ。 ミヤマゼンコの仲間かな?

    レース編みの様だ。 ミヤマゼンコの仲間かな?

    雪の上の方が脚には優しい。

    雪の上の方が脚には優しい。

    慎重に。

    慎重に。

    かっこいいな。

    かっこいいな。

    避難小屋

    避難小屋

    小雪渓のトラバース。アイゼン装着。幅が狭いので誰も来ないのを見計らってGO.

    小雪渓のトラバース。アイゼン装着。幅が狭いので誰も来ないのを見計らってGO.

    連休最後のこの日、雪渓を降りる人の方が多い。

    連休最後のこの日、雪渓を降りる人の方が多い。

    近い。迫力ー。

    近い。迫力ー。

    これから登って行く人。昨日は多かっただろうなあ。

    これから登って行く人。昨日は多かっただろうなあ。

    大雪渓までさらに石ゴロ坂道。傾斜は急だ。

    大雪渓までさらに石ゴロ坂道。傾斜は急だ。

    クルマユリ

    クルマユリ

    大雪渓の上に人が見えてきた。

    大雪渓の上に人が見えてきた。

    シロウマアサツキ   葱平(ネブカッピラ)の名の由来の花だとか。

    シロウマアサツキ 葱平(ネブカッピラ)の名の由来の花だとか。

    急で岩ゴロの道の両側はどこも花が咲き乱れている。

    急で岩ゴロの道の両側はどこも花が咲き乱れている。

    テガタチドリ

    テガタチドリ

    ハクサンフウロ

    ハクサンフウロ

    ザックを置いてゆっくり撮りたいけど‥‥。葱平という平らなお花畑があるはず、とにかく降りなきゃ。っと思い込んでいる。(笑)💧

    ザックを置いてゆっくり撮りたいけど‥‥。葱平という平らなお花畑があるはず、とにかく降りなきゃ。っと思い込んでいる。(笑)💧

    そうは言っても、撮りたいのー。 ミヤマカラマツ

    そうは言っても、撮りたいのー。 ミヤマカラマツ

    このお花畑が、

    このお花畑が、

    終わったじゃないかっ💦    ま、仕方ない。戻ってる時間はないんだから。アイゼン装着し、いよいよ大雪渓を下る。11:00スタート。

    終わったじゃないかっ💦 ま、仕方ない。戻ってる時間はないんだから。アイゼン装着し、いよいよ大雪渓を下る。11:00スタート。

    膝を庇って妙な格好で降りている。15〜20m先に見えているあの石まで歩くのに、

    膝を庇って妙な格好で降りている。15〜20m先に見えているあの石まで歩くのに、

    1分以上。

    1分以上。

    ノロノロの私に付き合ってくれる相棒も大変だね。

    ノロノロの私に付き合ってくれる相棒も大変だね。

    それでも随分降りてきたなー。

    それでも随分降りてきたなー。

    大雪渓、登ってる風の一枚。

    大雪渓、登ってる風の一枚。

    あのポーズして、もうちょっと頑張るぞ!

    あのポーズして、もうちょっと頑張るぞ!

    嫌い、石ゴロ。

    嫌い、石ゴロ。

    キヌガサソウ  おおらかすぎる咲きっぷり。笑ってしまう。

    キヌガサソウ おおらかすぎる咲きっぷり。笑ってしまう。

    ニリンソウ。ここのは大きいな。井原山のイチリンソウくらいの大きさ。

    ニリンソウ。ここのは大きいな。井原山のイチリンソウくらいの大きさ。

    エンレイソウ

    エンレイソウ

    溶けたところが雪の橋になってる。

    溶けたところが雪の橋になってる。

    14時頃ようやく白馬尻に着いた。ゆっくりしすぎてお昼は¥300のカップラーメンを食べることに。山値段。

    14時頃ようやく白馬尻に着いた。ゆっくりしすぎてお昼は¥300のカップラーメンを食べることに。山値段。

    サンカヨウ

    サンカヨウ

    猿倉の最終バスに間に合うといいんだけど。

    猿倉の最終バスに間に合うといいんだけど。

    カラマツソウ  線香花火だね。

    カラマツソウ 線香花火だね。

    サンカヨウの実

    サンカヨウの実

    嫌いな林道歩き、今日は好き。

    嫌いな林道歩き、今日は好き。

    無事に帰れそう。ありがとう。

    無事に帰れそう。ありがとう。

    白馬鑓へはここから登るのか。

    白馬鑓へはここから登るのか。

    16:20  猿倉に到着。なんとか最終バスに間に合った。

    16:20 猿倉に到着。なんとか最終バスに間に合った。

    夕食の信濃雪鱒。めちゃくちゃ美味しかったー。

    夕食の信濃雪鱒。めちゃくちゃ美味しかったー。

    挽肉包焼。

    挽肉包焼。

    福岡に帰る日の朝。晴れてるよ。😅

    福岡に帰る日の朝。晴れてるよ。😅

    雲の上に見えるのは白馬槍ヶ岳。白馬、また来たいな。

    雲の上に見えるのは白馬槍ヶ岳。白馬、また来たいな。

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