活動データ
タイム
35:23
距離
59.0km
のぼり
4800m
くだり
4805m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る天気予報によると9/13から9/16までの4日間は、晴れの予報☀️。ただ、台風18号🌀の動き次第で9/16は予報が変わる恐れあり。 行こう! 以前から歩きたかった、今回のコース。それも、衣食住を全て担ぎ、水(ビール)だけを現地調達するという課題。 必要な物をバックパックに詰めると、ほぼ私の最大離陸可能重量となった。 それでも私の燃料となるバーボンは忘れず1本搭載。 【Day1】 当初、打保にある神岡新道の登山口から入ろうとしたが、とんでもない。私の車ではとても入れない。(オフロードバイクでないと無理でしょ?) 計画を変更し、飛越新道(北ノ俣登山口)から入ることに。 そこは昨日の雨のせいか、いきなりのぬかるみ地獄 (*_*; ストックの石突カバーは、ぬかるみに抜き取られるは、ブーツはズボズボハマってしまうし、まるで田んぼ状態。 これまでに経験のない登山道に閉口した。 石突カバーの捜索救出や、「あそに右足を、左足はここに、右のストックはここについて、左はあそこになどと、ボルダリングジムの課題のようなぬかるみに相当な時間と体力をとられた。 文字どおり、ひえーっ、しんどー⁉︎ 稜線の出合に出た時は既に16時を回っていた。ここまで、登山者に一人も出会っていない。 今日のテン場は薬師峠、更に1時間かかる。急がなきゃ! テント泊の受付は、太郎平小屋から約15分歩いたところにあるテン場にて行っていた。ビールもそこで販売(1730頃まで)。 ありがたい! 更にこのテン場は、トイレが最高に綺麗だった。北アルプスで一番きれいなトイレを目指しているとのこと。感謝して使わせていただく。 テントを設営し、燃料を補給(食事&給油)し、明日の山行に備え爆睡。 夜、目を覚ますと満天の星空 ☆彡 【Day2】 本日の計画は、薬師岳へのピストン~薬師沢~雲ノ平 薬師岳へは、ペンキマークを見逃さないように慎重に歩く(途中1箇所、見逃しそうになる。)。 薬師沢を出発する時は、満天の星空のもとだったが、いつの間にかガスの中に突入、ヘッデンの光線は雨粒を照らしている。 薬師岳山荘の温度計は5℃を切っていた。しかし、風の吹くところでの体感気温は、かなり低い。 山頂から下山する方に山頂の情報を聞くと、やはりガスガスとのこと。 んー、と思いながら、山頂に到着。やはり、ガスガス(*_*; 自称「晴れ男」、ガスが晴れることを信じ、山頂で強風の中、耐える。(゚Д゚;) 山頂で40分程経った頃、「うわーっ!きたー」(^O^)/ 願いが通じました。 絶景を堪能し、下山しようとした際、ブロッケン現象が! 今までに見たことのない程、明瞭にそれもすぐ近くに! 薬師峠のテン場に戻り、テントを撤収、雲ノ平に向かう。 薬師沢に下り、雲ノ平へのルートにとりつく。急登と書いてあったが、ガチの急登 (*_*; 2日目のバックパックはまだ重い。 樹林帯で景色もなく、苔の着いたすべりやすい大きな石の急登と闘いながら、ヘロヘロになりながらアラスカ庭園にたどり着く。写真を撮る余裕すらなかった。 アラスカ庭園に着いた瞬間、これまでの苦労など吹っ飛んでしまった。 ご褒美の景色が出迎えてくれた。 これが憧れの雲ノ平か。 いいっ。 雲ノ平山荘にて、テントの受付をする。 受付にて、気象情報やルート情報を聞く。山荘の方は、とても丁寧に情報提供してくれた(この方はかなりの熟達山ガール、さすが雲ノ平山荘、対応も気持ちいい。)。 テン場は、山荘から約1km離れたところにある。 水場は湧き水、水量は十二分。トイレも綺麗。 テントを設営し、サンセット・ゴールデンタイムを楽しむ。 【Day3】 3日目の山行は、雲ノ平~黒部源流~三俣蓮華岳キャンプ場~三俣蓮華岳~黒部五郎小舎、少し余裕がある。先日双六岳を歩いた際、ガスガスだったため、できれば三俣蓮華岳にバックパックをデポし、双六岳まで行ければ・・・と。 出発前、雲ノ平からの眺望をじっくりと楽しんだ。特に、スイス庭園からの薬師岳や立山・劔の景色は素晴らしい。 この日のルートは、比較的リラックスできた。 三俣蓮華岳で、めっちゃ明るい山ガールさん達と出逢い写真を撮り合う。 今日の目的地は、双六小屋のテン場とのこと。 私もバックパックを三俣蓮華岳にデポし、双六岳を目指す。 めっちゃ明るい山ガールさん達は、めっちゃ健脚だ。 彼女らはテン泊装備を担いでいるのに、空荷の自分とさほど変わらないスピードで歩いている。 三俣蓮華岳から双六岳に向かう途中にある丸山で、私は双六岳まで行くことを時間的に断念。 めっちゃ明るい山ガールさんに、双六岳から槍を望む写真をお願いしたところ、快諾。 この活動日記に使わせていただきました。ありがとうございます! 三俣蓮華岳に戻る頃から、ガスが出てきた。 山の天気の変化の早さを改めて実感。 デポしていたバックパックを担ぎ、黒部五郎小舎へと向かう。 ガスがでてきた。やはり、最終日は雲の中か? 黒部五郎小舎のテン場は、小舎のすぐ近く。 小舎にて、気象情報を伺うと、ここでも親切な対応。 水場は、水量十分。トイレも綺麗だった。 北アルプスのトイレ事情はかなり素晴らしい。 最終日は、CT10時間。 天候が崩れる前に下山したい。 でも黒部五郎岳でのサンライズも楽しみたい。 そのため、4時に出発することとした。 選んだコースは、カール・コース。 黒部五郎小舎で手に入れた、手ぬぐいの柄の風景を見たかったから。 【Day4】 最終日は、ガスガスを覚悟していたが、目を覚ますと星空が✨。 最終日は荷も軽い。 天気ももって、荷も軽い。心も軽くテン場をあとにした。 黒部五郎岳の山頂に着く。ここでしか見られない風景に感激。 立山と赤牛岳の間の向こうには、白馬岳が! 4日間の好天に感謝🙏。 山頂での眺望を堪能し、ルートを急ぐ。 途中、ルートを振り返ると黒部五郎岳やその他の山頂には雲が被っていた。 北ノ俣岳を経由し、神岡新道/飛越新道へ下りる。 実は、初日の田んぼ地獄をまた歩くのかと思うと気が進まないのが正直なところ。 でも、車のところに行くには仕方ない。 途中、登山時には余裕がなく見てこなかった、北ノ俣避難小屋に立ち寄った。 通年使用できるよう、冬期入口も備えている。 風格があった。 水場は、水量豊富。 しかし、小屋の所有者が不明なため29年11月に撤去する旨の張り紙が! さあ、先を急ごう! きたぁ、田んぼ地獄が! ところが、初日より断然歩きやすい。 好天が影響しているのか? 例えると、初日が、田んぼを耕しそして水を引いた田植え前の状態。 今は、稲刈りをした後の状態、、くらいの差。 でも、ぬかるみが多いのには変わらない。 この道を利用される方は、それなりの覚悟が必要。 12時半の少し前に、軽い雨が降ってきた。 レインウェアを着る程でもない。 13時、登山口に到着。 下山届を出し、無事の下山に感謝し、帰路についた。 4日間、好天に恵まれ、山と眺望を楽しみ、爽やかな人との触れ合い、そして無事の下山に感謝。 振り返ると思い出多き、感動のテン泊4日の山行でした。 長文にお付き合いいただき、ありがとうございました🙏。
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