世界遺産の霊山は、抹香と卯の花の香が漂っていた　〜大比叡（比叡山）プチ登山

　天台宗総本山、延暦寺を擁する霊峰、比叡山（大比叡）に、10数年ぶりに登って来ました。ただし、今回は比叡山ドライブウェイを利用しての、延暦寺駐車場を基点とするプチ登山です。 　ドライブウェィからの展望は、曇っていて、いまいちでしたが、大津市街や琵琶湖が眼下に見渡せます。 　早朝、延暦寺の大駐車場に、どの車より早く着き、延暦寺の参拝受付開始時刻の8:30を待ちます。静まり返った境内の朝が、厳かに始まっていく気配が伝わって来ます。 　時遅しと入山し、先ずは参拝路に沿って参拝、見学し、大比叡への分岐から、山頂へ。4度目の山頂（相方は2度目）。それから、観光地になっている四明岳（YAMAP上では、山頂として扱われていません）へ足を運び、再び大比叡山頂→延暦寺境内に戻り、延暦寺会館の一角のお店で、お蕎麦を昼食としていただき、さらに観光の続きをしました。根本中堂は大改修中でしたが、参拝できます。参拝し、不滅の法灯の明かりを見た後、延暦寺を辞し、ドライブウェィを経て、自宅に帰りました。 　延暦寺境内は、抹香やお線香の薫りが漂っていました。そして、山頂へ向かう登山道は、ウツギ（卯の花）の微かに甘い上品な香りが漂っていました。（唱歌「夏は来ぬ」の冒頭の歌詞「卯の花の匂う垣根に…」のその香り、私は初めて知りました。） 　約5km、12,000歩。 ※ 今回は、写真のキャプションは省略します。