活動データ
タイム
06:50
距離
14.4km
のぼり
1133m
くだり
778m
活動詳細
すべて見る何かの資料で魚屋道(ととやみち)の歴史を読んで、ふむふむこれは歩いてみようと思いました。 ここは街道ではなく昔(といっても江戸から明治頃)有馬温泉まで深江港の魚や海産物を運んだ道です。湯治客は登りやす住吉道から歩いたり、馬や籠で六甲越をしたそうです。(途中で住吉道と魚屋道は一緒になる) 他に道がなかったのかと地図を広げてみましたが、やはり合理的かつ最短距離をつないでいるようです。検証はしていないですが、住吉川の魚崎港は土砂の堆積が多くて(天井川を形成している)港が浅く、深江は名前の通り深い港で大きな船も着岸できるということもあったのではないでしょうか。これは今後の課題としましょう。 実際に歩いてみると随所に広くなっている(荷物運びの馬が通る)道や古い石垣の道など昔の片鱗を感じます。それにしても、江戸時代以降庶民にも湯治することが流行って皆で連れ持って歩いたりしていたかと思うと楽しくなりますね。現代での旅行やディズニーランドへ行くようなものだったのかな。 明治に阪神間に鉄道が敷かれて住吉道も魚屋道も最盛期が訪れ、福知山線ができると鉄道に人を奪われて、現在はハイキング道として住吉道とともに残っている訳です。 鉄道は1898年(明治31年)に阪鶴鉄道が宝塚~有馬口(現生瀬駅)に延伸されて、鉄道ルートが楽で早くなり以降発展したとあります。有馬温泉の玄関口は生瀬だったんですね。 歴史的な背景を知ると山歩きも別の楽しみが生まれます。 さすがにメジャーなコースとあって、平日にも関わらず風吹岩~六甲山頂間は15人位の人とすれ違ったり追い越されたりした。
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