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美しい登山だった初めての浅間山の写真

2021.06.21(月) 07:19

この写真を含む活動日記

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07:55

10.5 km

892 m

美しい登山だった初めての浅間山

浅間山・黒斑山・篭ノ登山 (長野, 群馬)

2021.06.21(月) 日帰り

YAMAPの記録によれば、【トーミの頭・黒斑山・蛇骨岳・仙人岳・鋸岳・槍ヶ鞘・車坂山】に登ったことになっていた。 今日の登山を一言で表現するなら「美しい登山」だと、登っている途中ずっと感じた。 「美しい登山」の意味を知ってもらうために、感想を少し詳しく書くと、森の歩き、尾根からの山と浅間山の旧火口底にあたる平原の湯ノ平の景色、雲の姿、不動の絶対的存在の浅間山の景観、そそり立つ岩の絶壁、そう言った目に入るもの全てに美しさを感じたと言うこと。 初めて浅間山の外輪山とその内部を歩いてみて、毎年来たい山だと、歩きながら思った。 以上が感想であるが、登山の初心者であるわたしにとって、浅間山に関しては、出来れば登ってみたいと言う憧れと言うか、願望はずっとあったが、かなりハードルの高い山だと言う印象があり、さらにずっと火山活動に伴う入山制限のため、なかなか登ってみるところまではいかなかった。 初めて、浅間山を間近に眺めたのは、車中泊を初めて3年目の2015年だと思う。 写真による記録では、軽井沢に8月と10月に滞在していた。多分、その時に目にしたのだと思う。 その時の軽井沢訪問は、有名な避暑地として、そして別荘地としての軽井沢と言った認識だったが、どんなところなのかを知りたかった。 その時、軽井沢について少しわかって来て、何か更に突き詰めたいような町だと思い、翌年は更に長く滞在しながら、いろんなところを散策して回った。 その時、小浅間山にも登り、これまで雪山も含めて4,5回登っている。 その後も必ず毎年軽井沢に訪れて、短い時では一日、長い時では1週間程度過ごしている。 その時目にするのが浅間山なのだ。 今回の浅間山登山では、その前日の初めての赤城山登山を終えて、次の予定としてどうしようかと思案して、取り敢えず桐生市から軽井沢に向かうことにして、いつもの車中泊地の軽井沢除雪ステーションに行くことに決めたことが、直接の登山に繋がった。 軽井沢に着いて、先ずはいつものコインランドリーで、一週間ぶりに洗濯をした後、いつものスーパーマーケットで、久しぶりに食材の買い出しをしてから除雪ステーションに着いて、酒の肴を準備してから一人呑み。 呑みながら、山の天気を見ると浅間山は午前中は晴れ模様で、風も10m/sには行かない予報。それで、YAMAPの検索で浅間山のタイムライン投稿を見ると、6月の直近のものはなかったが、5月の活動日記での一つが、ルートとしても参考になると思い、それをベースに、浅間山の外輪山を巡るルートを設定して、なんとか歩けるだろうと言う、かなりいい加減な判断で、翌朝その地から登山口の車坂峠に向かうことを決めてから、夜遅くに就寝。 翌朝は5時前に目が覚めて、トイレと洗面を済ませ、コーヒーメーカーでいれていたコーヒーの残りをレンジで温めて飲んでから出発。 高峰高原のビジターセンターの駐車場について、バナナと小豆の草団子一パックで朝食とし、前日買ったおやきを2個レンジで温めて、保冷袋に入れ、飲み物もリュックに詰めて、身支度を整えて6:35のスタート設定にしでYAMAPの活動開始をした。 その後、ホテルのトイレに行って用を足し、車坂峠周辺の写真を撮ったりして、登山口で登山届けを書いて投函したら、ポーチを持って来てないことに気づいて、車に戻ることに。 結局、7:00スタートになった。 その後は、設定したルートを歩き、登山道も歩きやすくて、最初の目的地のトーミの頭に着いた。 着くと直ぐに、駐車場でちょっとだけお話をした横浜から来られていたご夫婦が上がって来られて、少し話をして、先に次の目的地に行かれるのを見送った。 その後も、いろんな人と出会って、ちょっとした立ち話を何人もの人としながら、一通り設定ルートを歩いた。 私にとっては危険箇所がいくつもあったが、多少は怖い思いをしながら、滑ったり転んだりすることもなく歩けた。 最もきつかったのが、草すべりと言うルートでトーミの頭に上がるかなり急な登りのところで、時折り一息つきながら、振り返っては何枚もの写真を撮りながら、無事にトーミの頭に着くことができた。 着くと、女性が一人岩に腰掛けておられ、ちょっと話しかけたら話が弾んでしまいわたしも横に腰掛けて、30分くらい登山の話や車中泊のことや長野県内の各地のことなどの話題になった。 お歳を聞いたら62歳だそうで、佐久市にお住まいで、確か今年初めての登山だと言われていたように思うが、体が登山に馴染んでないので、この後蛇骨岳まで行きたいが、果たして行き着けるか自信がないと言ったような話だった。 話が尽きませんねという事で話を終えて、女性が先に立って行くのを見送った。 その方と話をしたのが最も長かった。 それから、持って来たおやきを2個食べてから下山開始。 その後は、下りのルートなので、時折走りもしながら、無事に駐車場に戻り、残りのコーヒーを温めて飲んで、靴を履き替えたりして、登山関係の整理を終えてから、ビジターセンターに向かい、2階の喫茶コーナーでソフトクリームを食べて、少しのんびりしたのち、何年振りかでの湯の丸高原への山路ルートで東御市の日帰り温泉の湯楽里館に向かった。 温泉に浸かって、この日の登山活動の一日が終わった。 忘れていて思い出したことがあったので、以下追加。 蛇骨岳を過ぎた所で、眼下100mほどのところになんと熊がいて、こちらに気づいたのか、そそくさと茂みに入っていって姿を消した。 写真を撮る暇もなかったのは残念だった。