活動データ
タイム
11:22
距離
24.6km
のぼり
2728m
くだり
2728m
活動詳細
すべて見る小谷さんと南アルプス上河内岳です 私は初の上河内岳 小谷さんは日帰りピストンを目標にされていました 上河内岳 標高2,803.4m 日本二百名山 二等三角点「上河内岳」 南アルプス南部主稜線上のピーク 聖岳の南側に聳える雄大な山容の山です この日の数日前までの予定は槍ヶ岳小屋泊 でも天気予報が今一になり断念 代案の白馬栂池縦走も土曜日の天気が悪過ぎで却下 富士山か上河内岳の二択になり上河内岳を選択 上河内岳の方が穏やかな天気予報でした それと前泊の白樺荘にも惹かれたので♨️ 登山口は畑薙第一ダムの沼平ゲートの先 信州松本からだと車で約5時間位かかります 稜線は長野県との県境なのに遠い💧 長野県側の登山口は飯田市の易老渡 易老渡までなら3時間位です でも現在は災害復旧工事により通行止め 公的には芝沢ゲートから先は徒歩でも通行禁止です なので南アルプス南部を狙うなら静岡県側から 小谷さんのフィールドです 頼りにしました🙇 流石に遠いので前泊です 南アルプス赤石温泉白樺荘に 詳しくはこちらで↓💻 https://www.visit-shizuoka.com/spots/detail.php?kanko=445 新築の木の香りが残る新しい建物で快適でした 食事も美味しく温泉も最高 遠いけど再訪したい宿です 土曜日からの雨も未明には上がり天気は予報通り 夜明け前に沼平ゲートへ移動し薄明かりの中の出発 駐車場の車は疎らでした 天気は予報通りな感じ 快晴ではないけどまあまあ良い天気🌤️ 気温は15℃くらいだけど蒸し暑い 海に近いからか前夜の雨の影響か? 歩き出しから汗が出てきました💦 登山口の畑薙大吊橋までは林道歩き リニア工事で舗装されています 自転車で走れるくらいのキレイな舗装です でも至るところで落石しています 山側は歩かない方が良さそうです 私はリニア不要派です 3㎞ちょっと林道を歩き畑薙大吊橋へ ウォーミングアップに丁度良い距離感です 下山後はうんざりすると思うけど💧 畑薙湖を渡す畑薙大吊橋は全長181.7m 高所恐怖症ならここが核心部ですね(笑) 高度感も素晴らしいです 渡りきるといきなりの急登 そして踏み幅狭い高度感のあるトラバース 道が緩やかになるとヤレヤレ峠に到着 名前に惹かれるヤレヤレ峠 登りだと小ヤレヤレくらいです ヤレヤレ峠の先も滑落要注意なトラバースの連続 なかなかスリリングです トラバースが終わるとウソッコ沢へ こちらも名前に惹かれるウソッコ沢 良い雰囲気の景勝地でした でも増水時は要注意です 前夜の雨をちょっと心配しましたが全然大丈夫でした ウソッコ沢を遡上しウソッコ沢小屋へ 1号吊橋と3号吊橋は仮設の丸太橋です 1号吊橋は復旧工事中で登山道が通行止め 河川敷を進み現場事務所の先に仮設の登山道です 昔ながらのウソッコ沢小屋で小休止 ウソッコ沢小屋の名に相応しい昔ながらの雰囲気 ちょっと惹かれます(笑) でもトイレは自然任せの垂れ流し… お借りしたかったけど横窪沢小屋まで我慢します💧 ウソッコ沢小屋から先は怒涛の急登の連続 とにかく登ります💦 トイレが待っているのでちょっと急ぎ先行します 小谷さんには申し訳ないけど一人旅になりました 登り続けてちょっとトラバースして横窪峠へ 峠から少し下れば横窪沢小屋に到着です ここまででも十分長く感じました💧 横窪沢小屋は現在無人小屋 避難小屋として使用可能です そしてトイレも冬季用が使えます🚻 とてもありがたい🙇 小谷さんと合流して一休み🍙 小屋の水場は使えませんでした 水が必要なら沢の水直飲み…じゃなくて直汲みです 横窪沢小屋からは更に急登の連続 登れど登れど続く急登 甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根より登り応えがあるのでは? とにかく試練の急登です💦 植生が変わり道が緩やかになると茶臼小屋に 高山らしい御花畑の中の素敵な小屋に到着です でも残念ながら今季も営業していません トイレも使えません 水場は使えて美味しい南アルプス天然水汲み放題です 天気は良いけど風があるのでここで身支度整えます そして少し登って稜線へ! 登り着いた稜線は茶臼岳との鞍部 北を眺めると雄大な山容の聖岳が! これは感動です! 上河内岳も山頂がチラッと望めました 南へ向かえばちょっとの距離で信州百名山の茶臼岳 でも今回は上河内岳を目指します! 上河内岳への縦走路は素晴らしいの一言! 何処を切り取っても素晴らしい!! 特に亀甲状土の御花畑から眺める上河内岳は圧巻 本当に存在感のある雄大なピークです 森林限界を超えると爽快な天空の縦走路に 奇岩竹内門を過ぎると上河内岳の肩 肩から東へちょっと登ると目指す上河内岳の山頂 カモシカに見守られながらの登頂となりました 計画より1時間以上も速い登頂です! 上河内岳は山頂と肩の二重稜線になっています 長野静岡の県境は肩の稜線 なので上河内岳の山頂は静岡県になります 静岡県が誇るべき名峰です 360°大展望の上河内岳の山頂 大きな山容なので独立峰のような雰囲気もあります これが南アルプス南部の山々の特長か? とにかく全てが雄大でした 日差しが暖かく風も穏やかなので山頂で一休み☕ 聖岳方面は雲多めなので富士山を眺めながら 筆舌に尽くしがたいとはこのことです しかもこの素晴らしい山頂を独占です 本当に最高の一時でした! 心底名残惜しいですが下山します …の前に私だけ南岳へ寄り道します 南岳 標高2,702m 赤石岳聖岳の南側にあるから南岳? 縦走で通過するだけの目立たないピーク ピークハント目的で目指す山ではないです 上河内岳の肩から南岳までCT約30分 燕山荘から燕岳山頂までな感じで大したことなし 縦走路の雰囲気も良さそう 山頂からの眺めも良さそう 上河内岳を北側からも眺めてみたい そんな訳で時間に余裕があれば狙うつもりでした 小谷さんと別れ独り南岳へ 肩を過ぎるとちょっとした雪渓のトラバースに この行程初の残雪歩き 特に問題はありませんでした 南アルプスらしいチャートの道を進むと御花畑に ミヤマキンポウゲが見頃でした 途中西側が崩落しガレた痩尾根は要注意 後は特に問題なく南岳登頂です 遮る物のない360°大展望の南岳山頂 特に上河内岳の眺めが素晴らしいです わざわざ来た価値がありました 標識は特殊東海フォレストの道標だけでした 小谷さんを待たせているので長居せずに戻ります ちょっと足早に でも名残惜しく振り返り振り返りしながら 来た道を戻るピストンでも飽きることなしでした 茶臼小屋で小谷さんと無事に合流 小谷さんは茶臼岳をピークハントしてきたとか 上河内岳日帰りピストン目標が茶臼岳のおまけ付き 思い残すことはないでしょう(笑) 茶臼小屋で存分に給水してから下山へ 横窪沢小屋まで一気に激下ります 急がなくても重力に引かれて落ちるような激下り つくづくよく登ったねと思います💧 往路の半分以下の時間で横窪沢小屋に到着 少し足休めしてからウソッコ沢小屋へ ウソッコ沢小屋まで激下りを思う存分堪能しました ウソッコ沢小屋を過ぎ沢道へ 沢水でのクールダウンが最高でした 沢沿いの道はアスレチックですがこれが嬉しいです ヤレヤレ峠へのトラバースは慎重に 疲れた足にこのトラバースは厄介でした 復路のヤレヤレ峠は心底ヤレヤレでした💧 畑薙大吊橋を渡りきるまでは慎重に 林道の登山口に着いてやっと一安心です 後はだらだらと舗装路を戻るだけ でも登山靴を履いた疲れた足には辛い舗装路歩き それでも達成感に浸りながら気分良く歩けました そして計画よりも速く無事に下山できました このロングルートでスレ違った登山者は二人だけ こんなに素晴らしいルートなのに これも南アルプス南部の魅力か?(笑) 下山後は白樺荘の温泉へ 白樺荘は最高ですね♨️ 当初の小谷さんの計画では、鳥小屋尾根で茶臼岳に登り上河内岳へ縦走し、下山は今回ピストンしたウソッコ沢コースを歩く周回ルートでした。 鳥小屋尾根は、畑薙山を経由し茶臼岳へ至るルートで、昭和32年の静岡国体の際に整備されたそうですが、現在は廃道となり山と高原地図にも記載されていないルートだそうです。 これは正直ちょっと惹かれましたが、信州百名山完踏を地味に狙っているので、茶臼岳は長野県側の易老渡から登りたいと思い、我が儘を言ってピストンにしていただきました。 お付き合いしていただいた小谷さんには、本当に感謝です🙇 茶臼岳は、芝沢ゲートから易老渡までの通行規制が7/1から徒歩でなら通行可能になるので、7月以降に狙ってみたいと思います。 そんな上河内岳でしたが、ピストンでも十分満足できる素晴らしい山でした。 むしろ、あの急登を越えてこその上河内岳では? と、思っているくらいです(笑) 南アルプス南部には、唯一無二の素晴らしい山がまだまだ控えているので、また機会をみて狙っていきたいと思います。 白樺荘がお気に入りになったし(笑)
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