活動データ
タイム
11:00
距離
20.7km
のぼり
1819m
くだり
1817m
活動詳細
すべて見る薬師岳。 富山市内から見える一際大きな山容の堂々とした風格を持つ山である。 鍬崎山に登った時に目の前にドン!と聳える姿となだらかな太郎平を見て登りたくなって2週間週末の天気予報しか考えられない頭と化した。週末の晴と自分の名前を並べた相合い傘を刺青で刻もうかと思うほどの情熱で待っていたため、晴れるとわかった日には白目を剥いていたに違いない。 さて、今回は秘境の玄関口折立からのピストン。登りやすく整備された道をガスの中ガシガシ淡々と登ってゆく。1時間ほどで視界が開ける。明け方の赤と紺碧が混じり合う薄暗闇の中に、美しい山々が浮かび上がる。同行の先輩が「ありがとう!」と叫ぶ。負けじと叫ぶ「ありがとう!」この山への感謝と愛が、好天に繋がっているのはほぼ間違いないだろうと最近思うのだ。 西には名峰白山がビーナスベルトの中に真っ赤に燃えて聳え立つ。ここらで白装束を纏ったおじさんに「君死んだよ」と言われれば信じるほど天国のような絶景であった。 太朗小屋から先は木道のあと下りテント場を通過。この後が雪渓の連続。朝イチで引き締まっていたがトレランシューズでもなんとかなった。全身に力を込め、ルートを探して登っていった。不安な方は軽アイゼンが有れば安心かと。 雪渓のあとザレた急な登りを乗り越えて避難小屋へ。ここで後立山連峰側が一望。憧れの山を日帰りできるようになった喜び、最近の不安な気持ち、楽しい気持ち、これらが誰にも伝えられない複雑な思いに変化してが涙が溢れた。 山頂では、360度の絶景を楽しみ、薬師如来様に昨今のコロナ禍の終息と、家族の健康を祈願した。 大きな山と正面から向かい合えた最高な週末でした! ちなみに下山中は変なテンションとなり「アラレ!アラレ!おれの!おんな!アラレ!」と叫びながら駆け下りました。
メンバー
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