奇跡の八ヶ岳

2021.06.18(金) 日帰り

活動データ

タイム

09:03

距離

14.1km

上り

1462m

下り

1577m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 3
休憩時間
1 時間
距離
14.1 km
上り / 下り
1462 / 1577 m
1 21
1 5
15
14
20
7
29
32
1 19
1 18
2

活動詳細

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休暇をいかに過ごすべきか? 折りからの梅雨空で山行のアイディアは早々に断念。オンライン飲み会を終わり、未練がましく「てんくら」をチェック。なんと見晴らし予報が「とてもいい」の最高点に改善。同時に断念していたシナリオが息を吹き返す。 そこから準備を開始、0時に床に就く。果たして3時に起床できるのか?それは杞憂に過ぎず、アドレナリン全開。朝が待ち遠しい遠足前夜の子供も同然。 甲府に差し掛かりいつもならば、八ヶ岳が見えてくるはずなのだが、、、山域全体が雲に覆われ、おまけに雨まで降ってくる始末。挫けそうになるが、てんくらを信じることにした。 雨露が北沢の森に透明な輝きを与える。登りは体力を奪う一方で、こうやって心躍る体験を与えてくれる。 赤岳鉱泉から登ること一時間、遂に八ヶ岳の山容を視野に捉える。人を寄せ付けないその荒涼たる姿は、生命溢れる樹林帯とは見事な対比を成しており、その感動は奇声を発するには十分なものだった。 硫黄岳の爆裂火口は、さながらエジンバラ城。屹立した上縁部はそれを想起させる。 硫黄岳山荘に向かう緩やかな陵線は、快適かつ爽快。足取りも軽く、急な山行が英断だったとほくそ笑む。しかしこの時はまだ、横岳、赤岳のアスレチックや急登を知る由も無かった。 考えてみれば最初にデザートを頂いたようなものだ。硫黄岳の稜線を楽しんだ後は、横岳の険しさ、赤岳の急登と、尻上がりに過酷なメニューがやってくる。 だが今日は奇跡の一日なのだ。ガスもなく素晴らしい眺望、稜線では涼しげな風。 それにしても下山の長いこと。南沢の最後の最後で小さな登り返しに遭遇、それも鎖配備のご丁寧さ。目的を達して夢も希望も、ついでに体力も失って独り歩く山道。なんの楽しいことがあろうか?この下山さえ無ければ、登山はもっと楽しいはずだ。下山とはきっと、「お支払」の時間なのだ。 とは言えこんな愚痴も、登山できたからこそ。雨続きの中で得た奇跡の山行に、感謝をしなければなるまい。

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