活動データ
タイム
03:59
距離
16.8km
のぼり
1593m
くだり
1592m
活動詳細
すべて見る守門岳は登山道が6コース整備されおり、その一つに三条市の吉ヶ平山荘からのコースがあります。 吉ヶ平山荘へ至る林道は冬季通行止めで、毎年6/1に開通します。そして、守門岳の山開きは6月の第二週目の土曜日に行われます。 吉ヶ平山荘の炭焼き場に登山届けを出し、杉林をアバラシ沢沿いに進むと、秋はススキが群生するひらけた草原に出ます。朝が早いとモヤも立つこともあり、幻想的で美しい場所です。 今日は山開きと言うこともあり、2週間前に刈り払いしてあってとても歩きやすい。草が生茂ると道が分からなくなる場所でもありますので注意が必要です。 ここから正面に見える尾根がこれから登る網張山の尾根になります。 30分ほど進み、この支尾根から取り付きます。 取り付きには標識とピンクリボンがありますが、あまり目立たなく、釣り人の踏み跡もあるため、気付かずに真っ直ぐ進んでしまいます。 沢が出てきたらミスコースですので、素直に引き返しましょう。逆から見ると取り付きは呆気ないほど簡単に見つかります。 さあ、ここからが核心部。いきなりの急登。これでもかという崖のような登山道。ワイルドコース。手掛かりになるロープはありませんので、木の根や枝を掴みながら慎重に登りましょう。 取り付きから標高を一気に500mほど上げますが、まだまだ先は長いのでマイペースで進みます。1時間ほどで標高1023mの網張山に到着します。ここまで頑張った自分を褒めてあげて下さい。 残雪を脇目に見ながら緩やかになった登山道を進むと気持ちの良いブナ林に出会い、やがて入塩川登山道と合流します。 そこからしばらく進むと一気に眺望がひらけ、今までの苦労を吹き飛ばすような、キャンパスに描いたような残雪のゼブラの山容が目の前に飛び込んで来ます。 これが大岳、青雲岳、袴岳を総称しての守門岳です。 この景色を見るためにこのコースがあると言っても過言ではありません。本当にドラマチックな場所だと思います。 この場所は雨晴(あばらし)。この地点の上と下で天候が雨と晴れくらい変わることから名付けられました。ちなみに三条市の守門岳の山バッジはここからの眺めをモチーフにしてあります。 ここからは守門岳を見ながら、気持ちの良い稜線を歩きます。遠くに袴岳が見えますが、見た目ほどの距離はありません。 見晴らしの良いポイントもいくつかありますので、粟ヶ岳を見ながら休憩をしましょう。 山頂直下を短く急登すると大岳に到着します。ここまでコースタイムは4〜5時間。下山も同じくらいの時間を見ておきましょう。 ほんの少し青雲岳方向に進むとさらに景色のひらける雪渓のポイントがありますので、昼食をここで食べるのも良いと思います。アルプスに匹敵するほど眺めが良くて最高です。 もし、ペースが早く、体力も十分に残っているようなら守門岳の最高峰、袴岳を目指しましょう。コースタイムは大岳から約1時間半。復路も同じくらいです。 晴れていれば山頂からは浅草岳、越後三山、粟ヶ岳、上越国境や会津の山々、飯豊連峰、佐渡ヶ島まで見えます。 守門岳は日本二百名山で冬は山スキーや東洋一の雪庇見学で賑わいますが、山開き直後のゼブラ模様の残雪期にも是非とも歩いてもらいたいと思います。もちろんコースはこの吉ヶ平山荘から😊 紅葉の季節にこのルートをドローンで撮影しました。動画をリンクしておきますので、興味がありましたらご覧下さい。YAMAPの守門岳の地図にもこの動画が掲載されています。
動画
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