活動データ
タイム
09:26
距離
14.5km
のぼり
950m
くだり
950m
活動詳細
すべて見る間もなく梅雨入りとなる頃、天から恵みを受ける山には沢山の花が咲きはじめ、山は緑が萌え、花々は次々と季節を追うように花開き、短い夏を謳歌する。この季節、登山者も同じように短い晴れ間のチャンスに山へ向かっているのではないだろうか。先日、北飯豊でハクサンイチゲをたっぷり楽しんだばかりだったが、もう次の山へ行きたくて、ウズウズとする日々。それは、もう何年も前から尋ねてみたいと思い焦がれていた花の名山「焼石岳」だ。 北飯豊の花の頃と期を同じく、例年6月初旬に焼石岳もお花畑となる。そのため、こちらに行けば、あちらに行けず。今年は、北飯豊は一番に訪れ、そして、次に良いタイミングで焼石岳へ訪れるチャンスを伺っていた。なんとか仕事を熟して晴天予報の平日休暇を取得、いざ岩手県へ向かう準備が整った。 深夜0時、一路東北道をひたすら北上。実は相方には内緒で、目を覚ました東北道中尊寺Pで、まさかの岩手にビックリ。そこから田園風景の中、登山口へと向かう。平日ながら、すでに中沼登山口Pはほぼ満車状態。なんとか端っこに駐車スペースがあり停められた。後続の地元男性と、やぁ良かったね~、ギリギリセーフと挨拶をかわし、初めて来たことを伝えると、色々と見どころを教えてくれて身支度を済ませて出発。すでに殆どの登山者は出発済みで、この日の最終集団で登ることとなった。お陰で、お花畑もノンビリ眺めたり、写真を撮ったりと、周りを気にせずゆったり過ごせて結果オーライ。 手入れの行き届いた急坂を登り上げると、焼石岳が見渡せる中沼へ、沼から沢沿いに進み上沼へ。その先の銀明水避難小屋までは、甘い香りの水芭蕉、リュウキンカ、シラネアオイ、サンカヨウなど、お花がずっと咲いており、次から次へとお花を見つけては、もうハシャギっぱなし。 避難小屋から先は、水芭蕉を横目に残雪を踏みながら進めば、ハクサンイチゲやチングルマが出始め、姥石平ではお花畑が一面に広がり始めた。焼石岳山頂では、秀麗な鳥海山を眺めながらノンビリ昼飯を楽しみ、続くハイライトとなる東焼石岳ではハクサンイチゲ大群落、ヒナザクラやユキワリコザクラ、ミヤマシオガマと、まるでアルプスのようなお花畑に、もう幸せ過ぎる一日を過ごし、お花畑を後にした。 下山後は、温泉で汗を流して疲れを癒し、水沢市街へ出て夕飯を済ませて帰路についた。自宅に辿り着いたのは翌日の深夜2時を回っていたが、ホント夢のような一日でした。 ◆装備メモ◆ 靴:ハイキングシューズ(サロモン)+ゲーター(モンベル) 衣類(上):Tシャツ+アンダー(CRAFT)+アームカバー+サンバイザー(サロモン) 衣類(下):半パン(サロモン)+スポーツタイツ バックパック:36L(グレゴリー) ◆そのほか◆ ・国道から砂利の林道約20分、駐車場はMax40台とのこと。この日はギリギリセーフでした。 ・レインウェア、ライトシェルなど持って行ったが利用せず。ゲーターは有った方がイイ。 ・気温が上がり、風が無いところではブヨが目立つ。相方は防虫ネット。 ・よく整備されたハイキングコース。途中、残雪を踏むがアイゼンなどは要らない。 ・登山口にトイレあり。銀明水避難小屋内に綺麗なトイレあり。銀明水は冷たくて旨い水。 ・下山後、温泉は一番近い、焼石岳温泉ひめかゆを利用。
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