剣山 〜 次郎笈 西島駅から周回(行場コース 〜 遊歩道コース)

2021.06.11(金) 日帰り

活動データ

タイム

02:09

距離

5.2km

のぼり

571m

くだり

563m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 9
休憩時間
0
距離
5.2 km
のぼり / くだり
571 / 563 m

活動詳細

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四国へ百名山ハシゴの旅に訪れました。 車中泊の一泊二日、初日は高松空港から剣山、二日目は石鎚山から高松空港という弾丸スタイル。 石鎚山の修験の道を歩くことが一番の目的になります。 1週間前から天気予報は初日は曇り、2日目は曇り&雨といった感じ。 最後まで変わらずだったので、絶景はあまり期待せず、歴史ある道を歩けることを楽しみにすることにしました。 9時に高松空港へ到着し、レンタカーを借りて向かいます。 早速言っちゃいましょうか。 噂通り、美馬から登山口への道がヤバ過ぎです。 (皆さんの嫌いな?)すれ違いが大変な細い山道が約30キロ続きます。 Googleマップでは1時間強ですが、WRCこと世界ラリー選手権並みに飛ばさないと1時間では着きません。 慣れないレンタカーのマーチだったので疲れまくりでした。 夜中は対向車のライトがあるからわかりやすいですが、朝早く行ってもリフト動いてないし、 夜が明けると対向車が増えてわかりずらいしで難しい問題ですね。 剣山への登山は美馬から始まっています。。。 運転を含めれば7、8時間になるので、ほぼ上級者の山です(笑) 私的には剣山登山の本質と言っても過言ではないです。 くれぐれも運転技術(飛ばす訳ではなく)、体力、メンタルを鍛えてからチャレンジして下さい。 12時スタートなのと、本番の石鎚山に疲れを残さない為に、リフトの力を借りて登ることにします。 リフトに乗るのは、後立山連峰縦走後の八方尾根の下り以来でしょうか。 余談ですが、長野オリンピックのスキーのジャンプ台がすぐ近くと知り、 この日の絶景とはかけ離れた猛吹雪で中止になりそうなところを、 テストジャンパーたちが命懸けで飛んで、日本の逆転金メダルを引き寄せたエピソードを思い出したり、 あの時の日本チームのメンバーはこの斜面を見ながら、どんな想いで飛んだんだろうなんて思いを馳せていたら、 不覚にも涙が溢れて来ました。 快晴の昼間に緑の斜面とミニチュアのような麓の街並みを見ながら、 よくそこまで想像力が湧くもんだなと自分に呆れました。。。 剣山も石鎚山同様に修験の山ですが、 お目当てはなんといっても次郎笈への稜線歩き。(剣山にはすみません) ガスが少ないことを祈ります。 登山は手短に。 ・リフトで登れることもあり、非常に整備の行き届いた初級者向けの登山道です。  往路の行場コースと復路の尾根道コースは多少ガレた道で石ころだらけの沢の下を通るので、軽く注意を。 ・剣山の山頂到着時はガスガスで視界30mと悲しくなりましたが、  風もそこそこあったのでガスが抜け、それなりに満足出来る景色は見ることが出来ました。 ・リフトはベルトが付いておらず、下りでは足から地面や防護フェンスまでの高さが気になり、かなり怖かったです。  対策は目を瞑る、下を見ないくらいしかなさそうですが、高い所が苦手な方は頑張ってください。 リフトを使えば登山と言うよりハイキングなので、誰かとお喋りしながら、 いつもより豪華な山ごはんを作ったりすると楽しそうです。 素晴らしい山でした。また絶景の日に伺いたいと思います。 最後に気になったことというか、気付いちゃったことというか、めんどくさかったことというか。 剣山山頂から次郎笈に向かって降っている時の話です。 次郎笈へ向かう稜線上は500mと300m先に単独の男性が先行中で、 剣山方面に戻ってくる方はグループ女性と単独男性という非常に空いている状況。 やっぱ平日の登山は最高だな~なんて思っていたところ、 300m先の30代くらいの男性に不審な動きを感じました。 そこから100mくらい進むと再び同じ動きを。 どういう動きか説明しますと、一旦後ろを振り返り、前を向いた瞬間に歩く速度を上げるというもの。 わたくし一回目から気付いちゃってましたけどね。 抜かれたくない病 もしくは 挨拶したくない病 の方なんだなと。。。 周りの人に親切にする為の行動なら大歓迎ですが、迷惑をかける行動はやっちゃダメですよね。 もうさ~、こんなリフト使ったハイキングみたいな山で抜いたとか、抜かれたとか止めてくださいよ~。 しかも身軽なトレランやファストスタイルでもなく、 普通の登山者スタイルの方がそんなこと気にしないでくださいよ~。 こちらだって地元の低山みたいにあくせくトレーニングしてる訳じゃないんだからさ~。 抜かれたくない、挨拶したくないなら、人が沢山来る百名山ではなく、誰も来ないマイナーな山を登って下さいよ~。 追い抜いたら、追い抜かれたら、すれ違ったら横に逸れて挨拶する。 人の眼に障る、気に障るようなことして、邪魔をしない。 普通のことを普通にやる、ただそれだけなんですけどね。 ※この「普通は」、「普通に」という言葉、  普段は口に出さないように気を付けているのですが使っちゃいました。  なぜなら、私が理想とする人間は「普通に美味い」、「普通に凄い」なんて言葉は  絶対に使わないと思うから。  また「普通はこうだ」みたいなことを言う人に限って、  「お前が普通を語るなよ」という客観的に自分を見れていない方ばかりだからです。 私の持論として、悔しがることが出来るのは努力を重ねた人だけに許される権利というものがあります。 そもそも、この男性は抜きつ抜かれつスタイルの登山をしていないし、 求めてもいないし、努力もしていない訳じゃないですか。 何も悔しがる、恥ずかしがることないのに、一体何が気に障るんでしょうかね。 今まで何人もこういう人を見て来ましたが、(残念ながら?)100%男性です。 私の研究によると、この手のタイプの男性が取る行動は ①数m避けれる場所を見つけ、私に背を向けて立ち止まり、写真を撮ったり、  補給をして、私に気付かない振りをする。(80%)  横を通っても100%挨拶もして来ませんし、  こちらが挨拶をしても聞こえないふりをする方がほとんどです。 ②山頂や休憩所等の広いところに出るまで粘り、人込みに紛れる。(10%) ③粘りに粘って疲弊し過ぎて立ち止まる。(10%) という3つのパターンに絞られます。 次郎笈の山頂は狭そうなのと人もいないので②は不可、 ③をやるほど根性もなさそうなので、今回は①と予想しました。 左手は次郎笈への直登、右手は次郎笈の奥へ伸びているトラバース道という分岐に差し掛かり、 「あれ、そろそろ追いつくはずなのに急に見えなくなったなあ」と思ったら。 例の男性は右手のトラバース道に5m入ったあたりでしゃがみ込み、 藪の中の植物だか虫だかの写真を撮っている様子。 旅の前に次郎笈へ向かう方の活動日記を私が見た限りでは、 左の直登をピストンするか、 左の直登から次郎笈を越えて右のトラバースで戻ってくるものしか見たことがありません。 「へえ~、右のトラバースから次郎笈へ戻りながら登る人もいるんだな~」、 なんて騙されるほどバカじゃありません。 「どうせ私が過ぎたら左の直登ルートに戻って来るんくせに~」、 と30mくらい登ったところで見ていると案の定。。。 まさか私が降り返っているとは思っていなかったようで、もう一度写真撮影に戻ります。 もうほんとめんどくさい。私、何か悪いことしましたかね? ブチ切れそうですが、気持ちを切り替えて登山に戻ることにしました。 しかし今日に限ってはこのままでは終わりません。 次郎笈への稜線の絶景、振り返っての剣山への稜線の絶景が拝めていれば、 次郎笈の奥へ進みトラバースから戻る為、男性とは合わない予定でしたが、 今日はまだ満足する景色が見れていない。 トラバースを歩いている一瞬だけガスが抜けたら、絶景を拝むチャンスを失うかもしれない。 そう思うと直登ルートを戻るしかない。 戻ると男性とすれ違ってしまうというジレンマに陥るのです。 それでも絶景を拝むチャンスを逃したくないので、直登ルートをピストンで戻ることにしました。 こんな人に道を譲られるのは癪なので、10m前から道を譲ろうと立ち止まっていると、 これまた私の5m前で立ち止まり、剣山を振り返って写真を撮り始める始末。 「私は写真を撮るのでどうぞ」とか、「すみません、ちょっと休憩します」とか言えないもんですかね。 ほんとめんどくさい人がいるもんだと呆れてしまいました。 まあ、男性の中でも100人に1、2人の確率なので、ごくごく一部なのですが、 こういうくだらないことで意地を張るのは男の悪い癖だったりするよなあ、 これから自分も気を付けようと思ったものでした。 先週のように落石から命も守れますが、ストレスも増える。 注意力が高いのも考え物ですね。。。

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