活動データ
タイム
22:21
距離
22.5km
のぼり
2186m
くだり
2155m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る昨年8月の北鎌・負傷・敗退から10ヵ月、久々の北アルプス遠征です。 大阪は、緊急事態宣言中なので遠征には躊躇しましたが、梅雨の中休み・晴天が続くとのことなので、今一テンション低めで自宅を出発!名神高速を走る頃からこれから登るのだという気持ちになりました(笑) 新穂高の無料駐車場から槍ヶ岳日帰り予定で、ヤマッパーの多くの方がAM3時頃に出発されている事を参考に自分の体力からAM0時に出発しました。 駐車場にはPM6時に到着し仮眠をしましたが、歩き出すと眠たくてたまりません。ナイトハイクはそんなに寒くはなかったのですが、槍平までは真っ暗でした。滝谷の渡渉では周りが見えないので困りましたがなんとか渡渉できました。 槍平到着時点でかなり疲労していました。久しぶりのナイトハイクはキツかったです。 取り敢えず行ける所まで登って、途中で引き返すことも考えて出発しました。 白出沢から槍平までは所々で短い雪渓のトラバースがありますが夏道です。槍平を出発後もしばらくは夏道です。飛騨沢の宝の木の下部からようやく雪渓が出てきます。 雪渓歩きは、朝早いので雪がしまってアイゼンがよく効き歩き易かったです。 トレースは前日登られた方(前日に登られて山頂でテン泊、下山されて来た滋賀からの2人組の方と途中で交差しました)のトレースのみ、そのトレースを頼りに登りました。 しかしながら、雪渓上部の斜度が増す頃から日頃のトレーニング不足が出てきて、へとへとになり一気にスピードダウン、10歩歩いては休憩、その連続でなんとか雪渓を登りきりましたが、次に飛騨乗越までの夏道が続きます。そして飛騨乗越から小屋までが長いこと長いこと、完全にバテてました。 予定ではAM10時に小屋に到着出来れば、穂先に登ってAM11時には下山開始、明るいうちに駐車場に戻れる予定でしたが、到着したのは大幅に遅れてPM0:15ダメです。 穂先に登らず下山しようとも考えましたが、下山する足が残っていません。 小屋は事前予約をしていませんでしたが、下山時にあった2人組の方から前泊は、小屋泊りが2名程、テン泊が2張りとのことだったので、予約無しで泊めて頂けるかお聞きしたら快くOKで有り難いことです。 40年降りの小屋泊り(今まではテン泊ばかりでした)、宿泊者は7~8人でした。夕食はハンバーグ定食・味噌汁、ごはんとお味噌汁はおかわり出来ました。感激!(テン泊ではろくなものを食べていませんでした) 夜もお布団で温かく眠れました。部屋は真ん中に廊下、左右に二段式、混雑時には各段に布団を5枚は敷けて10名は寝るところ、たぶん1部屋で40人は泊まるのでしょうね。そこにこの日は3人だけ、蜜を避けて離れて寝ます。 コロナ対策は万全で、常にマスク着用、消毒液が各所に(トイレにも)ありました。食堂では、一人一人が間隔をあけて座り、もちろん会話はありません。ちなみに朝食は3人だけでした。 山のレポに戻って、部屋でPM3時前まで一休みした後穂先に、山頂では1人でした。快晴で360度のの眺望は最高でした。(無理して下山していると見れていませんでした) 今回の山行では、体力の無さが露呈し課題となりましたが、ゆっくりと頂上での時間が持て、ゆっくりと山を眺めることができました。 そして、いつもは他の登山者との会話も少なく時間に追われて下山しますが、幾人かの登山者とお喋りが出来ました。 小屋前ではテン泊のTomatoさん(ヤマッパー)と山の色々なお喋りが出来て楽しかったです。 また、小屋の部屋では、富山と名古屋の2人組の方ともお喋りが出来て楽しかったです。 時間に追われないゆっくり登山も、苦手意識が強かった小屋泊りもいいかなと思いました。ただ、小屋泊りはこの時期で宿泊者少なかった事もあったのでしょう。 快適な小屋泊りをし、翌日はAM6時に出発、飛騨沢の上部雪渓は傾斜がキツイので、千丈沢乗越経由で下山することにしました。千丈沢乗越までは夏道、千丈沢乗越から千丈沢乗越分岐までも半分は夏道でした。 前日に千丈沢乗越からの下山道を確認していたので千丈沢乗越経由を選択しました。 千丈沢乗越分岐から下部の雪渓は斜度が緩く快適な雪上歩行ができました。ただ、夏道への入口を見失わないようにピンクリボンをよく見て下る必要があります。 飛騨沢の雪渓の切れる所から槍平までには所々で雪渓をトラバースする箇所があり、夏道を外さないようにピンクリボンには注意が必要でした。アイゼンは雪渓の最下部で外してもトラバースは大丈夫でした。 後は、苦手な槍平から白出沢までの道程と白出沢から新保高バスターミナルまでの林道歩きです。 この区間は、いつもいつも苦手で中々克服できません。 槍の肩の小屋からバスターミナルまで5時間20分でしたので、まあまあでした。 やはり課題は、体力の強化、体力の強化がそこそこ出来ると日帰りピストンの出発時間をAM2:30頃には出来ると思います。 今回は、小屋泊りが出来て、ゆっくりと山を楽しめた山旅でした。幾人かの方とお喋りが出来て楽しい山旅でもありました。このような山行もいいな! 長々とレポすみません。久しぶりなので(笑)
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